つくばの白さの変わらない 不思議なお家
この白い家はスイス漆喰カルクウォールの外壁工事を
数年前にさせていただいた つくばの住宅展示場内のモデルハウス
グラウンドホームさんの手がけた大きな住宅です。
何年かぶりに見に行って安心しました~。
木部は若干の日焼けや経年での自然な劣化が見受けられましたが
スイス漆喰の白い壁はひび割れもなく、白さも持続していました。
実はこの住宅をご覧になったお客さまが、仕上がりをとっても気に入ってくださり
別の工務店を通じて「我が家の仕上げはスイス漆喰で!」 というご指定をいただきました。
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ここからが今回ご紹介する施工事例です。
2015年1月、つくばの新興住宅地に建つ在来工法の2階建ての現場。
お施主さまを通じて、地元のマルミヤ木材さんの工事に参加させていただきました。
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実は、このお家のお施主さまご夫婦は さきほどの住宅展示場内の近所に住んでいらして、
ず~~とこのモデルハウスの外壁が気になっていて、「白さのヒミツを知りたい」 と
着工前の2014年夏にナチュラワイズのショールームを訪ねてこられてました。
いろいろご説明させていただき、ほかの材料も比較検討していただきながら
結果的に、汚れに強く、白さの衰えないカルクウォールに決めていただきました。
この日は、下地のモルタル塗り工事から1週間後の
スイス漆喰のパターン確認のお約束の日。
お客さまご夫婦、工務店の監督さんと社長さんが朝から立会いにお越しいただきました。
2枚のボードをご用意して、二人の仕上げ職人さん(江端職長、平野職長)が
それぞれ自慢のパターンをその場で塗り、ご覧いただきました。
できあがった見本パネルを本日施工予定の玄関脇の壁に立てました。
その家の環境を考慮して、塗りパターンをご提案していきます。
たとえば以下のようなポイント
1. 採光 =建物の方角によって一日の太陽の動きを考えます。
塗り壁は明かりの使い方次第で表情がグーッと引き立つので大事です。
2. 通風 = 風の通り道を考えて塗り方を考えます。
たとえば造成地の場合、風とともに運ばれてくる土埃などが付着しにくい仕上げ方にします。
3. 季節 = 四季を通じてその家の作りに合うように考えます。
雨の時期は乾きやすいように、冬の積雪の影響を受けないか・・・など。
パターンが決定したら3人がかりでカルクウォールを塗っていきます。
前日のうちに専用下地材塗りは完了してありますので、みるみる内に塗り上がっていきます。
キャットフェイスパターン仕上げ
材料を塗ったらローラーで模様をおこし、再び鏝で程よく押さえることで品良く仕上がります。
奥様が職人さんに話しかけています。
コミュニケーションとりながらお客さまの希望にこたえていきます。
工務店の監督・土子さんと宮内社長
お客さまの満足な様子に喜んでいただけました。
よっ 乙女左官・田原亜沙子さん! お施主さまご夫妻との 堂々の3ショット。
みんな晴れやかな笑顔です。
今度はこの家が
「何年たっても白さの変わらない 不思議な白いお家 」
としてうわさになることでしょう。
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