プロセミナー第24回【スイス漆喰外壁経年変化ツアー】開催されました
イケダコーポレーション様との共催企画
建築に関わるプロ向けのセミナー第24回
特別編【スイス漆喰外壁経年変化ツアー】
2017年9月7日(木)に開催されました!
2社2名様のご参加をいただきました。
生憎の雨模様…ご参加、誠にありがとうございました。
遠方からもいらしていただき大変感激です。
なんと!兵庫県からのお客様も。
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-第1部-
スイス漆喰施工の実例を直接ご覧頂き、
経年変化と具体的なメンテナンス方法を説明させて頂きました。
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移動前にショールームにて、
施工模型をご覧いただきながら
スイス漆喰の外壁工事について最適な工法をご説明。
軽く予習をしていただき、出発となりました。
1件目の物件へ到着(新築3年目 )
こちらは、しっくい塗り壁とモルタル造形もあわせてご紹介いたしました。
また、ピューラックス(塩素系殺菌漂白剤)を使用し
漆喰の汚れのお手入れ方法を実演いたしました。
スイス漆喰は純度の高い消石灰を主成分としている為、
PH13以上の強アルカリ性の性質を持ち、
その殺菌作用で、カビに強い素材ではありますが、
風通しなどの条件により漆喰表面についたホコリ等にカビが発生する可能性があります。
今回の方法は初期段階の有機系の汚れに関して
有効なお手入れ方法となります。
そして、2件目の物件へ(築6年 )
今年6月にした塗り替えリフォーム施工前のパネル写真と
施工後をじっくり比較してご覧いただき、
リスクの回避、対策方法を八幡専務が具体的に説明いたしました。
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-第2部-
①イケダコーポレーション様より
「スイス漆喰のお話」
資料をご確認いただきながら詳しくご説明。
②八幡工業より
「おススメする工法・下地紹介・見学物件のおさらい」
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質疑応答も活発に交わされ、密度の濃いお時間となりました。
今回は外壁メインのツアー企画でしたが、
ぜひ!スイス漆喰の内装もご覧いただきたく!
.ショール-ムとカフェへご案内いたしました。
漆喰の、着色や様々な技法による装飾的な壁や、
モルタル造形による擬木や擬石を紹介させていただました。
お客様の施工の幅を広げるお手伝いが出来たら嬉しく思います。
盛りだくさんの内容で、
少々ハードスケジュールとなってしまいましたが、
スイス漆喰「カルクォール」の魅力をよりお感じいただき、
今回のセミナーを是非リスクヘッジとしてお役立ていただけましたら嬉しく思います。
次回は11月22日(水)の開催予定です。
次回は通常バージョン
自然素材の知識を知っていただく座学の講習のほか、
実際に漆喰に触れて、塗っていただくDIY体験会の
ランチ付き セミナー企画になる予定です。
お申込み、お問い合わせは、
メール:info@iskcorp.com
FAX:03-3544-4450
(ご担当:今村様)
※ナチュラワイズの紹介とお伝えください。
柏のルピナスハウス 夏イベントレポート
毎年夏休みに恒例開催の
千葉県・柏市のルピナスハウスさんの夏フェスが今年も開催!
内容盛りだくさんのイベントで地域の皆さまに楽しんでいただきました!
子供さんたちの夏休みの宿題工作にピッタリの木工教室
パンと雑貨のお店
スイカ割り大会 盛り上がりました。
そして、ナチュラワイズも「左官塗り壁体験」コーナーで
お手伝いさせていただきました。
https://www.lupinus-house.com/blank-1-ekevg
今年は 新スタッフ 梨夏(りか)さんが参加
こちらは、デザイナーでもある りかさんの
チョークアート作品を展示&販売
まるで個展会場ですね~
多彩な才能の、りかさん
漆喰塗り壁コーナーではやさしく手ほどき
お姉さんと弟さんで塗り比べ
お子さんたちに人気で、何度も挑戦するリピーターさん(笑もいました。
漆喰のお家に手作り消しゴムスタンプで
窓やドア・家具など、
動物や植物などカラフルに押して楽しむコーナーも
一生懸命、押してます。
いっしょに作ったかわいいお家がで完成
夏休みのいい思い出になりましたね。
ルピナスハウスのダンディー金子社長と笑顔が素敵な奥様
ありがとうございました。
では、ここで八幡工業がお手伝いさせていただいた
「おしゃれすぎるショールーム」をご紹介します。
入って正面のホワイトブリックの造形壁
二階キッチンはタイルと白い漆喰壁
ギャラリーのようなリビング
木と漆喰のバランスが美しいダイニング
あこがれのモザイクタイルが丁寧に貼られたトイレ
フラワーアレンジメント先生をおまねきしての
ワークショップも開催中でした。
こんなおしゃれでかわいいショールームをデザインしたのが
いつも明るい 店長の中村さん!
わぉ美人デザイナーが仲良く並びました(笑)
これからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
https://www.lupinus-house.com/
ものづくり 匠の技の祭典2017 ~伝統と革新~
ものづくり 匠の技の祭典2017 ~伝統と革新~
8月9日(水)~11日(金・祝)
東京国際フォーラムで開催されました。
オープニングは東京都左官組合連合会の左官職人の鏝絵のライブパフォーマンス。
また、今をときめく!の挾土秀平氏が登場しました。
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私は東京都左官組合連合会で塗り壁・泥団子づくりの体験のお手伝い…
整理券が、毎日会場1時間でなくなってしまうほどの大盛況!
夏休みのお子さまの体験学習に、との方が多くいらっしゃいました。
塗り壁体験をされた小学2年生の女の子、
「ママ!家をやる時はわたしがやるからね!」
頼もしい!楽しんでもらえたようで嬉しい限りです。
他にも、衣・食・住・工の日本の匠が大集結。
板金の笛作りや、上棟式のデモンストレーションも行われ、活気あるイベントでした。
海外の方も多く来場され、
日本の伝統の技とこれからの技術を体感して楽しまれていたようで嬉しく思いました。
https://www.monozukuri-takumi-expo.tokyo/
2017 左官技能の全国大会に挑戦する八幡の職人
『 全国左官技能競技大会 』
第一回が東京 日左連会館で開催されたのが昭和38年
今年 2017年は、第47回大会です。
四国・愛媛を会場に3日間の熱い戦いが繰り広げられます。
八幡工業からは、東京代表として長塚 勇 (いさお)が出場します。
現在、会社倉庫にて日々 猛練習しています。
しかし東京のこの夏の暑いのなんの・・、
冷房もない環境で連日 汗を流してがんばっています。
これは、天井見付などに使用する「石膏置き引き」
後ろで見守っているのは、吉彦専務
全国大会出場経験の先輩として、指導にあたっています。
これが平成23年 44回大会の練習時の専務です。
おっと~ 名人がお手本だ~~
もちろん、もと全国チャンピオン! 八幡社長も
連日 直接指導にあたっています。
みならって塗る袖壁は「土佐漆喰仕上げ」
どこもかしこも美しさの精度と寸法の正確さを求められる複雑な課題
角の仕上げは つまみ鏝を引きます。
柱は縁取りは押さえで、中は掻き落とし
場所と素材、仕上げにあわせて、たくさんの種類の鏝を使います。
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さて、7月には、会場となる松山に出場選手が集合。
数日間の合宿で勉強会をしました。
全国から選ばれた15名の腕利き職人たちが共同で臨んだ課題練習。
年齢層は30代の中堅どころと、いずれの会社でも責任ある立場のみなさん。
和気あいあいの中にも、実はバチバチとライバルの火花が飛んでいたことでしょう。
大会概要は以下の通り
会場は アイテム愛媛 大展示場 http://itemehime.com/
大会は一般公開されますのでぜひ、会場で熱い戦いをご覧ください。
八幡工業からも応援団が行きますので、会ったらお声がけください。
勇さんはお盆休み返上で がんばるそうです。
夏バテしないで万全を期して残り1か月 乗り切ってください。
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実際の大会の様子は、
2011年の東京大会の八幡ブログ(専務出場)
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=6199
2013年の京都大会の八幡ブログ(専務出場)
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=9630
2013年の専務練習中
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さらに、2015年の福岡大会の模様は 日左連青年部 本部長の中屋敷さん、 原田左官 社長のブログにレポートがありますので合わせてご覧下さい。 中屋敷左官さんのブログへ 原田左官さんのブログへ → http://urx.red/FflH
漆喰と特殊左官工事で住宅が華かに!
葛飾区のw様邸
住宅新築工事で外壁のスイス漆喰塗り壁と
玄関ポーチの特殊左官工事を担当しました。
外壁は、通気ラス~下地軽量モルタル塗り
そして、仕上げはスイス漆喰・カルクファサード
お施主様、工務店様 どちらにもとても満足して頂きました。^_^
元請けは、同郷 葛飾の ヨシウダ建築さん
社長、奥様 、スタッフのみなさん、とても優しくあたたかいお人柄の会社さんです。
ヨシウダ建築さんの売りは 体にやさしい住まい
「WB HOUSE」 というお家の作り方で、
WBとは「W:二重の通気層」「B:ブレス(呼吸)」
シックハウス対策として全国初の「建築基準法施行令20条の7」の
規定に適合した工法です。
通りに面した2面は漆喰仕上げ、隣家と接する2面は
サイディングの仕上げになります。
見切り材を取り付けて、違和感なく異素材がコラボしています。
*施工途中の様子
通常のモルタルの下地と並行して
特殊造形部分には専用のモルタルでレンガ調に彫刻
窓枠部分には、擬木仕上げを希望されていましたので
こちらも造形用モルタルで彫刻しています。
そして、エイジング塗装スタッフがひとつひとつ
丁寧にレンガの色を入れて仕上げます。
そして、最後に漆喰をかぶせて自然に風化したように
演出を加え完成。この塩梅がセンスのなせる業です。
どうです、漆喰とレンガ造形の絶妙なコンビネーション
そして擬木の手作りの窓枠と 既製品の木調ドア
こちらもブラウン系で調和していますね。
実は、この工事が始まる前
お客様はヨシウダ建築さんの設計担当者さんとともに
ナチュラワイズのショールームにいらして
塗り壁の雰囲気を確認していただきました。
漆喰と造形の組合せが気に入っていただけたそうで
後日、プランイメージを提出、採用していただいたのです。
玄関ポーチも、いくつかのデザイン案をご覧いただいたなかで
「赤と黒の市松模様のタイル調仕上げ」が採用になりました。
完成写真です!
仕上げ材は、フランス漆喰セニデコ社セニピエールです。
http://senidecofrance.co.jp/collection/senipierres/index.html
厚さ10mmなのに、重厚感のあるアクセントを作りだせます。
アイアン調の手すりが付き、格調高くなりました。
*施工途中の様子
最初に墨をだして、バッカ―材を貼り付けます。
黒のますを先に塗り仕上げます。
タイルに見えますが鏝塗り左官仕事です。
このように下準備は大変ですが、
デザインフリーなのが最大の特徴の材料。
黒が乾いたら、養生テープで目張りして
今度は赤色の材料を塗ります。
乾燥後にサンダーを当てて研ぎながら焼きムラを付けることで
独特な質感がうまれます。
完成です。
こっちからの角度もgood!!
ライトとアイアンの飾りも付いておしゃれです。
通りを行き交う人たちからも
注目のお家が特殊左官工事で華かにうまれました!
これからも、お客様には我々のできる左官の最高の技術を惜しみなくご提供し、
デザイン力をもっともっとあげ、
あらゆる建物等に対して「左官ならではの表現の面白さ」
ご提案していくことで、想像以上の物を作り上げ感動して頂く。
そんな 自分たち左官でなければできない『作品』を提供していきたいです。
新企画【スイス漆喰外壁経年変化ツアー】のレポート
イケダコーポレーション様との共催企画、
建築に関わるプロ向けのセミナー第23回
【スイス漆喰外壁経年変化ツアー】
このたび、ご縁があって 八幡工業・ナチュラワイズのスタッフに
なりました 私、谷(たに)がご挨拶もかねレポートいたします。
6社8名様のご参加をいただきました。
お暑い中お集まりいただき誠にありがとうございました。
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-第1部-
今回は夏の特別企画としてスイス漆喰施工の実例を直接ご覧頂き、
経年変化と具体的なメンテナンス方法を説明させて頂きました。
(①物件目:築34年・塗り替え後2年経過 ↓)
こちら、実は八幡社長のご自宅。
社長みずから、いたるところに取り入れられている左官の技法も紹介。
みなさん、興味深そうに写真を撮影されていました。
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(②物件目:新築3年目 ↓)
こちらは、しっくい塗り壁と造形もあわせてご紹介しました。
分乗してさらに次の物件へ移動。車内でひと心地。
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そして、最後の物件へ到着
今年6月にした塗り替えリフォーム施工前のパネル写真と
施工後をじっくり比較してご覧いただき、
リスクの回避、対策方法を八幡専務が具体的に説明いたしました。
(③物件目:築6年 ↓ )
カルクウォール施工断面模型で内部の構造もご説明しました。
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このように2時間ほどの実地見学ツアーの後、
一同ショールームに戻り、冷房の効いたセミナールームにて勉強会となります。
-第2部-
最初にイケダコーポレーションの山本様より「スイス漆喰のお話」
-第2部-
つぎに、八幡工業・斎藤より
見学物件のおさらいとともに、おススメする工法・下地紹介をしました。
ここでは、資料をご確認いただきながらのご説明。
今回の為に「特別ちびツアーパンフ」(旅のしおり)も作成させていただきました!
これは、ツアー参加者だけの特典です。
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-下地の関わる素材の紹介-
さまざまな現物をお手に取っていただき、
最適かつ適正な工法をご説明。
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-カフェ見学-
今回は外壁メインのツアー企画でしたが、
ぜひ!スイス漆喰の内装もご覧頂きたく… 最後にチラッと。
厳しい暑さの中、盛りだくさんの内容で、
少々ハードスケジュールとなってしまいましたが、
スイス漆喰「カルクウォール」の魅力をより身近にお感じいただき、
今回のセミナーを是非リスクヘッジとしてお役立ていただけましたら
スタッフ一同、嬉しく思います。
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次回は9月7日(木)の開催予定です。
お申込み、お問い合わせは
メール:info@iskcorp.com
FAX:03-3544-4450 (ご担当:今村様)
※八幡工業・ナチュラワイズの紹介とお伝えください。
エクステリア工事は安心の左官屋へ(後編)
八幡工業・ナチュラワイズではお家の外構工事のご依頼も承っています。
前回は、葛飾区で行った 事例をご紹介
① 竹の生垣
② サイクルポートの施工例をレポートしました。
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=15196
今回は、玄関ポーチの「手すり設置工事」のお話しです。
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③、玄関ポーチの手すり設置工事
施工は八幡工業のベテラン職人の平野さん。
左官の技能はもちろん、エクステリア経験も豊富な多能工の
スペシャリスト。
階段2段あがるところに安全対策+老後にそなえて
手すりをつけてほしいというリクエストにお答えしました。
完成イメージプラン
まずは、柱をたてなければならないので
所定の位置にあわせてディスクサンダーでタイル面に切り込みをいれます。
コアドリルで支柱埋め込み用の穴をあけます。
穴が開いたら、柱をたて モルタルで固めます。
きちんと水平・垂直になっているか慎重に確認中。
地面の芝生にも穴をあけて柱をうめます。
モルタルが乾いたら芝を敷きます。
ポーチの上は柱周りをタイルで仕上げます。
こまかく切り込みを入れたタイルをモルタルで貼ります。
目地材を入れたら完成です。
完成直後
きれいにお掃除してお引き渡し
そして一週間後 来てみると きれいな花畑がお出迎えしてくれました。
そして、作業中 なんどもパトロールにきてくれた飼いネコちゃん。
なんでも施主様の膝の上に載って、このお庭をみるのがお気に入りなんだとか。
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使用した手すり製品:
四国化成 セイフティビームSJ型 マロンブラウン色
お家周りのエクステリア工事は安心の左官屋へご相談ください。
八幡工業・ナチュラワイズ
お問い合わせ電話 : 03-5876-3375
メール : info@yawata-sakan.com
エクステリア工事は安心の左官屋へ(前編)
八幡工業ではお家の外構工事のご依頼も承っています。
今回は、葛飾区で行った 事例をご紹介します。
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①、竹の生垣を駐車場に設置した例
もともとのブロック塀とその上のアルミフェンスを残したまま
手前に遮蔽(しゃへい)垣を設置し、純和風の景観を作り出しました。
完成した写真
建仁寺垣(けんにんじがき)Lixil社の製品をご提案しました。
割り竹を縦に使い、押し縁、笠をつけた最もポピュラーな竹垣です。
腐りにくく長持ちする、アルミと樹脂製の人工竹垣がおすすめです。
↓ 施工前の写真
工事の工程です。まずコンクリートブロックに沿って
地面に穴を開けます。
高さを合わせ、慎重に柱を建てます。
垂直を確認したらクランプでしっかり固定し
モルタルを流し込み 固めます。
セメントのあつかいは左官屋の得意技です。
竹垣のユニットを嵌め込んでいきます。
翌日、アスファルト舗装をして完成です。
竹の色、柱のタイプは様々なバリエーションからお選びいただけます。
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②、サイクルポートの施工例
この手書きの黒い部分にプロパンガス置き場を確保し
もともとガスタンクがあったスペースには
あらたにサイクルポートを設置してほしいというご依頼です。
ど~~ん完成!! ガスタンク置き場できました。
既存ブロック塀を一部壊して、
ひかえの壁を両脇にブロックで作り直し、土間はコンクリートで固めました。
天端は定規をあてて補修材で仕上げます。
さあ、おつぎはサイクルポートの工事です。
↑ 工事前です。まずは、植木を抜いて移動。
スッキリしたところで
建て物の境界の基礎部分は板で囲みました。
そして、支柱用の穴を開け、土間コン打設用に土を10㎝掘り起こします。
それほど広くはない 奥行 2メートル 幅1メートル なのに
え~~どんだけ~~!!
なんと、ダンプ一杯の残土が出るのです。
柱を立てました。
隣に背の高い車が入ることがあるということで
高さ 2500㎜ 特注のロング柱を発注しました。
枠の中は花鉢や野菜のプランターを置く台になります。
モルタルを流して、鏝で天端を押さえています。
翌日、柱が固定されているのを確認したら
屋根を取り付けます。
製品は、Lixil社 の 「フーゴRミニ」
電子カタログページ https://goo.gl/V9WjGR
細かい柱まわりも丁寧に。
こういうところはやっぱり左官屋に頼んでよかった!
といっていただける部分なので念入りに鏝でおさえます。
土間は奥から水勾配をつけて生コン仕上げ
木枠をはずした 花台も きれいに仕上がっていますね。
既存との境にはインターロッキングブロックを埋め込み
ひび割れを誘発するのにも一役買うおしゃれな目地にします。
【インターロッキングの特徴】
・ブロックの隙間から、下に雨水が浸透していくため水はけが良い
・道路・歩道にも使われるように、車の重量にも強く駐車場として利用できる
・色・素材ともにバリエーションに富み、美しい景観を演出
完成しました。
プロパンガスも専用スペースに収まっていますね。
車と自転車置き場、そして奥様のグリーンプランター
ミニトマト いきいきと実ってました。
お家周りのエクステリア工事は安心の左官屋へご相談ください。
お問い合わせ電話 : 03-5876-3375
メール : info@yawata-sakan.com
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その2 では 「玄関ポーチの手すり設置工事」をご紹介しています。
こちらも、あわせてご覧ください。
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=15248
トラバーチン造形の郵便ポスト
「オリジナル」「手作り」「一点もの」が大好きな人へ
もしも、あなたがお家を建てたいと思ったら
大工さんに頼むことでしょう。
お部屋に素敵な家具を置きたい場合は、
家具職人さんに作ってもらいますね。
では、【 郵便ポストのある石塀 】を
玄関前に欲しいなと思ったら・・・
おまかせください。
八幡工業・ナチュラワイズがこしらえます。
上の写真は、完成した「トラバーチン」の石塀。
トラバーチンは中庭や庭園の小道の舗装にも使われる石材です。
ただし、これはモルタル造形による擬石細工です。
八幡工業は下地処理から、エイジング塗装仕上げまでを担当。
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では、作業の様子をみていきましょう。
まず、左官で下地のモルタル塗りをしながら
補強のためのファイバーメッシュを前面に伏せ込みます。
ちなみに、ブロックとポスト設置は外構工事の方に
あらかじめ作っておいていただきました。
下地処理が終わったら、
特殊造形用モルタルを塗り重ねていきます。
ここからトラバーチン造形がはじまります。
さて、
「トラバーチン」は古来より、よく利用されている建築材料で
河川などに沈殿した石灰分の多い多孔質の石材から作られます。
古代ローマ人が建てたローマのコロッセオは、
その大部分がトラバーチンでできた世界最大の建築物で有名ですね。
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造形のポイントは石版のサイズの目地を入れること
(*参考写真)
そして、トラバーチンの特徴である孔や溝の表現。
ブラシや鏝をつかって巣穴のテクスチャーを作っていきます。
造形が終わり、エイジング塗装チームに引き継ぎます。
下塗りをしてから、一枚ずつ塗装仕上げしていきます。
ベースの白塗装が完了
仕上げの途中
表と裏を確認しながらの作業です。
全体のバランスを見ながら
一枚ごとにエイジング塗装を施していきます。
完成した「オリジナル」「手作り」「一点もの」の
【 郵便ポストのある石塀 】 トラバーチン擬石仕上げ。
八幡工業・ナチュラワイズにご依頼いただけましたら、
高価な石材を海外から取り寄せる必要はありません。
現場でお好みの石のサイズ、色調、テクスチャーの
リクエストにお応えできるのが
モルタル造形による擬石仕上げなのです。
最後に
石に直接 彫り込んだ 「施主様の表札」。
お好きな書体で、お好きな場所へ施工します。
これも左官の技術です。
塀の「掻き落とし仕上げ」しました。
左官仕上げの一種。「掻き落とし仕上げ」
モルタルなどの表面が乾く前に金串・こて・ブラシなどで引っ掻き、
表面に細かい凹凸のある仕上がりにすること。
左官による代表的な 高級仕上げのひとつです。
今回は、松戸のお屋敷の塀で「掻き落とし仕上げ」のご依頼をうけました。
しかしながら 長い塀ですね。
下地のモルタル乾燥後数日間ののち、作業はまず塗り付けから。
「掻き落とし仕上げ」用に調合した骨材入り色モルタルを塗り重ねます。
モルタルの水気がしまってきたところで、
目地部分の輪郭を定規で押さえながら作っていきます。
そして乾ききる前に 鏝で一気呵成に
ガリガリと全体を掻き落としていきます。
砂がバラバラと下に落ちるのでしっかり養生しておきことが大事です。
これが掻き落としが済み、目地部の輪郭がくっきりと出た様子
木の陰が風情を感じる、日本人の心に響く左官壁の仕上がり。
後日、乾いたところで
【 浸透性の撥水材】を噴霧器で塗布します。
これで汚れの防止になります。
今回の撥水・防汚材は
「ウォーターセラミック」という製品を使いました。
最後に目地材を慎重に外します。
さあ、完了確認です。
こぼれた砂をきれいに清掃して
養生を撤去したらお引き渡しです。
お疲れ様でした。
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