現場レポート
テーマは「ホビットハウス」なテイストで!!!!(前編)
八幡工業では 2018年 春、
3部作の映画 「ロード オブ ザ リング」や 2012年公開の「ホビット」の中に出てくる
小人さんが暮らしていそうなお家を造形しました。
*完成した内装写真
リクエストは、モルタル造形と漆喰を組み合わせた立体的な空間表現です。
こんな夢のような 特別な仕事のお問い合わせをいただきました。
では、お問合せをいただいてから~施工~お引き渡しまでの流れに沿って、
この「思いがけない施工の旅!」にいっしょにでかけましょう。
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1. お問い合わせ・お打合せ □ 無料 □
材料や仕様の詳細が決まっていなくても大丈夫。
壁・床・天井の左官、仕上げ、材料などでお悩みのことがあればお気軽にご相談ください。
打合せ場所は、千葉県佐倉市の JION建築工房さんの秘密のショールーム
http://www.sakura-workworks.com/access
左側は「workworks」というギャラリーショップ
素敵なアンティークや作家さんのクラフト作品が展示販売されています。
右側のドアを開けると ゴージャス!
こんなレッドカーペット敷きの階段。
降りたところにリフォーム予定のショールームがあります。
築40年以上の建物 古いが作りはしっかりしています。
以前は老舗のバーがあった地下室。
2. お打ち合わせ・現地調査 □ 無料 □
依頼主の設計士・渡辺さん
「何年も使われていなかったので スタッフ総出で長年積もった埃のお掃除、
置いたままの家具類の処分など、とにかく片付けが大変でした。笑」
渡辺さんは、後日ナチュラワイズのショールームにもお越しくださいました。
壁には新しい石膏ボードが貼られています。
事前にいただいたプランをもとに施工範囲を計測し、帰って図面におこします。
この日はここまで。下見と打合せが終わり、
スタッフの皆さんとご挨拶写真を撮影しました。
数日後、概算見積もりを提出しました。
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3. プラン提案・お見積り作成 □ 無料 □
後日、あらためてデザイナー谷が伺いました。
塗り壁のサンプルをお持ちしてのデザイン確認
床も仕上がり、クロス屋さんが先行して作業しています。
手描きスケッチを見ていただきます。
扉と丸窓にからみつくねじれた木が特徴です。
(*手描きパース、イラストデザイン作成料は有償になります)
壁に直接 チョークで書いてサイズを確認していただきます。
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もうひとつの施工場所。
ここには石のモルタル造形をご所望です。
ここには、さまざまなクロスのサンプルがパッチワークのように貼られるとのこと。
そして、大胆に石を積み上げた壁が出現します。
石積みの立体サンプルで形状と石質、色味の擦り合わせを行います。
(*立体サンプルの作成料は有償になります)
デザイナー 谷が描いた手書きのイメージ
ホビットのお家のイメージ
石積み壁のイメージスケッチ
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4.プランデザイン、お申し込み
プランが決まり、お見積りにご納得いただき、
正式に工事のお申込みをいただきました。
クロスが貼り終わり、石の位置を最終確認
ココが「八幡左官ならでは!」
お客様と対話しながら、その空間に最適な仕上げ方をいっしょに作り上げていく、
ご納得いただける模様や質感を職人が目の前で塗ってお見せします。
これこそが手仕事・左官ならではの魅力であり、職人の喜びであります。
5.施工開始
仕上がったクロスをよごさないように
しっかりマスキングして作業開始。
石積みの立体造形の施工がすすんでいます。
当初のイメージより丸みのある石になりました。
石積みの色付けが終わり、完成です。
こちらの柱まわりはレンガ調の造形
造形が終わりました。
エイジング塗装が完了しました。
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もうひとつの「ホビット」の施工の流れをご紹介。
石膏ボードのつなぎ目のパテ処理
木の造形部分の下地処理
デザイン画どおりに木の形にモルタルを盛り付けていきます。
丸い扉の木目化工をしています。
細かい部分の意匠の作り込み
経年風化したエイジング塗装をほどこしました。
6.仕上がり確認、お引き渡し
このつづきは、ホビットハウスなテイスト(後編)をごらんください。
http://www.naturalwall.jp/?p=4016
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— 塗り壁の小道 — 漆喰壁画
綜合住宅展示場ハウスクエア横浜にある
ミサワホームイング株式会社様 横浜ショールーム内に
「森の木立」をモチーフにした漆喰の壁を施工させていただきました。
Rの入隅で天井と側面の境目をなくし、
柔らかなトンネルに。
スイス漆喰の趣のある素材感と塗りパターンで、
静かに主張します。
その白く涼やかなトンネルに、
抑え目の柿渋色で水彩風に木立の壁画を描きました。
側面から天井、向かいの面へと流れる風を感じていただけるようなデザインにしました。
スイス漆喰カルクウォールならでは
自然素材の調湿・消臭の機能性と
鏝塗り壁による手仕事のぬくもり
さらにオリジナルデザインのペインティング
今回は新人左官女子・鈴木も一緒に施工。
壁画初仕事!
足元の装飾を仕上げます。
先輩が仕上げた塗り壁に緊張の面持ちで筆をのせていました。
他にはない、お客様だけの特別な空間作りをお手伝いさせていただきます。
ぜひ ナチュラワイズのデザインスタッフにご相談ください。
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実物をご覧いただく際には 下記にお問合せご予約ください。
ミサワホームイング 株式会社 様
神奈川県横浜市都筑区中川1-4-1 ハウスクエア横浜
0120-468-330
営業時間:9:30〜18:00
休館日:月曜日(祝日を除く)
http://www.misawa-homeing.co.jp/showroom/yokohama.html
2018 あたらしい左官女子
DIY塗り壁サポート・リフォーム編
~ 八幡工業・ナチュラワイズのDIY塗り壁サポート ~
東京都・江戸川区 M様邸の巻
戸建ての一階部分を リフォームしてプライベートサロンにする計画。
2018年 4月オープンをめざし、リフォーム会社さんの協力のもと短期着工中
この日、仕上げの日です。仲良しの親戚がお集まりくださいました。
おそろいの作業着姿で 「 さあ 塗るぞ~~~」
ナチュラワイズのインストラクター 斎藤が みなさんに全体の流れをご説明。
随所で作業手順をアドバイスしながらお手本をお見せして、すぐに実践。
ポイントとなる裏ワザ的なテクニックをその場で伝授していきます。
工事費用を抑えるためにも、できるだけ自分たちでできることはDIYでやる。
と決め、たくさんの作業をしてきました。
大工さんの作業がが終わり次第、まずは養生。
そしてドアや建具のカラフルなオーガニックペイント
天井の塗装はスイス漆喰のローラータイプ、
壁は既存のクロスに下地処理を施していただき
専用ミネラル下地材のローラー塗りまで完了。
玄関・廊下回り、階段室までは 漆喰塗りもあらかた完了していました。
お父様と息子さんで並んでの 漆喰塗り。
なんだか手慣れた職人さんに見えてきます。
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さて、
DIYサポートの当日は、残りの材料と鏝道具をお持ちしました。
だから、みなさんは作業着だけご用意いただけたら大丈夫なのです。
これって、楽ちんでしょ。
工事費のコストは抑えても
妥協しなかったのは「体に心にやさしい自然素材の材料」。
仕上げには『スイス漆喰・カルクウォール』を使うことで
お客様ににはナチュラルクリーンなお部屋でおくつろぎいただきたいという思い。
そして、その気持ちをみんなで心を込めて塗るという喜びと絆。
これがなによりも、だいじなのです。
こちらのお部屋は、お母さまの美容室になります。
すでに、お部屋の真ん中には大きな鏡が取り付け済みです。
オーナーのマダム 自ら 一生懸命塗っていただきました。
壁をはさんで、お向かいの部屋は
お嬢様がエステティシャンをつとめる完全予約制のスパになります。
午前中だけ参加の義理のお姉さんが塗ってくださっているところです。
ご覧のように、作業はひとつの壁を二人一組で仕上げていきます。
下塗りのひとと、仕上げ担当のひと 二人の息が大事です。
そして、隣り合う壁は 翌日やるというのがDIYのルール。
なぜかというとそのほうが、入り角で壁を傷つけることなく都合がよいのです。
また、DIYで塗る場合は、規則的なパターンや平滑な壁にするより
ラフでランダムなパターン仕上げにすることで、手作りの温もりが感じられ
リラックス効果があがります。
さらに、もしも傷がついた時にも部分補修ができるというメリットがあります。
というアドバイスをご理解いただき、今回の仕上げ方法は以下の様にしました。
①、しっくいを鏝で塗り付け後に、②、わざとローラーで模様をおこし、
③、最後に 鏝で さっとやさしく波を押さえる、いわゆる「ヘッドカット」方式。
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*完成時のイメージ
セラピスト1人、ベッド1つの個室で、深く心身を休めていただくサロンです。
メルタサリ 瑞江店
http://mertasari-bali.com/blog/6510
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実は、
このお客様は以前にも漆喰仕上げをDIYで経験済み。
ナチュラワイズの施工例でもご紹介しています。
下の二枚が その時の 記念写真です。
ブログ☞ 塗り壁DIYサポートで安心リフォーム
あのときは、猫ちゃんが工事を見守ってました。
前回は従姉さまとおふたりだけの施工でしたが、
今回は頼れる仲間たちといっしょに施工したので
およそ50㎡の仕上げ塗りが
朝9時から 夕方5時には余裕で完了!!!
オリジナル模様がついた真っ白くて、
すてきな漆喰壁の前で完成バンザーイ!
シロート5.5人(内 経験者3名)+ プロ1人で
クタクタにならない程度の 労力(笑)で楽しくできました~~
「やっぱり プロの人が現場に来てくれてよかったです。」
と、最後に、感謝のお言葉をいただきました。
みなさん、お疲れ様でした。
そして塗り壁のリピートをありがとうございました。
ナチュラワイズのDIYサポート 詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.naturalwall.jp/calkwall/ca_support
DIY塗り壁サポート・新築編
千葉県・柏市 G様邸
片流れ式屋根のスタイリッシュな白壁の外観
今回は、こちらの新築戸建ての注文住宅の
内装のDIY塗り壁サポートのご報告をいたします。
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奥様は、昨年11月、ナチュラワイズの塗り壁ワークショップに
お母様といっしょに参加されました。
おふたりともはじめてながら、とても楽しく出来た思い出を大事にしていただき
今回は一階フロアー LDKとトイレの塗り壁をご家族(ご夫婦)でがんばろうと計画されました。
仕上げ材は 塗りやすくてよかったということで、スイス漆喰 カルクウォールをお選びいただきました。
図面をみながら、左官屋としていくつかのアドバイスをさせていただきました。
1.天井の鏝塗りは素人の方にはハードルが高いのでお勧めしません。
2.ボード下地のパテ埋めを工務店さんにしていただけると負担が減ります。
3.吹き抜け階段室は室内足場の設置が必要です。
また高所作業は危険なので塗り壁の施工はプロにおまかせください。
4.床の傷防止のため、工事を行う箇所は緩衝材を敷いてください。
5. 電気のスイッチ&コンセントカバーは壁から浮かせておいてください。
*以上のことを工務店さんで対応可能かをご相談してみてください。
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結果、5 に関しては工務店さんに対応していただき、
それ以外は ナチュラワイズでお手伝いさせていだくことになりました。
後日、工事がほぼ完了しましたと報告がありました。
家具、建具が納まり、天井のクロスも貼り終わった状態で
下見とお打合せにお伺いしました。
6mもの高さがある吹き抜け階段室
やはりここは足場を作らないと作業ができません。
階段がからみ、梁が途中にあるので鳶の技術が発揮される場面ですね。
壁は、長尺の石膏ボードで目地無しのつきつけ張りでした。
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お引き渡しが完了したこの日に 足場を設置しました。
やはり、危険性を考え
この吹き抜けの壁は職人による仕上げになりました。
2スパンの足場が組まれ、突起部はキャップとゴムカバーが付き、
安心して作業ができます。
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そして、工事の日
ご夫婦そろって気合をいれます。
まず最初に、床の傷防止のため、緩衝材を敷き込みます。
プロが現場でお手本をお見せして やり方をガイドしてくれるので
もう、DIYで悩む必要がありませんね。
そして、その上からブルーロールを重ねます。
床が終わったら 天井・壁の順番で
養生 マスキング作業です。
その間にも プロの職人が
黙々と高所作業に励みます。
途中、プロの塗り方のお手本を見ていただきました。
このように、養生から始まって
パテのやり方、下塗り、仕上げと一連の作業を
現場で直接レクチャーが受けられるのがナチュラワイズの DIYサポートです。
左官材料と必要な用具も直接現場にお届けします。
さらには、漆喰を混ぜるのに必要なかくはん機などもレンタルできる
という至れり尽くせりのサービスもお客様に喜ばれています。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.naturalwall.jp/calkwall/ca_support
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さて、お客様はふたりでおよそ70㎡の壁を数日間かけ
みごとにDIYで塗り壁を完成させたとご報告をいただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レトロなお家をおしゃれにリノベーション
今回ご紹介するのは 築 50年になる 葛飾区の T 様邸
施主さまのおばあ様が住まわれていた木造二階建ての一軒家
こちらのリノベーション工事をお手伝いさせていただきました。
※ 完成したリビングの様子
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この、お話しの始まりは、2015年の12月
そし今回の第一期工事が2017年の暮れに完了!!
というわけで、すこ~し長いストーリーになります。
おちゃめな奥様とほがらかなご主人様
T様夫妻がナチュエラワイズのショールームにいらっしゃって
塗り壁ワークショップを体験していただいたときの写真です。
そして、その後 2年間 コツコツと お二人で
少しずつ 壁を塗っているご報告をいただいていました。
お買い求めいただいた商品は
・スイス漆喰 カルクウォール
・アク止めシーラー
・専用のミネラル下地材
https://www.naturalwall.jp/item
そして2年後のある日 、ご連絡がきました。
「もう DIYは十分楽しみました。
あとはプロにおまかせしようと思うので
いちど見に来て相談にのってください」
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施工範囲は一階の玄関・廊下・リビング・書斎・洗面所
まず、キッチンの模様替えから
☝ 工事前のキッチンです。
プリント合板の壁 このまま塗装でなおせないか?
提案:ペイントできれいに・かわいくなります。
壁・天井塗り終わった様子。
使ったのは オールドビレッジ社の 「バターミルクペイント 」
水性の塗料で吸着性も良く塗りやすい塗料。
左が下塗り用のプライマー、右がペイント仕上げ材
ミルクで作られているので環境に優しい自然塗料でどの色も色合いが良いです。
色は「ウィンザーチェアーピンク」をお選びいただきました。
このように、ベニヤ板の壁、木の柱、プラスチックとなんでも塗れます。
ドアや家具にも塗れるので、もう楽しくなっちゃいます。
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そして、リビングと書斎の壁 塗り替え
お客様の悩みは、各室の砂壁 がボロボロ落ちて困るということ
また、色もくすんで薄暗いので明るくしたい。
この壁の悩み ほんとよく聞きます。
提案:スイス漆喰 カルクウォールで明るく・さわやかになります。
漆喰を塗って、みちがえるような真っ白いお部屋にうまれかわりました。
先にも書きましたが、お客様の手で ところどころ塗ってありました。
こんな感じで、やりやすいところからDIYしたようですね。
日本家屋の柱が露出している真壁(しんかべ)だからえきる
ちょこっとDIY。
さあ、ここからはプロにおまかせください。
きっちり養生して施工するのが 八幡の職人。
アク止め処理、下地材塗り、そして仕上げの工程です。
漆喰の仕上げ担当は 亜沙子さん
うろこ状のパターンのリクエストにお答えしました。
これが、脱衣場のビフォアーです。
スイス漆喰を塗り終わりました。
明るくなって 奥様も大満足のこの笑顔。パチパチ拍手
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最後に、完成したリビングで
愛犬の2匹と記念写真撮らせていただきました。
とにかく、漆喰を塗ってみたい人は
まずは、塗り壁ワークショップにご参加ください。
https://www.naturalwall.jp/workshop
そして自分で塗る喜び、自然素材で囲まれた暮らしを実感してください。
もしも、途中で疲れちゃったら 後はおまかせください。
こんな幸せそうな笑顔が見れるのでしたら
喜んでDIYの応援させていただきます。
このように、八幡工業・ナチュラワイズは
お客様のリクエストに可能な限りお答えします。
住まいの耐震博覧会 2018
建材卸売や住宅供給を手掛ける会社ナイスさん(横浜市鶴見区)が主催する
「住まいの耐震博覧会」が2月16日、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で始まりました。
八幡工業は同時開催の「木と住まいの大博覧会」のブース設営のお手伝いをさせていただきました。
100を超える企業や団体が出展して例年7万人の来場があるというこのイベント。
2月18日まで開催で、入場無料です。
茨城県のひのき材を紹介するブース
丸川木材さんからの依頼で、
一か所 スイス漆喰 カルクウォールの壁を塗っています。
ここが、3日間スクリーンとなって
茨城の材木の魅力を伝える展示空間になるのです。
中央は 映像が投影されるので、押さえ仕上げ
上下はスイス漆喰のパターン仕上げにさせていただきました。
すばらしくいい香りの木に包まれての施工でした。
この木材は、あっとおどろく形で展示スペースの中に
レイアウトされるようで楽しみです。
ぜひ、見に行ってくださいませ!
こちらは、近くにある
イケダコーポレーションさんのブースです。
スイス漆喰の塗り壁体験をはじめ
天然塗料リボス、ウッドチップの壁紙オガファーザー
おしゃれな塗料 ディブロンのペイント体験もできる
楽しいコーナーになっています。
年末年始のリフォームにも対応
葛飾区の中古マンションのリフォーム工事の事例です。
(*最初に、弊社 年末年始は通常は暦通りお休みをいただいています。
ですのでスケジュール調整が可能な範囲で対応させていただきます。)
ちょうど物件が見つかり、12月に引き渡しがあるので
なんとか年末に工事をして、年明けの引っ越しに間に合わせてほしいという
かなりいそがしいスケジュールの工事でした。
近くで塗り壁工事をしてくれるリフォーム業者を探して
お客様からご相談が入ったのが11月末
12月に入って、鍵のお引き渡し日に現場でお打ちあわせ。
風通り、日当たりよく、カビや結露などによるトラブルの形跡もなく
わりときれいな状態ではありましたが、
今後のこともあるのですべてきれい壁紙を剥がしたのち、下地処理を施し
カルクウォールで仕上げさせていただくお話で方針が決まりました。
洗面所の床のクッションフロアー張り替え
和室の畳の表替えもお引き受けしました。
床はけっこう傷ついた箇所があり、
お客様と一緒に確認してシールをはりました。
こうすることで工事の際に付いた傷と判別できるよう 目印になります。
工事中養生シートで隠れてしまうので、工事のあとで揉めないようにという配慮なのです。
これで、職人さんも安心して工事に臨めます。
床養生してクロスを剥がした状態
裏紙をしっかり剥がし、
アク止めのシーラー処理を念入りに2回塗ります。
・・・・・・・・・・・・
*奥様のリクエストの参考画像より
寝室の一面だけ色壁にしてほしいとのこと
↓↓↓↓↓↓↓↓↓ こうなりました。
完成:天然顔料のウラを入れた着色仕上げ。
和室はわら入りのスイス漆喰を現場調合してつくりました。
あたらしい畳もはいりました。
ふすまや畳のイメージにあわせた和モダンなデザインです。
玄関からみた廊下と突き当りのリビング
キッチンと洗面、トイレ内の床は、
内装屋さんにタラコッタ調の長尺シートを貼ってもらいました。
お引渡し前にワックスでトップコートをかけます。
これで汚れの防止になります。
トイレの一面だけ アクセントに
ペルシャンレッドのデザインウォール
奥様が購入したお洒落なタオルかけとペーパーホルダー
「自分でやると壁に傷がついきそうで怖い」とおっしゃるので
こちらで、取り付けさせていただきました。
漆喰に合う調度品をナイスチョイス
【 まとめ 】
*お断り:弊社 年末年始は通常は暦通りお休みをいただいています。
ですのでスケジュール調整が可能な範囲で対応させていただきます。
あらかじめご了承ください
冬場の漆喰工事は 、乾きに時間がかかるため
夏場に比べ乾燥期間を長く設定する必要があります。
K様邸は、お部屋の環境条件が良かったので 10日間で完了できましたが
条件によっては各工程で乾燥を待っての工事になることがあります。
その際は、少し工期が延びることもありますので予めご了承ください。
また、電機のスイッチやコンセントプレートなど器具付けは
壁の漆喰が十分に乾燥していないと行えません。
今回は、年末年始の間、お客様には日中窓の開け
そして、夜間の窓閉めと 徹底した換気を心掛けていただいたおかげで
乾き具合による色むらや艶むらの発生を防ぐことができました。
ご協力ありがとうございました。
お客様のコメントは
https://www.naturalwall.jp/build/3732.html
こちらをご覧ください。
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施工範囲:玄関・廊下・LDK・寝室・和室・洗面・トイレの壁と天井
スイス漆喰カルクウォール
鏝パターン仕上げ 一部色壁あり およそ200㎡
第47回『 全国左官技能競技大会 』のご報告
全国左官技能競技大会 愛媛大会、無事終了いたしました。
9月22日(金)~25日(月)まで松山市のアイテム愛媛で開催されました。
第47回大会は 13名が出場しました。
選手は44歳~29歳まで(平均年齢約37歳)の全員男性です。
八幡工業からは、東京代表として長塚 勇選手 (いさお)が出場
夏の間、会社倉庫にて日々 猛練習していました。
ご協力・ご支援・応援いただきました皆様 誠にありがとうございました。
前回ご紹介のブログ
https://www.naturalwall.jp/?p=3639
・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
全国左官技能競技大会 は2年毎に(一社)日本左官業組合連合会の主催で開催されており、全国10ブロックの代表選手と日左連会長推薦の選手で3日間に亘り其々の競技時間内で技を競い合います。 出場選手に年齢制限はありません。経験年数ではなく、全ては自分の実力勝負の競技大会です。
今大会の課題制作は挟土秀平(はさど しゅうへい)氏です。
この大会の課題は土蔵をイメージしデザインしています。
競技課題の正面に、四国を代表する左官材料「土佐漆喰」で
手間暇のかかるナマコ壁を競技時間内で仕上げる選手たちは、
焦りと精度と美観の葛藤と戦うことになるでしょう。
若い選手たちがあらためて左官への思いを深め、
かつ競技を通じて発信し伝統に回帰しつつ、
それぞれの地に戻り確かな実戦に繋げてゆく。
そのようなきっかけになることを願っています。』
と 挟土は寄せています。
(*挟土秀平氏 撮影:バックステージの長塚選手)
・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
さて、審査委員の厳正公平なる審査の結果は、
下記の通りとなりましたのでご報告申し上げます。
第47回全国左官技能競技大会(愛媛)成績表
http://www.nissaren.or.jp/13361
優勝は松井 準氏(29歳 石川県)です。
有限会社 八幡工業の選手・長塚は大会3日間健闘し、
無事課題作品を完成、努力賞をいただきました。
選手自身はもとより、監督の社長、コーチである専務、
社内も一丸となって応援し、 6月からずっとがんばってまいりました。
結果は上位入賞ならずで残念ですが、 応援していた方たちからは
時間、美観、精度とも 大きく引けを取らない仕上がりは
おそらく僅差であっただろうと伝わっています。
ともかく、おつかれさまでした。
(応援団長:亜沙子さんと完成した課題)
練習、本番と長期にわたって 不安・焦り・期待が襲いかかったことでしょう。
それ以上に 感動・自信・喜びなど様々な体験をされ、たくさんの学びがあったかと思います。
また、大会に出場し 切磋琢磨したからこその宝物、他県選手との出会い。
お互いに良い刺激を受けたと思います。
(打ち上げ会場:ともに戦った選手のみなさん スッキリしたいい笑顔ですね。)
この大会で経験したことをこれからの左官仕事に活かしていただき、
今後も各地で活躍していただくことを期待しています。
次回開催は平成33年で、会場は山梨県です。
これぞ「塗り壁リフォームの正しい在り方」後編
ナチュラワイズでマンションのリフォーム工事 数あれど
これぞ「塗り壁リフォームの正しい在り方」といえるであろう
江東区 リバーサイドマンションのA様邸の施工例をご紹介します。
これからリフォームをお考えの皆様にはとても参考になるはずです。
さて、前編はお客様との出会いを書かせていただきました。
https://www.naturalwall.jp/?p=3
今回は、実際の作業を振り返ります。
塗り壁の前のクロス剥がし、養生からはじまって、
電気屋さん、タイル屋さん、畳屋さんのことなど
左官以外のこまかい工事の細部までを解説していきます。
塗り壁作業の流れは 上記のまとめを参考にしてください。
***********
ここから本題です。
事前調査の際には、お客様といっしょに床の傷チェックをします。
工事の後、もめることのないように確認しておくことで
両者が気持ち良く工事に臨めるようにという配慮です。
ナチュラワイズの工事では 床部フローリングの上に
プラべニアを敷き、さらには、ブルーシートを敷きます。
クッション性のプラべニアで脚立などからの傷つきを防止、
水たれや塗料汚れにはブルーシートと、2重に保護します。
その後、巾木、建具、窓、家具などをマスキングします。
洗面所のマスキング養生、完璧です。
基本的にビニールクロスは剥がします。
状況によってはタッカー留めでクロスの上から施工する方法もありますが、
塗り壁は水を使うので 水を吸ったクロスは浮いてくるし、
材料の重さで剥がれる危険性もあるので、極力剥がすことをお勧めします。
特に天井は、剥がさないで施工することは避けた方が良いです。
クロスを剥がす際にやっかいなのが「裏紙」の残り。
裏紙までしっかり剥がすのに有効なのがアク止めシーラー
ローラー、刷毛で塗ることでがんこな裏紙が浮いてきます。
そこをすかさずスクレイパーで すくい取るのです。
アク止めにはカチオン系の浸透性シーラーがおすすめ、
2日にわけて 2~3回 しっかり塗布しましょう。
ここで塗りムラや塗り残しがあると、漆喰を塗った際にアクが発生します。
でも、もしもアクが出ても安心してください。
カルクファルベという漆喰補修塗料を上から塗れば しっかり消えます。
ドアや引き戸など、作業過程で行き来の邪魔になったり
効率のわるくなりそうな部位は最初の時点で外します。
これも傷つかないようにクッションで包んで保管します。
吊り戸の扉など、隅っこの仕上げが難しそうなので外しました。
内側には、どこの扉かわかるようにシールに記入しておきます。
電気屋さんに、スイッチ、コンセントボックスなど
各種器具を壁から緩めてもらいます。
塗り終わって乾燥期間を経てから ふたたび取り付けてもらいます。
トイレの手洗い場、水はねがある部分にはタイルが良いです。
漆喰は水を吸う特性があるので、お掃除しやすいタイルがお勧め。
タイル屋さんにエコカラットを貼ってもらいました。
タイル貼り終わりました。タオルかけの根元に注目。
しっかり穴をあけて取り付けてあります。
さて、意外と面倒なのが カーテンボックス
ここも塗り仕上げるまえに一旦レールを外しておきます。
この日は、出勤前のお施主様に立ち会っていただき
しっくい塗りの仕上げパターン確認をしていただきました。
石膏ボードをご用意して仕上げ担当の亜沙子さんが
実際に鏝で塗って その場で見て、選んでいただきます。
仕上がりは、鏝ラフの引きずり仕上げに決定しました。
自然な風合いで評判のパターンです。
コンセント周りは、少し押さえ気味にしておきます。
左官工事が仕上がって2日ほど乾燥したころ
畳屋さんが、表替えした畳をおさめに来てくれました。
今回は 熊本の西田さん栽培のイグサを使用しました。
農林水産大臣賞にかがやくエコファーマーの作品
とてもきめがそろっていて、新品の良い香りがします。
出来上がったばかりの畳に座って、畳屋さんと施主様。
よい機会なので、お手入れの方法をレクチャーしていただきました。
作業の最終段階
ちょっとした心遣い
戸当たり部分にシリコンを貼っています。
これで扉も壁も傷つかない。
そして なんとサプライス!
イケダコーポレーションの今村さんが応援に来てくれました。
玄関 シューズクロークの棚板もどし作業を担当してくれました。
自分が 築地のショールームで対応して八幡さんにお願いしたのだから
クロージングはぜひいっしょにと、 営業の鑑です。
よりよい材料は、素材力+提案力+技術力+人間力で完成ですね。
今村さん 、実は翌日からスイスに海外研修だったそうで
いそがしい中、取り付けありがとうございました。
たくさんの靴が入る大容量の棚。
ここはスイス漆喰の消臭機能と調湿効果が大いに発揮されることでしょう。
完成した室内。
お掃除ロボットがせっせと働いています(笑)。
洗面所もきれいに仕上がりました。
寝室 ダウンライトの明かりが灯ると、
カルクウォールのテクスチャーが浮かび上がってきます。
ダインイングルーム
明かりがさんさんと降り注ぎ、カルクウォールの白い壁が明るく拡散します。
窓からみえるスカイツリーが素敵。
どうぞ、末永くお部屋とA様ファミリーを見守ってください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後にお施主様からメッセージを頂戴しました。
これからリフォームをお考えの方達にアドバイスがあればお願いし
今回は日がない中でのご相談だったため、
でも、
顔のみえる関係でより一層
ただし、
しっかりとしたまとめ役
(*施主A様 ご夫妻 )
**********************
ご丁寧なメッセージをありがとうございました。
お褒めにあずかり恐縮です。
スタッフ一同、今後の励みにさせていただきます。
以上、少々長くなりましたが、本当にこの度はお世話になりました。
すごく楽しみにされていた「塗り壁体験」ぜひ来てくださいね !!
営業 斎藤 記す
**********************
特別付録 :今回の作業工程のおさらいです。
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