ここは家族の居場所
突然ですが、はじめまして♪
2016年5月からナチュラワイズのスタッフに加わりました新人の宮原です。
もともと漆喰には興味があったのですが、
ナチュラワイズで見たカルクウォールの美しさに惹かれ入社いたしました。
漆喰のこと、左官のこと、DIYのこと、まだまだ勉強中です。
時々ブログも書かせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
というわけで、今回は塗り壁DIYサポートのご報告です。
三鷹市のM様邸、ご夫婦と2人のお子さんの4人家族のお宅に伺いました。
仕上げはスイス漆喰カルクウォールです。
施工個所は1階の玄関ホール、リビングの一部、和室、そして2階の主寝室。
DIYで壁を塗るにあたり、初日と最終日にサポートに伺うお約束をしました。
自分たちで出来るところは、ほぼ塗り終わったとの連絡を受け、
今日はむずかしい場所をふくめた、2回目のサポートです。
主寝室のニッチのある壁がまだ手をつけていないとのことなので、
そこからサポート開始です。
全体はコテラフ仕上げですが、寝室では布団が壁に触れることも想定されるので、
ニッチより下は引っかかりがないよう押さえて仕上げ、
ニッチより上はパターンを強めに仕上げることを提案させていただきました。
水彩画を学んでいた奥様は、今日は筆を鏝に持ち替えて、
絵を描くように壁を塗っていきます。とてもお上手です。
ジョージア・オキーフという画家がお好きとのこと。
オキーフは絵も素晴らしいですが、その暮らした家もとても素敵です。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/08/georgia-okeeffe-2-houses_n_8936734.html
さて次はニッチです。
DIYでニッチを塗る場合は、まず左右、上下の側面を塗り、
最後に奥の順番で塗ることをオススメしています。
側面は幅が狭くて、慣れないとどうしても鏝を動かしづらく、
奥を先に塗ってしまうと、側面を塗っているときに奥に鏝が当たって
せっかく塗ったところに傷をつけていまいがちなためです。
必ずこの順番で塗らなくてはいけない、というわけではありませんが、
きれいに仕上げるために、難しいところは先にやっつけてしまいましょう!
ニッチは3つあったので、私もニッチの一部を塗らせていただきました。
それぞれが塗ったニッチの前で、はいポーズ♪
塗り終わったのがこちら。
天窓から差し込む光に照らされた昼間の壁と、
スポットライトに浮かび上がる夜の壁、
さまざまに表情を変える壁がとっても素敵です。
この壁は『オキーフ仕上げ』と名付けさせていただきました。(笑)
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お昼を挟んで午後は1階の仕上げです。
1階はほとんど塗り終わっているので、M様の気になる箇所を中心にチェックしていきます。
まずは出隅。
ちょっと引っかかりがあるので、壁が削れたりしないか心配とのこと。
もう乾いているので、簡単な方法としてはサンドペーパーで削ってバリを取ります。
こんな感じ。
次は入隅。
少し空いているのがわかりますでしょうか?
乾いた後でも鏝の先端でもう一度押さえてあげるときれいに収まります。
チラッと見えているのはトメサラエ鏝と言って細部の押さえ仕上げに使います。
写真がわかりづらくてスミマセン。(笑)
次はもうちょっとうまく撮ってきます。
あとは施主様がどうしても上手く塗れなかった所をこちらで手直しさせていただきました。
仕上がりがこちらです。素敵ですね~。
玄関ホール
リビング
和室
今日立ち会っていただいたのは奥様だけでしたが、
主寝室の大きな壁はご家族全員で塗ったのだそうです。
大変だったけどいい経験・
「壁がこんなに可愛いなんて思いませんでした」
そんな風に言っていただけてこちらも感激です!
漆喰の壁に包まれて、
素敵なお宅で素敵な奥様と一緒に作業できて、
ありがとうございました!
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