モルタル造形
モールテックス 左官仕上げのご紹介(その2)
八幡工業が施工した モールテックス仕上げのご紹介のつづきです。
「MORTEX®」は、ベルギーのメーカーBEAL社が開発したセメントを含む
特殊建材を製造している左官塗材です。
薄塗なのに水を通さない強靭な仕上げ層をつくることができ、
優れた機能性と高い意匠性を合わせ持っているので自然素材・漆喰壁とも相性が良く
まるで石のような肌触りの独特のテクスチャーが楽しめます。
前回ご紹介のブログはこちら ↓
https://www.naturalwall.jp/blog/genba-actual/4173.html
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おかげさまでモールテックス の 評判は確実に広まってきています。
数年前は建築家やデザイナーなどプロのみなさんの注目から始まりましたが
意匠と耐久性に注目した勉強熱心な方たちの間でじわりじわりと噂が拡がり
今では随分と世の中に浸透してきたようで、水道設備屋さん、家具屋さん
タイル屋さんからも関心を集めているようですね。
そんな中のおもしろい施工例からご紹介します。
今回は施主様からの希望で モールテックスを採用いただいた実例です。
茨城の戸建て新築の現場です。
キッチンカウンターの施工をモールテックスで行いました。
注目は テーブルの脚 !!
アンティークのテーブルを再生利用しているのがニクイです。
Ⅼ 字形のアイランドタイプの長~いカウンター
下地は合板べニアでした。面積と乾き具合から想定して
これはふたりがかりで一気に塗らないとまずいといった感じ。
穴の開いた部分にはのちほど シンクとレンジが入ります。
床の仕上げも同じ仕様で、モールテックス
コンクリートの打ちっぱなしのようにというリクエストです。
無垢材とコンクリートのコントラストが映えるおしゃれなキッチンです。
次は 埼玉の新築戸建てのキッチン
カウンタートップのモールテックス
合板ベニヤ下地にシーラー処理ののち下地塗りを施し、
乾いたところを見計らって 仕上げの鏝塗りをしています。
二層に重ねて模様ができたところでしっかりと押えます。
後日、乾燥期間を経て トップコート処理をします。
2液性の 強靭なニスでしっかり塗膜をはりつけます。
シンクの巻き込みと、天板の小口の成型仕上げに苦労しました。
完成しました。
このように、モールテックスのご注文はキッチンや洗面台など
いままで左官では仕上げるのが苦手だった
水回りの仕事が多くて うれしい限りだったのですが・・・
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最後は、なんと壁面の施工例です !!
世田谷の新築戸建て 2階のリビングです。
大型の壁かけテレビの背後にモールテックスの渋いデザイン壁 (*塗りたての状態です)
下地は 石膏ボード なのですが、
重量物 壁掛けのためあらかじめボードの下には合板が貼られています。
これであとからプレートをビス止めしても安心というわけです。
ジョイントとビスをパテ処理してからの全面下塗り
これもまた大きい壁なので 二人がかりで施工させていただきました。
仕上がりイメージのアップです。
【 注意ポイント】
あら不思議! (これはすべての左官材料に共通しています)
ご覧の通り 塗っているときは真っ黒に見えるのが、
乾くと 濡れ色よりずいぶん淡くなるので
あらかじめサンプルを取り寄せて
確認していただくことをお勧めします。
サンプルの注文、材料のさらに詳しい情報は
モールテックス公式サイトをご覧ください。
モールテックス 左官仕上げのご紹介(その1)
今回は八幡工業が施工した モールテックス仕上げのご紹介です。
「MORTEX®」は、ベルギーのメーカーBEAL社が開発したセメントを含む
特殊建材を製造している左官塗材です。
薄塗なのに水を通さない強靭な仕上げ層をつくることができ、
優れた機能性と高い意匠性を合わせ持っているので自然素材・漆喰壁とも相性が良く
まるで石のような肌触りの独特のテクスチャーが楽しめます。
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1件目は、つくばの住宅展示場ショールームの施工例
洗面カウンターに施工
目地無しでまるでコンクリート打ちっぱなしのような一枚物のカウンター
手洗いシンクは施工後の設置となります。
向かいあったランドリーコーナーのテーブルもモールテックス
おそろいの色:BM68 PINCTADA LIGHT
この下地は合板ベニヤでしたが、既存のテーブルや什器の上にも施工可能です。
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2件目は、鎌倉のパン工房の施工例
焼きあがった食パンの後ろのグリーンの壁にご注目!
防水性のあるモールテックスを
厨房の床と立ち上がりの腰壁に施工したので
保健所の衛生確認もクリアーしました。
下地は合板のベニヤです。
下地の白い一層目のあとに色付きの仕上げ材を塗っています。
壁のあと床も同色で仕上げました。
乾いたら翌日研磨して、専用の蜜蝋ワックスで保護。
腰から上は石膏ボードの下地、仕上げはスイス漆喰カルクウォール
天井はスカイブルーに着色、壁との境は雲の表情になるように
グラデーション仕上げにしました。
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おしまいに もう一例
シンプルに、天板のみ。
北鎌倉の雑貨屋さんでは展示用の棚板としてお使いいただいています。
アンティークな手触り感がお気に召していただきました。
なにより喜ばれたのは野外に置いても、急な雨でも安心なこと。
そして、食器や展示物でも傷つきにくいことも喜んでいただきました。
難点はちょっと重たいのですが、逆に言えば安定性抜群(笑)とのこと。
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MORTEX Japanでは、豪華オールカラーのカタログも充実しています。
詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
7年目のショールーム プチ・リフォーム
1月末よりショールーム内部改修工事の計画です。
大工さんがくる前に製品カタログや塗り見本の棚のコーナーを整理しました。
以前は塗りサンプルを飾っていましたこの壁
いったんすべて取り外しました。
ナチュラワイズは壁・天井が
スイス漆喰「カルクウォール」のコテ塗り仕上げ
床の無垢のパイン材にはリボス➕蜜ろうワックス
自然素材のお家の気持ち良さを感じていただける空間です。
基本的に通常通り営業はしています。
工事中、みなさまにはしばらくご迷惑をおかけして申し訳ありません。
ヒントは、『ミニマムな書斎』(最小限サイズの書斎)
「左官塗り壁」「オリジナル家具」「モルタル造形」による空間デザイン。
7年目のリフォームでどのような変化をとげるか楽しみにしていてください。
ご好評をいただきました ☝ 上の「掻き落とし仕上げのアールの壁」は
今月いっぱいで見納めです。ご覧いただくのは今のうちですよ~。
こちらのモルタル造形による、名物!「崩しレンガ調の壁」は残ります (笑)。
#インスタグラムでも工事の進捗状況を随時ご報告していきます。
yawata_kougyou
~塗り壁の海を泳ぐ~ ウォールアクセサリー
お客様に
「海」をモチーフにした漆喰の壁を施工させていただきました。
漆喰の自然素材としての機能に加え、
塗り壁は手仕事のぬくもりを感じさせます。
そこへハンドメイドのウォールアクセサリーを取り付け。
漆喰の壁を優雅に泳ぐ木製の海の仲間たち♪
白い壁からふわりと 浮いているように取り付けています。
一点一点手作りのオリジナル!
デザイン、仕上げなど直接ご相談いただき、フルオーダーのかたちで作成いたしました。
削りだし後、模様は着色せず、焼き色で表現。
漆喰と調和するように仕上げました。
壁からオリジナルの空間を提案させていただきます。
トイレの中
すてきないこいの空間になっています。
この洞窟のような 独特な白壁。
スイス漆喰 カルクウォールによる仕上げです。
ベースは石膏ボード
石膏系下地材Bドライで凹凸をつけて鏝塗りしたのち
カルクウォール吹付けし、最後はビニールで押さえてます。
この独特の手作り壁にピッタリあう、
一点物のハンドカービングの木製クラフト
八幡工業・ナチュラワイズならトータルでデザイン・施工致します。
ぜひ、あわせてご相談ください!
https://www.naturalwall.jp/form/
03-5876-3375(ナチュラワイズ)
ウェルカムストーンでお出迎え
8月の営業カレンダーでチラ見せして
「あれはな~に!?」と反響がありました。
『ウェルカムストーン』でございます。
八幡工業のお得意の モルタル造形で作られた作品でございまして
カフェサンワイズの入り口にど~~んとあります。
大きなサイズでご覧いただきましょう!
ジャジャ ジャ~~~ン アーチ状に組まれた石のオブジェです。
サイズは、 高さ 1000 横幅 900 奥行 700 重量は(推定)70㎏
トップにはカフェのマスコット 『守りリス』がいます。
土台となる枕木の上には、ゴツゴツした石が積まれています。
黒いフライパンからは、Welcome ~~ とソーセージみたいに文字が飛び出しました。
その後ろには、 多肉植物のグリーン(これは本物です)
石と一体化したスプーンとフォーク、コーヒーカップもありますね。
横からお見せします。
そして 回転しますよ~ すると
ほ~ら、裏側には カラフルな街並みが出現!
よ~く見ると、お家の窓が目にみえてきます。
かわいらしい顔、ケラケラ笑っている顔・・
スタッフの玉置君 どこ撮影してるの?
(玉置撮影)この石畳が気になるようです。
細かいところまで良く作られています。
カフェにいらっしゃるお子さんたちにも人気です。
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さて、これはオリジナルのモルタル造形作品です。
デザインを担当したのは 八幡工業のデザイナー りかさんです。
自ら、モルタル造形の仕上げをしているところです。
さて、完成まではさまざまなスタッフの協力がありました。
裏側は、こんなふうになってます。
実は台車に乗せられています。もちろん移動ができます。
ベースは コンパネ、その箱のうえに木材で補強
中央のスタイロフォームの芯には鉄筋が入っています。
完成時 かなりの重量になることを予想してしっかり作られています。
この台車改造までは 斎藤が担当しました。
友君が現場から帰ってきたので
防水下地のアスファルトフェルトを張ってもらいました。
お疲れのところ、楽しそうです。
最後に波型のラス網を貼ってくれました。
土台の木を覆う部分のモルタル塗りが完了
このあと スタイロフォームをカットします。
スタイロフォーム部分にはショートフィーラーという材料を塗り付け
グラスファイバーのネットを伏せ込んで補強。
ここから 造形に取り掛かります。
盛り付けたり、削ったり・・・ 造形士 りかさんの独壇場です。
ひたすら 造形用モルタルで彫刻。
A面に色が入ってきました。
B面の色づけ途中
B面の完成!
最後に、エイジング塗装を施して堂々完成いたしました!
もっとよく見たい方、どうぞナチュラワイズor カフェにご来店ください。
所在地 : 〒125-0031 東京都葛飾区西水元 2-11-17
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このように、八幡工業・ナチュラワイズでは
オリジナルデザインで オブジェの作成も致します。
立体看板、門柱、立水栓、手水鉢、記念碑 ・・・などなど
モルタル造形で丈夫で長持ち、一生ものの作品制作をお任せください。
お問い合わせは 電話 03-5876-3375
メール https://www.naturalwall.jp/form/
こちらまでどうぞ!
テーマは「ホビットハウス」なテイストで!!!!(後編)
八幡工業では 2018年 春、
3部作の映画 「ロード オブ ザ リング」や
2012年公開の「ホビット」の中に出てくる
小人さんが暮らしていそうなお家を造形しました。
*完成した内装写真
リクエストは、モルタル造形と漆喰を組み合わせた立体的な空間表現です。
こんな夢のような 特別な仕事のお問い合わせをいただきました。
では、お問合せをいただいてから~施工~お引き渡しまでの流れに沿って、
この「思いがけない施工の旅!」にいっしょにでかけましょう。
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1. お問い合わせ・お打合せ
2. お打ち合わせ・現地調査
3. プラン提案・お見積り作成
4.プランデザイン、お申し込み
5.施工開始
ここまでのながれは
「ホビットハウス」なテイストで!!!!(前編)をご覧ください。
http://www.naturalwall.jp/?p=3957
経年風化したエイジング塗装をほどこした木のドア。
モルタル造形でつくられています。
ここからは、まわりの壁部分を塗ります。
塗り作業が完了。
最後に、塗り壁部分にもエイジング塗装して出来上がりました。
左右の丸窓にはステンドガラスが嵌め込まれました。
これは、施主支給のオリジナル作品。
なんだか、水中にいるみたいです。
6.仕上がり確認、お引き渡し
施工の最終日に仕上がりをご確認いただきます。
ご満足いただきましたら、そのまま施工完了、お引き渡しとなります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
千葉県佐倉市の 株式会社建築工房 時温(ジオン)さんのショールームは
こちらからお問い合わせください。
http://www.sakura-workworks.com/access
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施主・設計士 の渡辺さんからメッセージをいただきました。
「ありがとう nice guyな八幡工業さん❣️」
こちらこそ
今後ともよろしくお願いいたします。
テーマは「ホビットハウス」なテイストで!!!!(前編)
八幡工業では 2018年 春、
3部作の映画 「ロード オブ ザ リング」や 2012年公開の「ホビット」の中に出てくる
小人さんが暮らしていそうなお家を造形しました。
*完成した内装写真
リクエストは、モルタル造形と漆喰を組み合わせた立体的な空間表現です。
こんな夢のような 特別な仕事のお問い合わせをいただきました。
では、お問合せをいただいてから~施工~お引き渡しまでの流れに沿って、
この「思いがけない施工の旅!」にいっしょにでかけましょう。
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1. お問い合わせ・お打合せ □ 無料 □
材料や仕様の詳細が決まっていなくても大丈夫。
壁・床・天井の左官、仕上げ、材料などでお悩みのことがあればお気軽にご相談ください。
打合せ場所は、千葉県佐倉市の JION建築工房さんの秘密のショールーム
http://www.sakura-workworks.com/access
左側は「workworks」というギャラリーショップ
素敵なアンティークや作家さんのクラフト作品が展示販売されています。
右側のドアを開けると ゴージャス!
こんなレッドカーペット敷きの階段。
降りたところにリフォーム予定のショールームがあります。
築40年以上の建物 古いが作りはしっかりしています。
以前は老舗のバーがあった地下室。
2. お打ち合わせ・現地調査 □ 無料 □
依頼主の設計士・渡辺さん
「何年も使われていなかったので スタッフ総出で長年積もった埃のお掃除、
置いたままの家具類の処分など、とにかく片付けが大変でした。笑」
渡辺さんは、後日ナチュラワイズのショールームにもお越しくださいました。
壁には新しい石膏ボードが貼られています。
事前にいただいたプランをもとに施工範囲を計測し、帰って図面におこします。
この日はここまで。下見と打合せが終わり、
スタッフの皆さんとご挨拶写真を撮影しました。
数日後、概算見積もりを提出しました。
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3. プラン提案・お見積り作成 □ 無料 □
後日、あらためてデザイナー谷が伺いました。
塗り壁のサンプルをお持ちしてのデザイン確認
床も仕上がり、クロス屋さんが先行して作業しています。
手描きスケッチを見ていただきます。
扉と丸窓にからみつくねじれた木が特徴です。
(*手描きパース、イラストデザイン作成料は有償になります)
壁に直接 チョークで書いてサイズを確認していただきます。
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もうひとつの施工場所。
ここには石のモルタル造形をご所望です。
ここには、さまざまなクロスのサンプルがパッチワークのように貼られるとのこと。
そして、大胆に石を積み上げた壁が出現します。
石積みの立体サンプルで形状と石質、色味の擦り合わせを行います。
(*立体サンプルの作成料は有償になります)
デザイナー 谷が描いた手書きのイメージ
ホビットのお家のイメージ
石積み壁のイメージスケッチ
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4.プランデザイン、お申し込み
プランが決まり、お見積りにご納得いただき、
正式に工事のお申込みをいただきました。
クロスが貼り終わり、石の位置を最終確認
ココが「八幡左官ならでは!」
お客様と対話しながら、その空間に最適な仕上げ方をいっしょに作り上げていく、
ご納得いただける模様や質感を職人が目の前で塗ってお見せします。
これこそが手仕事・左官ならではの魅力であり、職人の喜びであります。
5.施工開始
仕上がったクロスをよごさないように
しっかりマスキングして作業開始。
石積みの立体造形の施工がすすんでいます。
当初のイメージより丸みのある石になりました。
石積みの色付けが終わり、完成です。
こちらの柱まわりはレンガ調の造形
造形が終わりました。
エイジング塗装が完了しました。
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もうひとつの「ホビット」の施工の流れをご紹介。
石膏ボードのつなぎ目のパテ処理
木の造形部分の下地処理
デザイン画どおりに木の形にモルタルを盛り付けていきます。
丸い扉の木目化工をしています。
細かい部分の意匠の作り込み
経年風化したエイジング塗装をほどこしました。
6.仕上がり確認、お引き渡し
このつづきは、ホビットハウスなテイスト(後編)をごらんください。
http://www.naturalwall.jp/?p=4016
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スイス漆喰と左官造形による作品!
八幡工業・ナチュラワイズによる
スイス漆喰と左官造形による作品! のブログ 後編です。
葛飾のヨシウダ建築さんからのご依頼で
葛飾区内の住宅の内装工事を務めさせていただきました。
いつもあかるい現場監督の池端さん http://www.yoshiuda.co.jp/
池端さんと設計担当の五十嵐さんのご提案のおかげで、
ふたたび漆喰と造形による作品が実現しました。
玄関ホールに施した
スイス漆喰とモルタル造形のマリアージュ
白壁、木、レンガ
もともと別々だった素材があたかもひとつの存在のように調和した状態。
新築なのにもかかわらず、もうず~っと昔からここに、こうしているような
歴史感すら思わせる空間になっています。
手前の天板はモルタル造形+エイジング塗装による擬木
上部二段の棚板は天然木です。
*前回ブログ 施工の様子はこちら
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=15581
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階段室の漆喰のアップ いい表情しています。
絶妙なボケ味と塗り壁ならではのテクスチャーをお見せしたくて
導入した iPhoneに取り付けるワイドカメラ
国産カメラメーカー 「ヤシカ」さんがつくった素晴らしいレンズです。
階段室の天井もスイス漆喰左官仕上げ
これが仕上げ施工前の大工さんの作ってくれた下地
職人さんは「うわ~ ここも塗りなの? 役物だらけだ~ 」 といいますが
実は ここぞ 左官屋の腕のみせどころ!
漆喰で塗り包めて仕上げると こんなにもあかるくて重厚になります。
手をかけて、丁寧に鏝で塗った漆喰の壁は 強くて丈夫。
そして、照明の灯りがやさしくひろがります。
呼吸する壁は冬は暖かく、夏は涼しいロハスな空間を作り出してくれます。
昼と夜で雰囲気の変わるしっくい壁
何度でも 見たくなる階段室
こんな、昇り降りが 楽しみな
木と漆喰の吹き抜けのあるお家 いいですね。
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2階へご案内します。
ゆったりとした リビングダイニング
こちらの壁・天井も スイス漆喰 カルクウォールの鏝塗り仕上げです。
池畑さんの素材使いのアイデア
集成材の断面がおもしろい キッチンの見せる収納棚です。
「見せ梁」も同じパイン集成材をいれることで
メリハリとリズムが生まれます。
コーナーは丸くおさめることで ちいさなお子様にもやさしい配慮
小上がりの 畳の空間。 ちょっと横になりたい気分を誘います。
下は便利な収納になっています。
和室スペースから見た キッチン
耐熱ガラスの レンジの背面 と フード
使い易そうで いいですね。
最後に、 「壁と灯り」ベストショット。
ちょっとマニアックな「左官屋目線」でお送りした(いつものことですが 笑)
完成した すてきなお家のご紹介でした。
ショールーム併設のカフェサンワイズが取材されました!
「葛飾元気野菜」を使用したメニューを提供するお店との事で
ショールーム併設のカフェ・サンワイズが情報誌の取材を受けました!
地元の新鮮な小松菜
店舗自体もショールームとしての機能を持っており、
スイス漆喰の内装、
モルタル造形の飾り棚、
天井までまわる大きな壁画等、
空間全体をデザインしております。
少しでも多くのお客様に漆喰の塗り壁の良さや造形の面白さをご覧頂きたい、
との思いからスタートしたカフェでしたが、
メニューは手抜きなし!
オリジナルブレンドのコーヒー、
ランチは地元の新鮮野菜を使ったオードブル付きの週替り生パスタのセットや
彩り鮮やかでボリューミィなカフェ丼などなど…
本気のイタリアンで地元のお客様に愛され、
本日も元気に営業しております!
お近くにいらした際はぜひ!お立寄りください♪
CAFÉ Sun Y’s カフェサンワイズ
https://www.facebook.com/cafesunys
営業時間|8:30〜16:00(15:30 Lo)
定休|月曜・日曜・祝日
TEL|03-5876-3268
沖縄紅型(びんがた)調の造形デザインの壁
今回は、特殊な壁の制作を営業:斎藤がレポートします。
沖縄の美しい海と空が好きな施主からのリクエストに答え
クリスマスまでに完成をめざした葛飾区の住宅エントランスの造形壁。
*デザイナー:谷が担当した、紅型調のデザインスケッチ
琉球びんがたは、14~15世紀頃に始まったといわれています。
紅型は琉球王府、首里、浦添を中心に、婦人の礼装として、
また神事に関する古式の服装として摺込みの手法で染められたのが、
琉球紅型のおこりだといわれています。
※ 完成した作品
下地はブロック塀、周囲は外壁と同じ赤いブリックレンガタイル
真っ白い塗り壁には、家族でビーチコーミング採取した貝殻
そして、大小さまざまなサイズの砂利が埋め込まれています。
今回は初めての施工でしたので、
事前に会社の倉庫作業場にてテスト制作をしました。
手順や乾き具合、模様の出来栄えを確認してOK!
これはちょっとケルトの文様にも見えるデザインですね。
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そして、本番!
植え込みをマスカーで養生
あらかじめ下地までは出来ていています。
造形用セメントの白に寒水石を混ぜて捏ねます。
鏝でたっぷり塗ります。
ポイントは「フラットではなく、わざとでこぼこに塗る」のです。
モルタルが乾くまですぐにフリーハンドで
貝殻、石を張り付けて模様を作っていきます。
花、波模様、風 、植物 ・・・
リズムのある配置でいろんなものが表現されます。
全体のバランスを確認しながらノンストップの業です。
締まり具合をみて 一気に「搔き落とし仕上げ」です。
全体像見ていただきます。
『たねあかし』です。
実は、八幡工業の吉彦専務の自宅でした。
工事は施主自ら行いました。
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おまけ(壁の裏側)
アワビ貝は、キラキラの螺鈿にかかせないアイテム
酸に数時間漬け ブラシで苔や汚れを取り除きます。
そして洗った後、ハンマーで細かく砕きます。
壁の裏側は、貝と砂を伏せ込み、押さえた後
洗い出し仕上げとしました。
日々、斬新なデザインをプラスした、
あらたな施工法に挑戦し続ける左官。
イメージを伝えたら 『すすっと』デザイン
デザイン決まったら 『ぱぱっと』施工
素早い対応でみなさまのご希望にお答えします。
それが、八幡工業・ナチュラワイズです。
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