汚れた漆喰外壁と木部の塗りかえ事例(千葉市)
*工事完了写真 (きれいになった漆喰の白壁と木部 黒塗装)
千葉市のB様邸は 築15年の戸建て住宅
外壁は、和漆喰(国産メーカー)塗りと杉板張り塗装仕上げです。
*施工前の状況
漆喰部分は全体にチョーキング(粉ふき)、汚れがめだち。
随所にひび割れが発生しています。
グレーの部分は、黒いカビが発生しています。
杉板部分は、塗装の色褪せで撥水効果が弱くなっていました。
のら猫が爪とぎをして傷ついています。
現場を調査確認の後、以下の流れで施工をご提案しました。
① 全ての漆喰を剥がします
② 高圧洗浄で汚れを掃除します
③ 浸透性シーラーによる下地の保護
④ モルタル下地 ベースコート塗り+ひび割れ防止のグラスファイバーネット伏せこみ
⑤ Stoプライマー塗布
⑥ Stoロータサンk1.0鏝塗り仕上げ
⑦板張り部分は、洗浄・ペーパーかけしたのち再塗装仕上げ
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【 足場設置 】
今回の施工範囲は、道路に面した西面と南側
足場が出来たところで、屋根や破風などの点検調査を行います。
屋根・換気口とも ガタつきなどありません。
雨樋の中もチェック
枯れ葉やごみがたまって詰まってはいないのを写真に撮って
あとで施主様に確認してもらいます。
破風は木板に白ペンキ塗装、虫食いや風化はしていないものの
劣化が進んで あちこち剥離しているのでケレン作業が必要です。
アンテナが倒れ掛かっていたので、調整させていただきました。
最後に、防塵ネットを張って足場完成です。
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【 漆喰剥がし 】
すべての漆喰を剥がします。
当時の建築記録には「フジカワ建材の漆喰」と記載されていました。
軒ひさしの下の部分は、硬くて スクレイパーを持つ手に力が入ります。
15年経過していてもしっかりとモルタル下地に付いています。
手作業では歯が立たない場所は、機械を使ってサンディングします。
近隣のお車にはカバーをかけさせていただきました。
また、風向きによって干しているお洗濯ものに白い漆喰の粉が舞うことがあり
申しわけありません、大変ご迷惑・ご不便をおかけします。
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【 高圧洗浄 】
残った粉を掃き掃除したのち、
屋根・壁面を高圧洗浄機で水洗いします。
木部も汚れを洗い流します。
この後、窓ガラスの拭き掃除をして養生テープ貼りをします。
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【 シーラー塗布 】
洗った壁が乾燥してからプライマーを塗ります。
下地のモルタル層に浸みこんで強化する 役割があります。
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【 塗装作業 】
壁の漆喰塗りに入る前に 塗装屋さんに入っていただきます。
破風のケレン
破風と、軒天、板張りと それぞれに合わせた木部の塗装材料。
お世話になっている坂林塗装さん
丁寧な仕事で定評があり、お客様には「頼んでよかった」と言われ、いつも感謝です。
壁塗装は終わって、ウッドデッキ塗装は足場撤去後に残します。
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【 Sto シュトー仕上げ塗り 】
・ベースコート・ネット伏せ込み
・Sto プライマーのローラー塗布
実は、仕上げの前に 2工程あるのですが、記録写真がなくて申し訳ないです。
仕上げ材 は ドイツ漆喰 Sto シュトー
ロータサンK 1ミリサイズの骨材が入ったタイプ
ペースト状になっているので、水を少し加えて 撹拌したらすぐ塗ることが出来ます。
鮮やかな 黄色の缶は お客様から「かわいいので空き容器を欲しい」といわれます。
仕上げは、チームワークが大事。
先行して塗り付ける職人と、
おいかけて押さえる職人の息があってこそ きれいな仕上がりになります。
Sto シュトー 鏝塗りの仕上がり こんな感じです。
ポストのカバーも塗装屋さんがきれいにしてくれました。
*下が施工前の写真です。
最後に足場撤去後、すべての工事が完了した時の写真をご紹介します。
*手前の木製の物入は お客様が塗り替えするそうで、手をいれていません。
お客様より メールでメッセージをいただきました。
外壁が大変きれいになり、とても嬉しく存じます。
御社にお願いして良かったです。このたびはありがとうございました。
外壁の漆喰の外壁汚れで お悩みのみなさま。
漆喰は 漆喰専門の左官屋のプロのお店ご相談ください。
ちなみに漆喰なのか、別の何の材料なのか わからない・・・場合は、
まずは建築を担当した工務店の大工さん・監督さんにお尋ねください。
材料が何かわからないと左官屋でも対応できない場合があります。
最後までお読みいただきありがとうございましたました。
八幡工業 ナチュラワイズ 斎藤のご報告でした。
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