
現場レポート
左官で魅せる 老舗割烹のリフォーム(前編)
3月1日よりグランドオープンしました
神楽坂 割烹「め乃惣」さま
http://www.menosou.com/
大規模改修工事の監督を八幡工業がメインで担当させていただき
2月のひとつきを様々な業種の皆さんとともに施工させていただきました。
かかわったみなさま、大工さん、電気屋さん、水道屋さん、
ガス屋さん、塗装屋さん、タイル屋さん、植木屋さん
そして弊社・左官 皆様 ありがとうございました。
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表通りから石畳の路地を少しを入ったところ
目抜き通りの喧騒から離れ 落ち着いた佇まいの老舗店です。
さて、今回は左官屋目線でご紹介させていただこうと思います。
まず目に飛び込んでくるのは真っ白な暖簾
その暖簾の下にひっそりと ある「置き行燈」に注目
これは、京都の城陽砂・真砂土に藁と白セメントを合わせ
版築状に色分けして固めたのち掻き落とし仕上げした
オリジナル左官仕上げの行燈なのです。
雨に濡れるとしっとり濡れ色になってこれまた風情があります。
中ではロウソクの炎が風で ゆらめいています。
(実はLEDの特殊照明でゆらめくタイプの製品を組み込んだ作品です)
掻き落とし仕上げをしている様子
・・*・・*・・*・・
そして、その隣には格式のある日本料理のお店になくてはならない
そう、「坪庭」です。
坪庭には、「つくばい」 が必要です。
なので、左官で作っちゃいました。
存在感ある手水鉢風、木のオブジェ(モルタル造形)が鎮座する
板囲いの塀で区切った半畳ほどの空間。
打ち水をすると、こんなしっとりとした構えになります。
・・*・・*・・*・・
庭には苔をいけ込み、玉砂利を敷き込み、紅葉が植えられました。
壁は 置き行燈と同じ京都の城陽砂・真砂土に藁と白セメントを合わせ
温かみのある塗り壁に仕上げました。
木のオブジェは造形担当がモルタル彫刻を完成、
その後 ペイントチームがエイジング塗装仕上げをしている様子
路地の片隅に「わび・さび」が感じられるよう
少し古びた風合いにエイジング塗装しています。
・・*・・*・・*・・
この木のオブジェ(モルタル造形)を上から見ると
なんと、切株の中は水をたたえた手水鉢になっています。
切り株の中からはほのかな明かりとともにポコポコと水が湧き出ています
あふれた滝の渓流は 涼やかな金属質の響きを奏でながら
洞から根の方に吸い込まれていきます。
⇒ こちらで動画が再生できます。
水の音もお聞きください。 menoso
本物の石と植物、モルタルの特殊造形でつくられた
オリジナルの擬木+水琴窟による音と明かりは
ミスティーでしっとりとした癒しの庭を演出します。
いかがです、お店の中もご覧になりたいでしょ。
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店内の様子は、次回じっくりと
ご案内することとしましょう。
「TOKYO匠の技」左官編の撮影!
こんにちは ナチュラワイズの清水です
ニュースです!
東京都が制作している「TOKYO匠の技」2017 に
代表取締役社長の八幡俊昭が選ばれました!
熟練技能者の匠の技をビデオと冊子で紹介しているシリーズの「左官」編です。
こちらから動画がご覧いただけます.
左官 紹介編(https://youtu.be/a7r29RgZ5gU
)
左官 熟練技能編(https://youtu.be/EvS8ZJEV_cE
)
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取材は2017年2月6日(月) 朝早くから撮影開始!
早すぎて私が出勤した時はすでに始まっていました(汗)
八幡工業の作業場での撮影です
思い切りのアップw 社長頑張ってます!
立ち姿が決まってますね。実は社長はランナーなのです!日々体幹の鍛えます♪
(姿勢が悪いと色々な所に負担がかかり長時間の作業は難しいのです)
塗って!
塗って! 塗って!
ぴん角!
湾曲!
途中途中狂いが無いかまめに測ります。一流の職人は1ミリにこだわります!
そしてまたピン角!一番神経を使いますv
細い場所も丁寧に塗ります!
朝から夜まで・・・・ほとんど休み無く撮影してました
社長の体力と精神力には驚きです!そして撮影スタッフの皆さんも休み無しです!
そして9時間にもおよぶ作業後に出来たのがこちら
(実際の仕事ではもう少し早く仕上がるのですが、ひとつひとつ
解説したりカメラアングル変えたりしたので時間かかりました)
完成しました。
美しいですね~完璧なフォルム!
我が家の和室にもお願いしたいです♪
・・・・・・・・・・・・・
しかーし!これで終わりではありません!!!
ここからは、道具の説明撮影!
どれが何に使い、 気をつける点や注意事項やなぜこれでなければ
いけないかの理由等々をひとつひとつ行いました(この段階で外は真っ暗です)
コレで終わりかと思いきや、最後のトーク!
女性キャスターさんからの質問に答えていきますw
社長の思いとか左官に関する意気込みや今後のビジョンとかw
最後まで張りの有る元気な声で答えてました(社長いったいお幾つですか(笑))
寒い北風が吹きすさぶ中での撮影にもかかわらす社長もスタッフの皆さんも
終始笑顔で進み、皆さんのプロ意識とすこぶる体力と精神の輝きを
感じる撮影現場でした
この撮影の内容はどのように編集されるのか、出来上がりが楽しみです♪
ではでは皆さん長時間本当にありがとうございました
冊子やDVDが完成したらお知らせさせて頂きます。 お楽しみに~~!!
オプションで自然素材の塗り壁にチェンジ!!(建売り編) 後編
前回に引続き本日も葛飾区のO様邸におじゃましました
前回の様子 → https://www.naturalwall.jp/?p=3285
今日はとても冷たい北風が吹き荒れて外は凍るような寒さですが
このお宅は日当たりも良く窓を閉めるとぽかぽかと暖かかったです
アク止め処理 → 下地塗り → [ 天然スイス漆喰(カルクウォール)] 仕上げも済み
土日の乾燥養生期間を経て、お施主様へのお引渡しとなりました。
施主様は「とても綺麗な仕上がりで、うれしいです」と
部屋全体が清潔な白に統一されているお部屋をごらん頂き大変喜んでいただけました
( O様邸は建売住宅の 引越し前のオプションの工事依頼です。
施工箇所1階のキッチン・リビング・和室にはすでにビニールクロスが貼られていますが、
その上から[ 天然スイス漆喰(カルクウォール)] を塗って欲しいと言うご希望でした)
完成した和室
そしてリビングルーム
遠目だとよく判りませんが アップにすると・・・
出隅の角部分もきれいに塗り仕上ています。
スイス漆喰だからこそできる独自のテクスチュアーな感じがとても引き立っていますね
(この模様は施主様が現場の職人とパターンを確認しながら進めていきました)
・・・・・・・・・
仕上がり確認後、
取り外してあったコンセント類も取り付けを済ませました
今回はこれで終了~っと思いきや!
・・・キッチンはなにやら遊び心をお考えのようです
そしてお庭や外壁・・・
まだまだ続きがあるようで次回にはどう変わっているのか乞うご期待です!
オプションで自然素材の塗り壁にチェンジ!!(建売り編) 前編
明けましておめでとうございます
はじめまして営業見習い中の清水ともうします
新年早々葛飾区のO様邸の施工が始まりました
日当たりの良い、素敵な新築の一戸建てです
今回は、
建売住宅の 引越し前のオプションの工事依頼をご紹介します
施工箇所1階のキッチン・リビング・和室にはすでにビニールクロスが貼られていますが、
その上から[ 天然スイス漆喰(カルクウォール)] を塗って欲しいと言うご希望でした
新築のお住まいに傷をつけないように養生はしっかりさせていただきます
今回は流し台を使用させていただくのでピカピカのステンレスに傷がつかないように
しっかり保護します
Before After
流し台の周り、カウンタートップもしっかり養生します
Before After
床には→プラベニア→ブルーシートを行い、
場所によってはマスカーも行うしっかりとした養生です。
ピンクと緑のテープはそれぞれ糊の強さが違う物を使用しています
この日はカーテンの業者さんも採寸に来て奥様と打合せをしていました
施主様の背中ですやすやお休すみの赤ちゃん(ぽかぽか陽気で気持ちよさそうです)
コンセントカバーも外します
電気器具は壁から浮かせて周りを塗りやすくしておきます
(電気器具は汚さない為にマスカーや養生テープで包みます)
養生が済んだらタッカー止めを行います
(漆喰を塗った後で壁紙が浮いて来ないようにする為です)
天井は特に全身使ってのタッカー止め。
職人さん頑張ってくれています!!
この後も、アク止め処理や専用ミネラル下地材を塗ってから
[ 天然スイス漆喰(カルクウォール)] で仕上げます。
本番の漆喰を塗る前に行う作業がとても多いのですね
でもこの作業を怠ると後々とても大変!….と言うかとても後悔することになります
保護を怠る → いろいろな所が汚れたり傷ついたりする
アク止めを怠る → 色むらや筋が浮き出てきてしまう
下地材を怠る → ひび割れや剥がれやすい状態になる
いかがですか?ちょっとした工程の違いで残念な結果にならない為にも
最初から最後まで手を抜かずにしっかりした工程を踏むのがプロの仕事だと思います
ナチュラワイズはどの工程もこころを込め、丁寧に施工させて頂きます
最高級の漆喰を塗るのだから、下地から仕上がりまで完璧を目指すのでご安心ください
完成の様子は又レポートさせていただきますのでお楽しみに
お庭の「チョイ変え」は、 葛飾のヤワタにおまかせあれ !!
よく現場で聞かれます。『あなたの会社はどこ?』
八幡工業のホームグラウンドは葛飾区なので
「寅さんのふるさとです!!」 と、わかりやすく答えます。
『あ~ 「男はつらいよ」のお団子やさんのあるとこね。』
と、日本全国だいたいわかってくれます。
今日のお話は、その地元・葛飾の工事のご報告です。
正確に言うと 会社は葛飾区の西水元なので、
「寅さん」のふるさと葛飾・柴又とは少し離れているのですが
寅さんに描かれているように職人さんが多く暮らしている町です。
さて、無理くりな つながりですが、
今回のお宅はそんな自動車整備の職人さんであるご主人のO様邸。
一年前に建て売りで購入されたお家の庭のリフォームを依頼されました。
『 この芝生を取って自転車を置ける床にしてほしい。』
というリクエストにお答えしました。
※ では順を追って工事の流れをお見せします。
まずは芝生のあるお庭のフェンスを一部撤去して、植木の針葉樹を3本抜きました。
そして、自転車が乗り入れやすく 境界のブロックを壊します。
あれ!? 社長さん?
やっぱり 八幡社長です。
生涯現役!! 一職人です。
腰が痛いとといいながらも がんばって働く えらい社長です。
スコップで15センチくらい土をおこしています。
掘り返した土をダンプに積むと山盛りです。
結構な量の残土になるのが不思議。
これを処分場に捨てに行き本日はここまで。
翌日、砕石を敷き詰め ランマーという機械で転圧をかけます。
そのあと、ワイヤーメッシュを敷き込みます。
これひび割れ防止です。
緑のテープは生コン打設の際の 目安の墨出し
ちなみに、これは芝生との境界。
奥に生コンが流れないように土留めのブロックを積み、
フェンスを付け替えた様子です。
さすが、左官屋 ちゃんと鏝で表面をきれいに仕上げていますね。
翌朝、生コン車が到着。
さあスタンバイOK!! ってここでも社長~。
生コン投入
手前は、これ以上流れないように 板で止めます。
コンクリート打設完了。
流した量は1立米ほど、30分程度で終了。
生コンを均すのに大忙しで、社長が鏝で押さえているところ撮り忘れました・・
その日の夜。
雨が降ってきたのでパトロール、シートをかけ流れないことを祈ります。
翌朝、シートを外したら お~セーフでした。
新たに作ったブロックの部分にはもともとの土台にあわせて
クリーム色のジョリパットを塗って仕上げます。
乾いたら 土を埋めもどし芝生をはります。
完成しました。
雨の水が溜まらないように手前に向けて勾配をつけてあります。
最後に水を流して しっかり確認しました。
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【 まとめ 】
お庭の「チョイ変え」は、 ヤワタにおまかせあれ !!
八幡工業は 左官屋ですが、壁だけじゃなく 外構工事も承ります。
こんな風にちょっとした 土間でも結構ですので、
なにか暮らしで不便だな~~
ここ、こうしたら便利になるのにな・・・。
というところがありましたら どうぞお気軽に ご相談ください。
細かいところまで 気を配って、かならずや みなさまのご満足いただける
いい仕事させていただきますよ~。 (ナチュラワイズ営業・斎藤より)
(有)八幡工業 Natura Y’s(ナチュラワイズ)
〒125-0031 東京都葛飾区西水元 2-11-17
TEL 03-5876-3375
左官屋がお風呂をつくるとこうなる(後編)
ラグジュアリーなベッドルームの窓から見えるのは
滝の流れる せせらぎのあるガーデンルーム。
これが2階の バルコニー って信じられます?
※ 完成記念
今回の施主M様(左)と 工事を担当した八幡専務です。
というわけで、八幡工業の左官&造形&特殊塗装チームによる
葛飾の個人宅、浴室 リフォームの後編です。
前編は こちら https://www.naturalwall.jp/?p=3247
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● 工事前 ビフォアー
壁面はタイル貼りの バルコニーでした。
完成予定は、がらっと変わり 大理石調マーブルの石層になります。
壁の前にまずは床工事から。
既存の床を石張りにするため カチオンを塗って下地作り。
ブロックを並べていきます。
施主様のデザイン:花壇のなかに流れる川のせせらぎのイメージ。
今回の工事では 建築関係のお仕事をされている
施主様も自ら参加しておおいに腕を振るってくださいました。
壁面にはラス網をとりつけ、モルタルで下地作り。
白セメントで中塗りをとります。
花壇には防水処理を施します。
そしてこのコーナーには
なにやら石のオブジェ
ブロックから石積み調に造形して+ベースの着色をしています。
並行してアーチも石積みに造形。
本当に積んだようにしか見えませんね。
あら、いつの間にか壁の特殊造形モルタル仕上げが終わり
造形チームから ペイントチームによる
エイジング塗装仕上げに入っています。
今回の特殊塗装は3名のベテランガールズチームが担当。
壁はサハラの地層のような大理石調のマーブル仕上げ、
アーチは固そうな カラフルな自然石調 石積み。
この塗装班のチームワークの面白いところ!
時折、ひとりが塗った箇所を別のひとが塗り足したり・・・
かと思えば大胆に大きくグラデーションをかけたり・・・
お互いの完成で刺激し合いながら完成を目指していきます。
しかし、よくケンカしないで仲良くできるものだと感心しました(笑)。
ジャジャ~ン、完成しました!!
床の石の色合いとの調和もいいですね。
アーチのわきのコーナーの石
実は 滝なんです。
上の滝口から湧き水が石のすき間を伝い
ちょろちょろと音をたて流れていくさまが
なんとも 心地よいです。
花壇の感じ
施主様お気に入りこの角度、壁と植物。
わ~破裂しそう!!
こんなお茶目な蛇口も!!!
奥のジャグジーでゆったりお湯に浸かったあとは
こちらで空中庭園をながめながらシャンパンをいただく。
あ~~うらやましい限りのドリームバスです。
創造性にあふれた 楽しさいっぱいの
造形+左官の現場の施工例のご紹介でした。
左官屋がお風呂をつくるとこうなる(前編)
八幡工業の左官&造形&特殊塗装チームによる
葛飾の個人宅、浴室 リフォームがどうどう完成しました。
つくったのは、ジャグジーバスのある空間です。
うわ~~泡立ってますね~~~
ここにザブ~~ンと浸かったら、さぞかし気持ちイイでしょうね~~~
ハリウッド映画のように、シャンパンが似合います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、ビフォアーです。
これが 工事前、FRPのバスタブを設置した状態です。
そして アフター!!
そう、バスタブごと まるっと つるっと
左官材料でくるんで仕上げたのです。
しかも 窓からお隣の屋根が見える、ここは2階なのです。
さて、後ろに見えるオブジェは
施主の大好きな趣味「フィッシイング」のイメージ
(実は、パイプと設備配線等を隠すためのスペースなのです)
「釣り針と魚と波」
をかたどったオリジナルデザインにさせていただきました。
カメラににっこりしているのが デザインした吉彦専務です。
(オーナーにお誘いを受け、いっしょに釣り船で海釣りに
いったときの思い出を込めたそうです。)
製作中の様子をちらっと紹介
まわりはブロックを積み、ベースをつくりました。
このあとモルタルを塗り付け成型します。
そこに 「タラソミックス」 をバリ島の伝統左官工法で仕上げ
ひたすら磨き続けます。
そうすると、このようにまるで大理石の肌のようにつるすべになって、
なめらかで優しい質感はとても女性的な印象です。
湯船につかって腕を伸ばした時のなんともここちよい感触になるのです。
※最後に専用のトップコートをかけて表面をしっかり保護
…………………………
「タラソミックス」
水回りに使える タラソミックスの研ぎ出し仕上げ材料。
海洋性のエネルギーを持つ珊瑚や貝殻と
トラバーチン系の素材のナチュラルな左官材です。
詳しい情報は 販売代理店 ファンガレージの特設ページをご覧ください。
https://fungarage-thalassomix.storeinfo.jp/
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後半は、これだけじゃない
ジャングルクルーズ気分になれる!!!???
リゾートのテラス をご紹介します。
ラグジュアリーなベッドルームの窓から見えるのは
滝の流れる せせらぎのあるガーデンルーム。
これが2階の バルコニー って信じられます?
というわけで、次回もどうぞお楽しみに。
後半 ⇒ https://www.naturalwall.jp/?p=3248
保育園の擬木の手洗い場が完成
葛飾区内の保育園からご依頼の
八幡工業ならではの 「左官の技術」 で施工させていただいた
園庭のあたらしい手洗い場が完成しました。
リアルな擬木の造形と、自然素材の鏝塗りで仕上げられた手洗い。
白い壁に埋め込まれた色ガラスは園児と先生の共同作です。
洗い場は 大小2面あって
おおきな方は シャワーヘッド付きの足洗い場
土遊び、砂遊びを存分に楽しんだこどもたち
ここで足を洗ったら、そのまま裸足でウッドデッキ から教室に入れる仕様です。
デザインと現場管理は
葛飾・四ツ木にある オーケイホームズの向山さん
そしてこちらの面は手洗い専用
どうです!!
子どもたち、手洗い、足洗いが 大好きになることでしょう~ ♪♪
見せ場jは たちあがり部分の枕木をかたどった
木調のモルタル造形。
錆びかかった金属のビスももちろん造形。
本物以上に「木」 、なのに腐らない、反らない、丈夫で長持ちです。
縦に打ち込まれた 鎹 (かすがい)
金属製で 「コ」 の字の形の釘が リアルです。
工事はこのようにコンクリートブロックを立てるところから始まりました。
左官は下地から仕上げまで、長塚主任が責任施工させていただきました。
事前に設備屋さんが 水道の工事、排水管の敷設などやってくれています。
出っ張り角のないカーブが こどもたちにやさしいデザインです。
ブロックの上からモルタルで中塗りをしました。
床部分の排水がスムーズにながれるように
目皿(排水溝)にむかって水勾配をとっているところ。
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仕上げは バリの砂タラソと白セメントをミックスした
材料で鏝塗り仕上げ。
仕上げの日
台風がいくつも日本を上陸し、ようやく晴れた日を待ちました。
この日は2人がかり、現場調合していっきに仕上げます。
ひとりがシーラーを塗りながら、少しずつ塗り付け
もうひとりが乾き具合をみながら鏝でおさえていきます。
そして、メインイベント!!!!
完全に乾ききる前に
先生とこどもたち参加による 色ガラスの埋め込み作業。
順番待ちで20人ほどのお子さんたちが参加してくれました。
みんな、じょうずに入れられました。
最後は先生たち総出で仕上げていただき、みんな夢中になっていました。
後日、しっかり乾燥したのち 機械で研ぎ出すと
花火が浮かび上がってきました ♪
撥水材でトップコートをかけてフィニッシュ。
白いタラソの壁には シランコートを浸透させ
造形のモルタル着色面にはAGクリアーを塗布。
そして完成ひきわたし
『 いつまでも、こどもたちの記憶に残る 洗い場になりました。』
と、園長先生、たいへん喜んでくださいました。
こちらこそ、特別仕立てな 「べっぴんさん !」 に携わらせていただき
ありがとうございました。
※ べっぴん 「 別品」 「普通の品物とは違う特別なもの」 の意味
しっくい塗り壁リフォームでお幸せに!(+造形編)
いきなりですが、完成写真です。
ビニールクロスはしっくい壁になり、
カウンターを囲む壁は造形で石積みをワンポイントプラス。
白壁には神棚が祀られて、じつに神々しいまでのリビングになっています。
今回ご紹介させていただきますは 地元・葛飾のマンションに暮らす
ご夫婦とお子様ひとりのK様ファミリーのリフォーム事例。
2 回に わけてお伝えします。
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2016年夏、
購入した中古マンションのリフォームのご相談をしに
ナチュラワイズにお越しいただきました。
ご夫婦はふたりともDIYが大好き! ということで
うまく塗れたら引っ越しまえに工事したいのです、と。
まずは塗り壁体験をしてみたいとご予約いただきました。
この日は、スイス漆喰と日本の漆喰
両方を比較したいというご希望で塗り壁体験に挑戦。
何種類か試し塗りをして
最終的に村樫の 「マリンライム」 という漆喰に決定しました。
仕上がりの肌触りとマットな質感がよく
国産の漆喰を使いたいという希望が決め手になりました。
なぜ漆喰にこだわるのですか?
と 理由をうかがうと、
実は、・・・・ 2歳のお子様は赤ちゃんのときから少しお体が弱く、
元気なときには保育園に行くのを楽しみにしているのですが、
ときおりお医者様に通院しなくてはいけない日もあるというお話。
そんな子供さんが少しでも快適に暮らせるように
しっくいの機能でお部屋を快適・安全な環境にしてあげたいのだという。
また、奥様のアレルギー体質の改善も期待しているとのことでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
工事の概要を整理すると
1. 家族で過ごす時間が多いリビングダイニングの壁と天井を漆喰にしたい。
2. 古い洗面台を撤去して コンパクトタイプの流し台に変えたい。
そして洗濯機を並べて使いたい。
3. 便所と洗面所の仕切りをなくして、ドアなしで広々と使える脱衣場にしたい。
トイレをタンクレスのウォシュレットにして、今のトイレドア部分は収納にしたい。
これらに伴う、大工および電気・水道工事をコーディネートしてください。
・・・・・ というもの。
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後日、大工さん、電気屋さんとともに 実際に現場でお打合せさせていただきました。
課題、このおおきな洗面台を処分したら、洗濯機を設置できるのか。
課題、トイレの使い方を今とまったくちがう形にシフトできるのか。
課題、奥の躯体面はクロスをうまくきれいにはがせるのか。
課題、このカウンターの石調 壁紙のインパクトをどうしたものか・・。
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お施主様は 、ナチュラワイズのショールームの
漆喰の仕上がり感、造形の面白さにも注目してくださっていたので
このカウンターは思い切って石を積み重ねた造形にしてはいかがでしょうか。
たとえば こんな雰囲気ではいかがでしょうか。
・・・ と思い切ってご提案させていただいたところ
「 わ~~ おもしろそう。 ぜひやってみてください。たのしみにしています。」
では、期待に応えてもらうべく ナチュラワイズの造形チームの登場。
モルタル彫刻 といえば! 長塚主任の登場です!!
いきなりフリーハンドでザクザクと下絵
あとから相方・田原亜沙子さんが盛り上げていきます。
そして形を整え、ひとつひとつの石の模様、テクスチャーをアレンジしていきます。
長塚主任は若いころ、造園の仕事についていたので
そのころの知識と経験をいかして、自然の息吹を吹き込んでいきます。
川原で水に洗われ角がとれた、丸石積みのやさしい感じがいいですね~~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
乾燥期間をおいたのち、ぺインターチームにバトンタッチ。
カフェ サンワイズのかわいいペイントでもおなじみの
特殊塗装専門の奈々さんが色付けしてきます。
今回は 漆喰の白い空間にあわせ
全体にトーンは明るめの白石にしてもらいました。
色がのったところで乾燥させ、全面にトップコートをかけます。
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絞り器にいれた材料を ギュ~
目地を詰めてたら、品よくならして ようやく完成です。
今回は、ここまで。
本物の石を使ったら 材料費・運搬費 もさることながら
職人さんの人数、日数もかかるところ
モルタル特殊造形を活用することで、
コストを抑えつつも希望のイメージに作ることができるのです。
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次回このつづきの、洗面所 と トイレのこと
そしてお施主様も ご協力・参加していただいた
漆喰壁仕上げ編となります。
https://www.naturalwall.jp/?p=3174
こちらもあわせてご覧ください。
海老名の㈱秀建さまの家づくりに左官で参加
神奈川県で新築住宅を販売する秀建(しゅうけん)さま
秀建 の住まい作りは、お客様のライフスタイルに
最良と思われる高品質・高機能なデザインながらも、
お値打ち価格の住宅を提案しています。
今回、八幡工業では 自然素材を内外に使った
新たな企画の家づくりに左官で参加させていただきました。
ご紹介するのは、海老名市内の閑静な住宅街
ちょうど角地の日当たり抜群の戸建てのお宅。
外壁はスイス漆喰・カルクファサードの鏝塗りで仕上げさせていただきました。
玄関前も このように真っ白!!
実は完成して 半年ほど オープンハウスとして展示公開されていたのですが
外壁は、まったく汚れなどなく 新築のきれいなままでした。
今回は、公開期間を終えて、お客様にお引き渡しするまえに
数箇所の補修を依頼されて伺いました。
そして、内部へ。
玄関ホールのドアを抜けたら
どど~んと、吹き抜けの大空間が開けます。
無垢材と スイス漆喰カルクウォールの共演です。
大きな窓からの採光がしっくいに反射して、とても明るい室内。
おもわず、ソファーでゆったり寛ぎたくなります (笑)。
エアコンも木のルーバーで目隠されていて うれしい心づかいですね。
モデルハウスということで、心配はしていましたが、
予想以上に内部もきれい ほんと新築そのままで、
とくに目立ったよごれや クラックなどもなく ひと安心。
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さて、ご依頼の補修個所はというと、 木部の梁や柱としっくいとの取り合いのすき間埋め。
これは、木材が一定の乾燥期間を経過したために 収縮がおちつき
結果的に 木部の梁や柱としっくいとの取り合い部分にすき間が生じる
ごくごく自然な現象なのです。
しかしながら、このすきま埋め、結構たくさんあって 骨が折れましたが、3時間ほどで無事終了。
清掃も済んだところで、せっかくなので いざ撮影タイム~~。
見せ場は、なんといってもこの階段!
しっくいの間に貼られた天然石は 天井まで縦ラインに伸びていて
キリッと高さを強調。
また、角度によって梁とクロスして見えます。
キッチンからリビングのひろびろとしたながめもいい
食事の準備や後片付けを楽しく感じさせる広々とした明るいキッチン
2階階段上から
2階の通路から
いいな~
こんな家で暮らす人はしあわせだな~
などと思わずにおれない 現場のご報告でした。
気になった方は 秀建さんのホームページをごらんくださいませ。
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住まいづくりへのこだわり
“住宅は家族の輪の中心”であり“家族の輪を形作る空間”であって欲しい…。
秀建は、そんな空間作りのお手伝いをさせていただく企業です。
上の2枚は、秀建さんが作った設計プランのパース画像。
先の写真と比較すると
実物完成がいかに忠実かがよくわかりますね。
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