左官で魅せる 老舗割烹のリフォーム(完結編)
2017年 八幡工業・ナチュラワイズがリフォーム工事を監督させていただいた
神楽坂 割烹「め乃惣」さま リニューアルオープンしました。
http://www.menosou.com/
表通りから石畳の路地を少しを入ったところ
目抜き通りの喧騒から離れ 落ち着いた佇まいの老舗店です。
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おもて構えについては前編にてくわしくお伝えしました。
https://www.naturalwall.jp/?p=3517
店内の様子 カウンター編は
https://www.naturalwall.jp/?p=3516
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みどころはまだまだたくさん。
今回は工事のビフォアーを振り返りながら
アフター:厨房の変化・個室の漆喰、そして床の特殊仕上げとつづきます。
さて、現在の板長である萩原淳二さんから工事のお話をいただいたのは平成28年の夏。
八幡専務と萩原さんが高校の同級生というご縁で相談を受けたのがはじまり。
*第一回目のお打合せ、左から施主・萩原さん 大工・小川さん 八幡専務
(ちなみに三人とも 「2代目」というわけで、気持ちも通じ合いました)
もともとお店の作りはしっかりしていて、当時の大工さんの仕事も丁寧。
内外とも 塗り壁にしっかりとした木の建具、
経年で傷んだり汚れたりはしているものの大事に使い込まれているので、
かえって味わいが深まっているという老舗の風格を感じました。
※ 工事前の個室
※ 工事前のカウンターの様子
なのですが、さすがに十数年経つと 水漏れのどの不具合が起きたり
客席床のタイルの割れや壁・天井も補修の必要があり、
このさい厨房の機器や水回りの使いにくさも解消したいという希望でした。
※ 工事前の厨房の様子
また、施主・萩原さんとしても お父様から引き継いだお店を
さらにきれいにして 清潔感ある店内に生まれ変わらせたいという思いで
工事期間は思い切って 一か月間のお休みをとってくれたのです。
※ 最初の外構えのプラン
◎ 完成後 玄関の佇まい
渋い黒板塀の中、土壁の外壁は鏝塗り仕上げ
※ もりだくさんの内装のプラン
(張り切りすぎて 左官のボリューム満点でした・・・)
◎ 完成はスッキリこうなりました。
※ 工事前の床タイル ところどころ剥がれて椅子ががたつく部分も・・
カチオン系の下塗り材を鏝で塗り伸ばし
日本化成のデコリエ という薄塗り材で仕上げました。
この材料の画期的なのは
『 下塗り材から上塗り仕上げまでワンデイで納められる 』!!!
乾いたら椅子の足擦れやハイヒールによる傷の心配もないのです。
◎ デコリエ(グレー色)による既存タイル床の補修が完成
鏝でおさえた自然なラフ感が 純和風からモダンテイストに変身
翌日、トップコートをかけました。
今回は 撥水のSタイプを塗ったのち、耐油の Pタイプも塗ってダブルで保護します。
八幡工業はメーカー講習を受けた証しである
Decolieライセンス を取得した正規の施工会社です。
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個室の天井 既存 板張りを外しむきだしになりました。
その後、大工さんに石膏ボードで下地を貼ってもらいました。
個室の壁は 高千穂シラスの 白州漆喰のフラット仕上げ
*施主が見守るなか 天井を塗っています。
電気の傘も変わり、個室の完成です
大工さんによる特製テーブルは木曽ヒノキの天板
ビフォー
アフター (木曽ヒノキの耳付き一枚板)
厨房の白いタイルは 和風モダンに張り替えました。
きれいになったところで
最後に神棚を並べなおして いよいよ開店準備です。
開店 おめでとうございます。
「さあ、きれいになったお店に負けない
美味しいお料理を提供しなくては!!」
気合をいれて 厨房に立つ 萩原さんと女将さん
お父様からの長いお付き合いの 常連のお客様にも喜ばれ、
これからいらっしゃる若いカップル やランチご利用のみなさまにも
末永く愛されるお店になることを切にお祈りしています。
左官で魅せる 老舗割烹のリフォーム(中編)
神楽坂 割烹「め乃惣」さま
http://www.menosou.com/
表通りから石畳の路地を少しを入ったところ
目抜き通りの喧騒から離れ 落ち着いた佇まいの老舗店です。
大規模改修工事を八幡工業がメインで担当させていただき
2017年3月1日よりグランドオープンしました。
おもて構えについては前編にてくわしくお伝えしました。
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=14547
今回は店内の様子をご案内しましょう。
カウンターでお出迎えしてくださったのは
女将さんと厨房をあずかる二代目である息子の萩原淳二さん
入口からすぐに目につく額装の色紙
大女優 水谷八重子さんの書
さて、ホームページの説明によると「め乃惣(めのそう)」の名は
明治の文豪 [泉鏡花]の代表作「婦系図(おんなけいず)」に
登場する江戸前の魚屋「め乃惣」に由来するという由緒正しい店。
この小説のモデルとなったのが初代・萩原徳次郎さん
泉鏡花先生に義侠と料理を愛され、神楽坂に料亭「うお徳」を創業。
現在の店主・萩原哲雄さんは実はこの歴史のある料亭「うを徳」の次男で
現在「うお徳」は長男があとを継いでいて、ここ「め乃惣」は昭和51年に開店。
昭和51年、当時神楽坂は、黒堀の料亭全盛期であり、
カウンター割烹が無い時代でした。
いちげんさんお断りの「うお徳」の料亭の味をカウンターで
気軽に味わって頂きたい思いから、うを徳の支店として
小割烹めの惣が開店いたしました。
うを徳 二男、萩原哲雄さんが平成10年に独立したさいに
店名を[め乃惣]に改名。
そして平成10年5月、萩原哲雄さんはテレビ番組[料理の鉄人]に挑戦。
そこで見事勝利を収め[め乃惣]としての船出を飾りました。
その時、メニューに取り入れた[海老しんじょ]は、
今でも絶大な支持を得ております。
いやはや、このような名店のおよそ15年目の改装を任せられ
左官屋の腕がなります。どころかちょっとビビります。
でも、料理の味に負けないよう、塗り壁・天井・土間仕上げと
持てる技術をフルに活用してがんばりました。
木曽ヒノキの分厚い一枚板カウンター
この下がり壁は 『版築クレド』
突き固めて作る版築ではなく、版築のテクスチャーを鏝塗りで再現する
版築風の左官仕上げです。主成分は天然真砂土と京サビ土
あらかじめバッカ―材で仕切りを作り
4段階にわけて塗り付けていき、徐々に顔料が濃い材料が
グラデーションになるように計算して仕上げました。
八幡社長も参加して、掻き落とし仕上げ。
しかも鎧状におよそ10ミリの段差がついていくという緻密な作業です。
中央を飾るのは サプライズプレゼント
店名[め乃惣]の文字が浮き上がった モルタル造形の擬木
木目は八幡専務が担当
一日かけてじっくりと木目を刻み、彫刻しました。
造形完了後、エイジング塗装を施します。
そして、緻密な作業が大好物‼? の 長塚主任が
一文字ずつ心を込めて 漆喰で白く盛り上げていきます。
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いかがでした。
みどころはまだまだたくさん。
厨房・個室の漆喰、そして床の特殊仕上げとつづきます。
この様子は、次回ご案内することとしましょう。
左官で魅せる 老舗割烹のリフォーム(前編)
3月1日よりグランドオープンしました
神楽坂 割烹「め乃惣」さま
http://www.menosou.com/
大規模改修工事の監督を八幡工業がメインで担当させていただき
2月のひとつきを様々な業種の皆さんとともに施工させていただきました。
かかわったみなさま、大工さん、電気屋さん、水道屋さん、
ガス屋さん、塗装屋さん、タイル屋さん、植木屋さん
そして弊社・左官 皆様 ありがとうございました。
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表通りから石畳の路地を少しを入ったところ
目抜き通りの喧騒から離れ 落ち着いた佇まいの老舗店です。
さて、今回は左官屋目線でご紹介させていただこうと思います。
まず目に飛び込んでくるのは真っ白な暖簾
その暖簾の下にひっそりと ある「置き行燈」に注目
これは、京都の城陽砂・真砂土に藁と白セメントを合わせ
版築状に色分けして固めたのち掻き落とし仕上げした
オリジナル左官仕上げの行燈なのです。
雨に濡れるとしっとり濡れ色になってこれまた風情があります。
中ではロウソクの炎が風で ゆらめいています。
(実はLEDの特殊照明でゆらめくタイプの製品を組み込んだ作品です)
掻き落とし仕上げをしている様子
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そして、その隣には格式のある日本料理のお店になくてはならない
そう、「坪庭」です。
坪庭には、「つくばい」 が必要です。
なので、左官で作っちゃいました。
存在感ある手水鉢風、木のオブジェ(モルタル造形)が鎮座する
板囲いの塀で区切った半畳ほどの空間。
打ち水をすると、こんなしっとりとした構えになります。
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庭には苔をいけ込み、玉砂利を敷き込み、紅葉が植えられました。
壁は 置き行燈と同じ京都の城陽砂・真砂土に藁と白セメントを合わせ
温かみのある塗り壁に仕上げました。
木のオブジェは造形担当がモルタル彫刻を完成、
その後 ペイントチームがエイジング塗装仕上げをしている様子
路地の片隅に「わび・さび」が感じられるよう
少し古びた風合いにエイジング塗装しています。
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この木のオブジェ(モルタル造形)を上から見ると
なんと、切株の中は水をたたえた手水鉢になっています。
切り株の中からはほのかな明かりとともにポコポコと水が湧き出ています
あふれた滝の渓流は 涼やかな金属質の響きを奏でながら
洞から根の方に吸い込まれていきます。
⇒ こちらで動画が再生できます。
水の音もお聞きください。 menoso
本物の石と植物、モルタルの特殊造形でつくられた
オリジナルの擬木+水琴窟による音と明かりは
ミスティーでしっとりとした癒しの庭を演出します。
いかがです、お店の中もご覧になりたいでしょ。
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店内の様子は、次回じっくりと
ご案内することとしましょう。
第21回プロセミナー「左官と漆喰」を学ぶ集い を開催しました
こんにちは ナチュラワイズの清水です
2017年3月29日(火)に 建築に関わるプロ向けの講習会
第21回 プロセミナー「左官と漆喰」を学ぶ集い を開催いたしました。
https://www.naturalwall.jp/event
イケダコーポレーションさまと共催しているこの企画、
今回は 工務店・リフォーム会社・不動産管理会社など5社
女性4名、男性4名さまのご参加をいただきました
寒い中 お集まりいただきありがとうございました
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まずは参加したみなさまに、実際に漆喰の壁をご覧いただくため、
施設内のショールームやカフェのみどころをご案内いたします
この日はとても冷たい風が吹いていましたが、皆さん寒さも忘れて
外壁にほどこした大きな看板の左官仕上げに釘づけです
正面右側の壁にある擬木造形の説明に「うわ~素敵~」と感嘆の声!
左側の造形彫刻には「本物の石にしか見えない~」と驚きの声!
カフェサンワイズに移動してまたまた写真撮影 ♪
白が基調の素敵なカフェに皆さんうっとりw
ランチタイムはこちらのお部屋を貸し切りで楽しんでいただきます。
ショールームに移動した時にはもうシャッターの連射と質問の嵐でした♪
たくさんの塗り見本
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講習会
第1部「塗壁と漆喰の基礎知識」
第 2部「施工の注意点 徹底講座」
イケダコーポレーションの高橋さんと八幡工業・齋藤とのかけあいで
およそ2時間みっちりと左官材料の説明やトラブルに備えた施工方法など
勉強していただきました。
途中ティータイムを設けながら進んで行きます
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おまちかねランチタイム!
皆さまには隣接するカフェサンワイズに移動して
1時間のランチを楽しんでいただきました♪
その間に、スタッフ一同 次の塗り壁体験の準備をすませ
カフェサンワイズの特製ポークカツレツ弁当をもりもりいただきました♪
もうほっぺがおちそうなくらいおいしいお弁当でした!
スタッフ弁当がこんなに美味しいのだから、
講習会に参加の皆様はどんな豪華ランチなんでしょうね?
写真撮られた人がいらっしゃったら是非投稿お待ちしております♪
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第3部 塗り壁体験会 (養生)
ようやく塗り壁と思いきやまずは養生から始めていただきます
皆さん真剣ですね
これを覚えておくと、左官でもペンキでも何でも出来るようになるので
しっかり身に付けて下さいね
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塗り壁体験会 (コテ返し)
ようやく漆喰の体験会です!
でも、ちょっと待って! まずは壁塗りの前に道具の扱い方の練習です
「コテ返し」とは
コテ板の上に乗せた漆喰を握った鏝でサッとすくい上げる技のこと
中々鏝の上に乗せられずに悪戦苦闘する人や、
ひょいひょい乗せてしまう人とか、さまざまでした
(大変ながらも皆さん笑顔でとても楽しそうですね)
塗り壁体験会 (壁塗り)
ようやく壁塗り!です
思いのままに壁にスイス漆喰(カルクウォール)を塗っていただきました
(まずは細かいことは抜きに塗っていただき、
鏝に慣れてきた頃に難しい角の塗り方を教わります)
皆さま真剣ですね
最後は 刷毛、櫛、木鏝、ローラーなどの仕上げ道具を使って
思い思いの仕上げパターンを楽しんでいらっしゃいました
寒い中でのセミナーお疲れまでした
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2ヶ月に一回のこちらの講習会、
次回は5月24日(水)開催予定です
詳細がきまりました、またイベントページにご案内をのせます
また何度でもナチュラワイズに遊びに来てくださいね♪
スタッフ一同こころよりお待ちしています.
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●場所 八幡工業ショールーム 「Natura Y’s」
●参加費 ランチつきで 3000円(おひとり様)
●募集定員 10名様 (先着順でしめきりとなります)
お申し込み、お問い合わせはイケダコーポレーションさまへ
メール:info@iskcorp.com からどうぞ
*ナチュラワイズの紹介とお伝えください。
なお、人気企画のため、お早めのお申し込みをお願いします
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プロ向けの講習以外にも、一般のお客さま向けの塗り壁体験も実地しております
興味のある方はこちらをご覧下さい → https://www.naturalwall.jp/workshop
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最後までご覧いただきましてありがとうございました
塗り壁体験(江戸川区のTさまご一家)
こんにちは ナチュラワイズの清水です
今回の塗り壁体験は江戸川区のご夫婦と高校生の息子さんの
3人でのご参加です
本日の予約は 朝9時からです
(ここだけの話、体験は朝9時からがお勧めです♪
2時間の体験内容ですが何時に始まっても何故かお昼に終わるんです(笑)
なのでじっくり色々したい人は早目がお勧めです)
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まずはショールームでご挨拶と座学です
この時に体験内容の流れと、カルクウォールについての勉強をしていきます
(自宅の気になるお部屋の写真や見取り図を持参していただければ
具体的な施工方法もお伝えできます)
今回のTさまご一家は和室のリフォームをご検討中と言うことなので、
京壁の剥がし方やその後の施工方法を中心にお話しました
(実際希望されている場所をダイレクトに学べるのもナチュラワイズならではのサービスです)
次にショールームの隣の練習場に移動しての実技です
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実技(養生)
まずは養生から始めさせていただきます
ご自宅を自分たちで塗る場合を想定して、一から学んでいきます
(塗るだけの教室だと実際自分達だけでリフォームはとても難しいです)
マスキングテープの種類や貼り方、マスカーの使い方、ブルーシートの貼り方、
プラベニアの使い方等を聞きながらご自身で黙々と作業・・・真剣です!
言葉で聞くだけだとよくわからないことも、実践するといかに大変かがわかる貴重な体験です!
そしてきちんと出来ているかの厳しいチェックが齋藤講師から入ります
養生のマスキングテープがきちんと出来ていないと最後に「あちゃ~」と
ならないようにしっかりと押さえ込むようにと熱いトーク炸裂です
皆さん自分の養生が合格かどうかドキドキしていました
(大丈夫です♪皆さんとても丁寧に出来ていていました)
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実技(道具の使い方)
次は道具の使い方です
(ナチュラワイズでは道具一式の貸出しがあるのでその道具の使い方も学びます)
DIY用に荷物が自宅に届いても困らないように一つ一つ丁寧に説明します
輪になりながら「がぶりより」での講習です
話す方も聞く方も真剣ですね
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実技 ミネラル(下地塗り)
まずは下地材の塗り方からです
(下地をしっかり塗らないと次の工程には進めません!
これを怠ると仕上がった後、数年後トラブルの原因となるからです)
下地材は鏝ではなくペンキを塗る用のローラーで塗り進めます
ペンキとは違い、底に溜まっている砂も一緒に塗るようにするので少々コツがいりますが
皆さんとても上手に塗れてました
最初は中々ローラーが回りませんが、慣れてくるとクルクルと思い通りに回ってくれます
ローラーが回り始めると作業がとても楽しくなりあっという間にボード一枚塗り終わってしまいます
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実技 カルクウォール(中塗りから上塗りまで)
まずは鏝板の上で練習です!
いきなり壁に塗ろうとしても鏝と鏝板に慣れていないと床に材料を落としてしまい
中々水平な壁に塗る事ができません
しかしTさまご一家は皆さんとても器用であっという間に上手に鏝の上に
材料を乗せることが出来ました(初めてとは思えないくらお上手でした)
鏝の上に材料が乗るようになったら壁に塗り始めます
最初は思うように漆喰が壁に塗れませんでしたが段々と鏝の扱いにも慣れてきて
最後は壁に模様を思い思いに描けるようになりました
鏝で模様が出来るようになった後、自分たちはどのような模様が好きか
イメージをしていただく為に、ナチュラワイズの壁を見てもらいました
(体験の壁の模様と、実際塗られた広い壁で見る模様は印象がとても違うのです)
最後に綺麗に出来上がった壁の前で記念撮影です
(奥様の笑顔がとても素敵ですね)
写真にしてしまうと壁の模様が見えないのが残念ですが
皆さん色々な模様を描いて頂いていただけました
この後 併設する しっくい カフェ SunY’s でのランチをお召し上がりになりました
帰りがけに「思っていた以上に楽しかったです」と言うお言葉を頂けて
とてもうれしかったです
寒い中での塗り壁体験お疲れまでした
また何度でもナチュラワイズに遊びに来てくださいね♪
スタッフ一同こころよりお待ちしています
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ナチュラワイズの塗り壁体験はこちらです → https://www.naturalwall.jp/workshop
「TOKYO匠の技」左官編の撮影!
こんにちは ナチュラワイズの清水です
ニュースです!
東京都が制作している「TOKYO匠の技」2017 に
代表取締役社長の八幡俊昭が選ばれました!
熟練技能者の匠の技をビデオと冊子で紹介しているシリーズの「左官」編です。
こちらから動画がご覧いただけます.
左官 紹介編(https://youtu.be/a7r29RgZ5gU )
左官 熟練技能編(https://youtu.be/EvS8ZJEV_cE )
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取材は2017年2月6日(月) 朝早くから撮影開始!
早すぎて私が出勤した時はすでに始まっていました(汗)
八幡工業の作業場での撮影です
思い切りのアップw 社長頑張ってます!
立ち姿が決まってますね。実は社長はランナーなのです!日々体幹の鍛えます♪
(姿勢が悪いと色々な所に負担がかかり長時間の作業は難しいのです)
塗って!
塗って! 塗って!
ぴん角!
湾曲!
途中途中狂いが無いかまめに測ります。一流の職人は1ミリにこだわります!
そしてまたピン角!一番神経を使いますv
細い場所も丁寧に塗ります!
朝から夜まで・・・・ほとんど休み無く撮影してました
社長の体力と精神力には驚きです!そして撮影スタッフの皆さんも休み無しです!
そして9時間にもおよぶ作業後に出来たのがこちら
(実際の仕事ではもう少し早く仕上がるのですが、ひとつひとつ
解説したりカメラアングル変えたりしたので時間かかりました)
完成しました。
美しいですね~完璧なフォルム!
我が家の和室にもお願いしたいです♪
・・・・・・・・・・・・・
しかーし!これで終わりではありません!!!
ここからは、道具の説明撮影!
どれが何に使い、 気をつける点や注意事項やなぜこれでなければ
いけないかの理由等々をひとつひとつ行いました(この段階で外は真っ暗です)
コレで終わりかと思いきや、最後のトーク!
女性キャスターさんからの質問に答えていきますw
社長の思いとか左官に関する意気込みや今後のビジョンとかw
最後まで張りの有る元気な声で答えてました(社長いったいお幾つですか(笑))
寒い北風が吹きすさぶ中での撮影にもかかわらす社長もスタッフの皆さんも
終始笑顔で進み、皆さんのプロ意識とすこぶる体力と精神の輝きを
感じる撮影現場でした
この撮影の内容はどのように編集されるのか、出来上がりが楽しみです♪
ではでは皆さん長時間本当にありがとうございました
冊子やDVDが完成したらお知らせさせて頂きます。 お楽しみに~~!!
左官の本 『土蔵が出来るまで』
こんにちは ナチュラワイズの清水です
今日は『土蔵が出来るまで』の本の紹介をさせて頂きます
発行/松崎町・一般財団法人 松崎町振興公社
定価・本体価格 1250円(+消費税)
この本との出会いは2015年10月頃でした
鏝絵師生誕200年記念として都内ではじめて
[伊豆の長八作品展]を行うと言うことで
武蔵野市立吉祥寺美術館に足を運びました
展示の中には左官の鏝で作成された絵や彫刻がたくさん飾られていて
左官の世界の広さに驚かされました
左官は壁を塗ると言う以外にアートとしての世界もあるんですね
そう言えばディズニーランドのジャングルクルーズや
その他色々なアトラクションの中の装飾も左官職人が
フリーハンドで作ってると聞いたことがあります
(と言うかご本人にお会いしました♪すごく気さくな人で最後の手直しを全面的に
手がけてリアリティーを出したとおっしゃっていました)
伊豆の長八さんの作品を見た後、自分でも何か作ってみたい!と思い
一番わかりやすそうな本を選びました♪(絵本形式で土の作り方から載ってるんです)
なんだか漆喰をこねていると童心にかえった感じがしますね(笑)
無心になれる大人の遊び感覚に浸れる左官!皆さんも一度左官体験してみませんか?
ナチュラワイズの塗り壁体験はこちらです → https://www.naturalwall.jp/workshop
塗り壁DIYサポートで安心リフォーム
2016年12月にナチュラワイズの塗り壁ワークショップに参加された
なかよし従妹さん。
江戸川区にあるリフォーム工事中のお家を
快適で安全な材料できれいにしたい!!
しかしながら予算にも限りがあるのでプロにすべて頼むのではなく、
自分たちの手で可能な限り「スイス漆喰」で塗りかえたいと、
ショールームにご相談にいらっしゃました。
「わかりました、おまかせください!!」(講師:斎藤)
およそ2時間の講習で、
養生・鏝塗りの基本動作・仕上げまで学んでいただき
材料の良さはもちろんのこと
すっかり塗り壁作業の面白さにも魅了されたようです。
お持ちいただいた図面をもとに 1階リビングと2階寝室
合計100㎡の面積に必要な材料費をお見積りさせていただきました。
実は年末はあたらしいお部屋でご家族と過ごしたいとの希望。
しかも天井も塗り替えしたい。でも 施工期間は2週間しかない・・ピンチ!!
そこで急遽 DIYサポートを組み込んだプランをご提案しました。
工事初日
まずは、養生してからビニールクロス剥がし
このお家はおふたりとっても、小さなころからの思い出の詰まった家。
「出来上がりが楽しみね♪」 とワクワク作業です。
猫ちゃんが時々パトロールにきます。
「ねえお手伝いして~~」 猫の手も借りたい(笑)
剥がしたらアク止め処理を2回です。
あたらしい石膏ボードのつなぎ目には
ファイバーテープを貼ってパテ処理です。
このお部屋は、天井はローラー塗りのファルベ仕上げ
壁はスイス漆喰カルクウォールの鏝塗り仕上げです。
DIYサポートをご依頼いただきましたら、いろいろお得があります。
1缶25キロの重たい材料の2階への運搬はもちろん、
用具やかくはん機の貸し出し、養生一式すべて取り揃えて直接お届け。
いいでしょ~
ホームセンターへ行ってなにを選ぶの~って悩まなくていいのです。
とくに忙しい女性の皆さんには喜ばれます。
そして、何より施工のプロがそばにいるので安心してDIYに挑戦できます。
DIYサポート2回目
いざ、仕上げ!!!
左官の鏝ポーズも板についていますね。
なんと、自分たちで 専用ミネラル下地材のローラー塗りまですんでいました。
ですので、あとはいっしょに鏝塗り仕上げです。
むずかしい天井、柱の角やお部屋の四隅などは見かねて
インストラクターがやってくれることもありますが、
おふたりは結構左官のセンスがあり、もう素人の領域超えてます。
DIYサポート3回目
この日は八幡工業・女子左官のエース田原さんがお手伝い。
最後の仕上げ作業を 女子だけで和気あいあいと行いました。
そして清掃・片付けと貸出した用具類の回収、ごみの撤収まで済ませ
完成を見届けてからナチュラワイズの施工サポートも終了です。
(というわけで、インストラクター斎藤は3回サポートにお伺いました。)
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【 後日、お礼のメールをいただきました。】
このたびはお忙しい年末にもかかわらず、サポートに来て下さり
どうもありがとうございました。
おかげさまで、本当に素敵なお部屋になりました!
斎藤さんの素早い天井塗りと、
田原さんの丁寧で素早いお仕事とサポートのお陰で、
予想をはるかに上回るキレイな完成となりました。
あの家は私の第2の実家でして…これからずっとあの家で寛ぐ度に
お二人のことを思い出して、ほっこりすること間違いなしです!
年始になったらブログを書きますね。 取り急ぎ、お礼まで。
完成おめでとうございます。
丁寧なメッセージまでいただきホントにありがとうございます。
このように直接お客様からお声をいただくことは少ないので
職人としても営業としても(笑)この上なくうれしいです。
こちらこそ今回はお手伝いさせていただき楽しかったです。
従妹やご親戚が集う 素敵なお家でいつまでも仲良く健康でおすごしください。
窓ガラスの縁にも漆喰が!
こんにちは ナチュラワイズの清水です
暖かい陽気に誘われて移転に揺れる築地に行ってきました
いつもは土曜日に行くのですが珍しく1/30月曜日の出撃です
平日ながらお客さんで賑わっている築地はとても活気があり
移転しても < 遊びに行きたいスポット > の1つに認定です(^^)
数日前に友人から「築地本願寺で待ってます」と連絡を貰いましたが
実は築地本願寺の中に入るのは初めてだったのでドキドキでした
(一般人が入っても良いの?って感じで・・・)
門を入ると・・・お堂がバーン!もしや・・・あれは・・・漆喰?
なにやら色々と装飾がされていて圧巻です
そして本堂の中にも漆喰が色々!天井の装飾すごいですね
築地本願寺の中にはボランティアで中を案内してくれる人がいるのですが
その人のお話によると「窓ガラスの縁も漆喰なんですよ」と言うではありませんか
まさかこんな所にも漆喰が塗られているとは驚きです!
昔は普通だったんでしょうか?
漆喰は知れば知るほど色々な所に使われているのですね(^^)
皆さんも築地にお立寄りの際は築地本願寺の漆喰を見てみてはいかがでしょうか♪
お出かけレポート(築地本願寺編)
オプションで自然素材の塗り壁にチェンジ!!(建売り編) 後編
前回に引続き本日も葛飾区のO様邸におじゃましました
前回の様子 → https://www.naturalwall.jp/?p=3285
今日はとても冷たい北風が吹き荒れて外は凍るような寒さですが
このお宅は日当たりも良く窓を閉めるとぽかぽかと暖かかったです
アク止め処理 → 下地塗り → [ 天然スイス漆喰(カルクウォール)] 仕上げも済み
土日の乾燥養生期間を経て、お施主様へのお引渡しとなりました。
施主様は「とても綺麗な仕上がりで、うれしいです」と
部屋全体が清潔な白に統一されているお部屋をごらん頂き大変喜んでいただけました
( O様邸は建売住宅の 引越し前のオプションの工事依頼です。
施工箇所1階のキッチン・リビング・和室にはすでにビニールクロスが貼られていますが、
その上から[ 天然スイス漆喰(カルクウォール)] を塗って欲しいと言うご希望でした)
完成した和室
そしてリビングルーム
遠目だとよく判りませんが アップにすると・・・
出隅の角部分もきれいに塗り仕上ています。
スイス漆喰だからこそできる独自のテクスチュアーな感じがとても引き立っていますね
(この模様は施主様が現場の職人とパターンを確認しながら進めていきました)
・・・・・・・・・
仕上がり確認後、
取り外してあったコンセント類も取り付けを済ませました
今回はこれで終了~っと思いきや!
・・・キッチンはなにやら遊び心をお考えのようです
そしてお庭や外壁・・・
まだまだ続きがあるようで次回にはどう変わっているのか乞うご期待です!
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