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スタッフブログ 現場レポート

亡き妻に捧げる「イギリススタイルのサロンリフォーム」

 

めざしたのは

シンプルで、仕立ての良いものに囲まれた「英国流のゆたかな暮らし」

葛飾区にあるI様邸の一室

壁は、スイス漆喰カルクウォールで仕上げさせていただきました

 

 

訪れるひとを出迎えてくれるのは

風に揺られてゆっくりと旋回する織物の額装

京都在住の染織作家 むらたちひろさんのアート作品です

https://murata-chihiro.tumblr.com/

 

施主のI様 は、偶然 訪れたギャラリーで 風にはためく この作品を見た瞬間

「洗濯して干していた妻の服が、風をうけて踊っているようにみえた」

病で先立たれた 奥様との忘れられない思い出とかさなって

この作品を どうしても ゆずってほしいと思ったそうです

 

 

作家のむらたさん(左) 施主 I様

むらたさんは 工事のいいタイミングで  わざわざ京都からお越しくださいました

 

 

出来上がった作品を、施主様と開梱する むらたさん

 

 

床からの高さ、天井とのバランスを確認中

 

 

取り付けのバランスをみる むらたさん

 

 

作品をやさしく照らすペンダントライトは

手拭きガラスの一点もの

 

 

麻布のカーテンを支える

アンティーク調のアイアンレール

 

 

さらっとやわらかな肌触りのアイリッシュリネンの風合い

うつくしいドレープ がつくる絶妙なライン

 

 

きれいに活けられた 花束

奥様の大好きだった植物でアレンジされています

 

 

奥様はとても器用な方で

DIYで家具を塗装したり、漆喰の塗り壁にも積極的に取り組んでいました

 

 

ウィリアム・モリスのデザインした植物柄の壁紙

これも奥様が貼ったものです

共柄のコンセントプレートはご主人様が カルトナージュで丁寧に仕上げています

 

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 コロナ禍の2022年 春

ご主人様から リフォーム相談の件でと、ご連絡をいただき

数年ぶりでお宅を訪問させていただきました

 

まずは 奥様がお亡くなりになったことを告げられ驚きました

いっしょに漆喰を塗っていた、とてもアクティブだった姿が印象的だったので・・・

 

 

*1階のリビングダイニング: 奥様がコーディネートした英国調のインテリアで統一

  職人が天井を仕上げ、壁塗りの漆喰は奥様が手がけました (あれから8年)

 

奥様が長い闘病生活の中で 心残りだった のは、

2階のお部屋のリフォームを完成させることができないままだったこと


最期に遺言として 夫に伝えたのは

「あの部屋は 八幡工業の斎藤さんに相談してください

 

 

笑顔がステキな奥様

祭壇に手を合わせ、お線香をあげさせていただきました

 

そして、あらためて奥様のコーディネートを拝見

 

 

モーリスの壁紙とお気に入りのオーダーカーテン

 

 

ボタニカルなシェイプのランプシェード

さりげなく 吊るされたドライフラワー

 

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案内された2階の部屋

奥様が3年前 体調が悪くなってからそのままの状態

 


リフォーム作業の途中のまま 

今にも 作業中の奥様が 笑顔で出てきてくれそう・・・

 


奥様がいなくなって 数か月後

いつまでも落ち込んでいるわけにはいかないと 見せてくれました

 

 

用具も取りそろえ  着々と準備をされています

 


テープ養生もそのままに、パテ処理などがんばっていらしたのだなぁ

 

 

天井の飾りのモールの取り付け、塗装は下塗りの状態

 

 

お部屋をみていたら いつのまにか

奥様がとてもかわいがっていた猫ちゃんがあいさつに来てくれました

「あとはよろしくお願いいたします」

と、声が聞こえたような気がしました

 

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ご依頼の項目を整理し、お見積もりを開始

1. DIY残材などの引き取りと 廃棄処分のお手伝い

2. 塗装・漆喰の塗り仕上げ作業を引き継ぐ

3. カーテンのオーダーメード

4. エアコン新設

5. 照明器具の取り付け工事

6. アート作品のパネル設置にともなう付帯工事

・・・・など細かいことに気を配ります

 

 

 この日は、カーテンの打合せ

亀有の インテリアショップ「 ファブリカ」さんが来てくれました

http://fabrica.co.jp/

 

 

ワゴン車の中は、カーテンの移動ショールーム

 

 

クロスと合わせようかと モリスの見本を実際に窓に下げてみました

 

 

 

レールや、タッセルも カタログから色形を選んでいただきました。

 


壁の漆喰  壁紙との色合わせの見本を作りました

漆喰は奥様のお気に入りのスイス漆喰カルクウォール

 

 

アク止め処理を行ったのち

専用の下塗り材を塗布しました

 

 

仕上げは はなさんが担当しました

 

スイス漆喰カルクウォール

ご主人は悩んだ末、シンプルに 白に決めました

 

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順番が前後しますが、天井との見切り、壁紙とのボーダーは

漆喰工事の前に 塗装し直しました (アミックさん)

 

 

使った塗装材はバターミルクペイントの

イエローウィッシュホワイト(奥様のご指定色です)

 

 

塗装工事・漆喰工事が仕上がって 乾いたタイミングで 


クサマデンキさんにエアコンの設置工事に入っていただきました

 

 

各工事が終わり、最後にカーテン取り付け

オーダーカーテンは注文から4週間後に届きました

コロナ禍の輸送の遅れの影響もあり、輸入品だったのでお待たせしました

 

 

レール金具を取り付けるのは、カーテンの端を綺麗に納める工夫

 

 

照明のベース部分へのメダリオンの工事

 


アカンシスの彫刻が、天井漆喰の模様と相まって素敵に映えます

 

 

白い西洋漆喰とモリスの壁紙と、ボーダーの装飾材

 

                        

天井の廻り縁 漆喰に合う気品ある意匠

 

 

お掃除が終わって、

最初のお客様は 猫ちゃんでした

「お疲れさまでした」

と言ってくれたのかな

 

英国暮らしの著書が多数ある  井形慶子さんによると

「イギリス人は家を買う時に、利便性より『個性』と『歴史』を大切にします。

 家は持った時から『家づくりの夢』が始まり、

 その家を通して自分の好きなものや人生観を表現していく。

   そしてそこで表現された『個性』や『歴史』に最大の敬意を表します。

 愛着を持って育てていく古いだけではない『成熟した家』をめざす。」

 

英国流のゆたかな暮らしは、こうやって丁寧な仕事によって作られていくのかな

たくさんのご縁でつながった 忘れられないリフォームを納めさせていただきました

関係者のみなさま、ご協力ありがとうございました

レポートは 八幡工業・ナチュラワイズの斎藤でした


10年越しの あこがれの「カルクウォール」リフォーム

2022年末に 全室リノベーションした

施主様 から 近況報告をいただきました。

写真をお送りいただきありがとうございました。

とてもお気に召していただきこちらもうれしいです。

 

 

いつかは、天然スイス漆喰のお部屋で暮らしたい!!

 

長年の念願かなって工事が終わり、

年末年始 をあこがれの「カルクウォール」と共に過ごしました。

 

今 実感しています。 

やはり「天然スイス漆喰のお部屋」は、すばらしい !

最高です。

 

家内も「良く眠れる、咳がでなくなった 」… と言っており、

高齢の母も体調が良くなって 家族の健康面にも良い住まいになりました。

 

全ての部屋を左官して下さった、職人様にくれぐれもよろしくお伝えください。

 

お客様が送ってくださったダイニングキッチンの写真。

 

飾り棚

 

2階  階段室

 

2階  寝室

 

2階  書斎

 

コレクションの版画が飾られた壁

 

階段室ギャラリー

 

トレーニングジムの空間

 

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お打合せのときに お客様から いただいた広告の切り抜き。

天然スイス漆喰「カルクウォール」の新聞記事。

 

新宿のOZONEデザインセンターにショールームがあった当時の記事

ず~~と大事にとっておいてくださったのですね。

国内販売開始をしてまもなくのパッケージでしょうか。

 

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2023年 現在のパッケージデザイン。

天然スイス漆喰「スイスウォール」公式サイト

https://swisswall.jp/

 

最後に 工事中の様子を何枚かご紹介。

 

大工さんが施工中

工務店は、埼玉県草加市の株式会社 銀杢(ぎんもく)様。

 

2階 階段室・ホール 施工前の様子。

ちなみに天井は 塗装仕上げです。

 

壁は石膏ボードの下地に 漆喰を塗りました。

 

2階   ホールの完成した様子。

窓から差し込む 明かりがなんとも印象的ですね。

 

・・・・・さて、ここまで読んで 漆喰に興味を持ったみなさま。

残念ながら、漆喰の塗り壁は、写真ではよくわからないのです。

 

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【 しっくいのちょっといい話】

まずは、このパンフレットをご覧ください。

漆喰のすぐれた効果やメリットはまだまだたくさんあります。

 

リフォーム計画、新築プランに漆喰いいかもと思ったあなた!!

東京都葛飾区には天然スイス漆喰「カルクウォール」の塗り壁ショールームがあります。

 

「来て・見て・触れて・実感してください。」

 

施工のご相談はもちろん、DIYで塗ることも応援します。

ぜひとも、八幡工業・ナチュラワイズのホームページからお問い合わせください。

https://www.naturalwall.jp/form/

 

 

 

 


熱烈なスイス漆喰ファンのマンション室内塗り替え【 中野区 】

今回ご紹介しますのは、

築三年マンションの室内を スイス漆喰でほぼ、フルリュニューアルした施工例です。

このお客様は、スイス漆喰・カルクウォールの熱烈な愛好家で、

実は、数年前に ご実家をスイス漆喰で弊社がリニューアルし、

ご自分でもひと部屋DIYで塗ったことがある K様。

 

このたび、この中古マンションをご購入し、

「今回も大好きなスイス漆喰で暮らしたい!」とリクエストをいただきました。

 

というわけで塗り壁リピーターのお客様がいる、という非常にうれしいお話しです。

 

 

キッチン内の壁は、油汚れのお掃除を考慮し、

お手入れのしやすい 現状のクロスをそのまま残しました。

 

 

それ以外の各室の壁・天井をスイス漆喰カルクウォールのパターン仕上げ

 

 

ランダムな鏝模様を付けた後、やさしく押さえヘッドカットした仕上げです。

 

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*では、マンションリフォーム施工の流れにそってみていきましょう。

 

 

もともとが、 きれいな白のビニールクロスだったので、

ビフォーからアフターが 写真では分かりにくいのですが、

天井はしっかり裏紙まで 剥がしました。

 

アク止めシーラーを塗ると、パテのラインが浮き上がってきます。

 

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作業の流れを見てきましょう。

まずは、養生です。

 

 

最初に、床を傷つけないように プラベニヤというクッション材を敷き詰めます。

 

 

その上から、ブルーシートを重ねてテープで留めていきます。

 

各部屋の家具や、什器を汚さないようにカバー養生

 

並行して、天井のクロスを剥がしていきます。

漆喰は相応の厚みを塗るため、重みで荷重がかかってきます。

そのため、天井は剥がして塗らせていただきようにご提案しています。

これで、浮いたり剥がれたりする心配はありません。

 

新築で貼ったばかりなので、わりとスイスイ剥がれていきます。

リフォームの場合は、なかなかうまく剥がれず苦労することが比較的に多いです。

 

壁と、梁はタッカーで針を打ち込んで留めていきます。

クロスがしっかり固定されることで、ひび割れの防止にもなるのです。

 

 

収納部分は、枠の内側も塗る必要があるので、

扉はいったん外しておきます。

 

* 施工前の様子

やっぱりビフォー・アフターがわかりにくいです。(笑)

 

完成したトイレ

*漆喰の消臭効果が期待できます。

 

完成した 洗面脱衣場

*湿気の多い空間には、漆喰の調湿効果が働きます。

 

 

完成したサービスルーム (天井:漆喰、壁はクロス)

 

 

玄関ドアをあけると、 廊下~リビングダイニングまで

まっすぐに おしゃれで、快適安心な 漆喰の住空間が伸びていきます。

 

お客様、完成を確認していただき

「やっぱり八幡工業さん にお願いしてよかった。

漆喰に囲まれた部屋はとても気持ちよく最高です。

 

部屋に入ってきた日差しで模様が浮き出る感じや、

オレンジ系の照明に浮かぶ陰影も気に入っています。」

 

と喜びのお便りをいただきました。

 


ドライフラワーやポプリで飾られたお手洗い。

素敵な写真を送っていただきました。

 

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【 しっくいの愛されるわけ】

知りたい方、このパンフレットをご覧ください。

そして、ピンときた そこのあなた!!

ぜひとも、八幡工業・ナチュラワイズ にご相談ください。

https://www.naturalwall.jp/form/

 


「外壁漆喰塗り替え+木部の塗装」セットでご相談ください

◆ After
外壁の白いSto(シュトー)鏝塗り &  木部 キシラデコール(チーク)塗装

 

好評をいただいています  撥水効果パワーで、汚れを洗い流してしまう

ドイツの漆喰系左官材「 Sto  lotusan シュトー・ロータサン」施工ブログです。

 

最初にお客様からのメッセージをご紹介します。

 

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このたびは大変お世話になりました

お隣さん、お向かいさん、ご近所さんから、
「きれいになったわねー」と皆さんおっしゃいます

「何度も何度も塗ってたわねー」とか、
「やっぱり吹きつけと違うわねー」とか
皆さん作業をよく見てるんだなと思いました

また補修などする時がありましたらお声かけしますので
その時はどうぞ宜しくお願い致します
ありがとうございました😊

 

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では、塗装部分から Before ~ After で見ていきましょう。

築10年経過した 東京都杉並区 の戸建てのS様邸

最初にお伺いした際の玄関前の様子

 

◆ Before(塗装)

ウッドデッキの塗装が褪せて 全体に汚れが目立つ状態。

 

◆ After(塗装)

ペーパーをかけて オイルステイン塗料を塗って きれいになりました。
木製玄関ドア、ウッドフェンスも塗り直しました。

 

◆ Before(塗装)

二階バルコニーの壁と床
こちらもデッキの塗装が退色して、苔が生えている部分もありました。

 

◆ After(塗装)

こちらも塗装が終わって、見ちがえるように きれいになりました。

*塗装工事は、足立の坂林塗装さんにお願いしました。

 

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ここからは、左官塗り壁に関して。

お問い合わせをいただいたのは 2022年の4月

 

「約10年前新築しスイス漆喰で外壁を塗装しましたが、
ひび割れた箇所からカビが生え、それがすべての面に発生しています。
修繕と漆喰での塗り直し どちらかを検討したいと考えてます。」

 

◆ Before(しっくい) *現地で確認した壁の状態

縦横に規則的な ひび割れ

そして雨浸み汚れ

 

◆ Before(しっくい)

窓の下部分は、漆喰が溶けて流されています。

 

◆ Before(しっくい)

窓下 雨だれ汚れで黒ずんでいます。

 

◆ Before(しっくい)

汚れ対策で 後付けした 水切りですが、
あまり効果的ではなかったようです。

 

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S様邸の外壁はスイス漆喰の汚れ、劣化があり

ひび割れの原因がわかりませんので 以下の流れでご提案しました。

① 全ての漆喰を剥がします

② 高圧洗浄で汚れを掃除します

③ 浸透性シーラーによる下地の保護

④ モルタル下地 ベースコート塗り+ひび割れ防止のグラスファイバーネット伏せこみ

⑤ Stoプライマー塗布

⑥ Stoロータサンk1.0鏝塗り仕上げ

 

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完了時の写真をご紹介します。

 

◆ After(しっくい)

ひび割れをしっかりカバーし たSto(シュトー)による壁仕上げ

 

◆ After
Sto(シュトー)

 

◆ After
Sto(シュトー)

 

◆ After
Sto(シュトー)

 

仕上がりのテクスチャーは、漆喰の押さえたマットなものとはちがいます。

近くで見ると、骨材の粒立ちがわかる梨地のこんな表情。

 

 

外壁の漆喰壁の汚れでお悩みの方、

撥水効果のある 左官材料  Sto(シュトー・ロータサン)で塗り替えをご検討の方、

こちらの記事もあわせてお読みください。

 

築10年経過の汚れたスイス漆喰外壁を塗り替え

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

八幡左官・営業の斎藤のレポートでした。

 


マンションオーナーによるスイス漆喰メンテナンス

漆喰メンテナンスが終わった壁をバックに オーナー様夫妻の完成記念。

 

というわけで、今回は マンション室内のスイス漆喰メンテナンスをご紹介します。

とくにマンションオーナー様、管理会社様は必見です!!

 

千葉県 船橋市の6階建てのマンション

竣工は2014年1月(築9年)

 

今回は、スイス漆喰メンテナンスのサポートでお伺いしました。

LDK (リビングダイニングキッチン14帖 洋室6帖) 

およそ45m²の室内。

 

お持ちした補修用の材料は これだけ。

スイス漆喰の 「ミネラルファイン(下塗り)」と「ファルベ(仕上げ)」

どちらも10㎏で、40~50㎡塗れます。

 

それと、ブルーシートと養生用テープ類、ローラー塗り用の道具セット

お客様にご用意いただいたものは 脚立と扇風機。

 

まずは、床養生から

脚立に乗っての作業なので

床のフローリングを傷つけたり、汚したりしないように

クッション材を敷いた後に ブルーシートを重ねて貼ります。

 

巾木の部分をテープでマスキングします。

 

さて、今回の補修のお話はといいますと、

このマンションが作られた 9年前にさかのぼります・・・・・。

 

11部屋ある 全室の壁と天井を漆喰で施工してほしいと

工務店を通じて 依頼をいただきました。

 

そして、今回 賃貸のお客様が引っ越すタイミングで

オーナー自らメンテナンスのお化粧替えを行いたいということで

直接 出張サポートのご連絡をいただきました。

 

 

よ~く見ると 汚れの付着やすり傷が見受けられる箇所はあるものの

天井はまったく新築時とかわらない真っ白のきれいな状態です。

 

今回、まったく汚れていない天井には手を付けずにすませました。

 

 

壁の汚れは、ちょっとしたものであれば 文房具の消しゴムで大丈夫。

それから、サンドペーパー400番 くらいのものでやさしく表面をこすればきれいになります。

 

 

 

範囲の広いシミになったところには、ミネラルファインを下塗りします。

 

 

 

ローラーでコロコロ塗ればシミ汚れを 一気に消すことができます。

 

奥様も協力していただき、ご夫婦でローラー塗りを進めます。

 

 

塗らなくて大丈夫な部分は あらかじめマスキングで仕切っておきます。

 

エアコンのダクトカバーは外せるところは外し

固定部分はマスキングでカバーしておきます。

 

コンセントプレートは +ドライバー1本で簡単に取り外せます。

ここもテープを貼ってカバー

 

はずしたカバーは保管 (ネジはつけたままにしておきましょう)

 

インタフォンや給湯器のパネルは外せないこともあるので

その場合は テープで大丈夫です。

 

 

ローラーでうまく塗れない細かい部分や チリぎわは刷毛で塗ってください。

 

下塗りがおわったら いったん扇風機で風を送って乾燥させてください。

 

午後からは仕上げの ファルベの仕上げ塗装です。

ご夫婦で仲良く、ご主人様が刷毛、奥様がローラー塗りの分担。

 

 

柱や出隅部分の欠けた部分は 漆喰を鏝で塗っていきます。

この時、あらかじめ霧吹きなどで補修箇所に水を浸みこませておくことがポイントです。

 

いきなり漆喰を塗るとその部分が漆喰の水分だけを吸い込んで、

ドライアウトという現象を引き起こします。

(接着が弱くて剥がれたり、白い粉をふいたような状態になります)

 

壁は 気になる汚れのある一部だけの最低限の補修でOKでした。

 

どうやら、漆喰壁のお部屋に住む方は、心穏やかできれい好きな方が多いようです。

それには、ちゃんと理由があるのです。

漆喰は天然成分なので、シックハウス症候群にならない = 体に良いお部屋

湿度調整・消臭・殺菌・防カビが、生活している中で実感できるのです。

そして、左官職人による味わい深い手触りのある塗り壁は、おしゃれなインテリアなのです。

シンプルでありながら、間接照明に照らされるとやさしい表情を浮かび上がらせます。

 

通常、賃貸物件のマンションはビニールクロスの仕上げがほとんどです。

その理由は 施工時のコストの問題です。

漆喰は、材料自体の価格が高く、工期もクロスと比較して長くかかるため

職人の施工費もお高くなってしまうため、なかなか導入しにくいということです。

 

今回、オーナー様が自らDIYでやっていただきわかったこと。

【 結論 】 ****自分たちでDIYメンテナンスできる****

 

1. 漆喰のローラー塗りはそれほど大変ではない。(朝10時からはじめて夕方には工事完了)

2. ペンキなどとちがい、無臭の漆喰塗料は塗り替え時の匂いのトラブルはありません。(翌日には乾きます)

3. クロスの場合 剥がして張り替えるのはプロでないとできないし、呼んでもすぐには対応してもらえない。

4. 漆喰にしておいたことで 意外と汚れない。(というより汚さないように大事に暮らしてくれる)

5. なにより、お部屋の良さをわかった人は 気に入って長く住み続けてくれる。(このお部屋は9年)

6. 結果 大家さんの悩みである「空室」の心配が少ない。(最短 翌日にはきれいなお部屋を内覧可能です

7. 入れ替え時のランニングコストが抑えられる。(漆喰下塗り+上塗りで4~5万円ほどですみます。)

8. スイス漆喰の 「ミネラルファイン」と「ファルベ」は、冷暗所で長期保存できます。

 

この漆喰の良さに気付いた方たちは、いろんなシーンで塗り壁をお選びいただいています。

衛生環境に厳しい病院、においの気になる介護施設、子供たちにやさしい保育施設

ギャラリーや美術館では展示替えの際にスタッフが塗り替えしますが、無臭でストレスフリーです。

 

いいことづくめのスイス漆喰の賃貸のお部屋

一歩上行く グレードの高い、安定の不動産経営にぜひご検討ください。

 

もちろん、一般住宅のビニールクロスからの漆喰塗りリフォームにも対応しますので

わからないことがありましたらお気軽にご相談ください。

八幡工業 ナチュラワイズは スイス漆喰施工店会マイスターに認定されている施工業者です。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

ナチュラワイズ 斎藤のリポートでした。

 


スイス漆喰DIYサポート in 江戸川(後編)

 

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スイス漆喰カルクウォール (骨材0.5ミリタイプ 無着色:白)

左官のプロ立ち合い指導の下、自分たちで鏝塗り仕上げをしたリビングダイニングの壁

 

 

家族 みんなで がんばって塗った 世界で一枚の「しっくい」のデザイン壁。

安全で安心な塗り壁材料に 包まれた 居心地の良い空間が出来上がりました。

 

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というわけで、

前回に引き続き、DIYサポートでお伺いした江戸川区のK様 ファミリーのご紹介です。

スイス漆喰DIYサポート in 江戸川(前編)


施工した壁面積は 30㎡。

以下の流れで施工サポートさせていただきました。

1. クロスを剥がさない 
➡ タッカーで留める

2. アク止めシーラーは使いたくない(匂いが気になるので)
➡ あらかじめ洗剤でクロスの汚れを洗浄しておいていただく

3. アクが出た場合は 漆喰塗料 ファルベで塗る

4. DIYサポートは 初日の下処理までと、翌週の仕上げ塗りの都合2回


*前の週、ミネラル下地材をみんなで塗っている様子です。

 



本日は、スイス漆喰カルクウォールの仕上げ塗り。

25キログラム缶を4缶 ご用意しました。

まずは、材料の撹拌です。

マゼラーで5分程度混ぜたら ちょうどよい感じの柔らかさになります。

 

DIYサポートでは、必要な材料・道具・養生材など すべてご用意して

ご自宅までお持ちしますので お客様はとっても楽です。

 



準備が出来たら、鏝塗りを始めましょう。

最初は ガリガリと音がする程度に全体を下塗りします。

 

脚立にのらないと届かない高いところはご主人様

下の方は 奥様に担当していただきます。

 

 

下塗りが乾かないうちに二回目を塗っていきます。

2.5ミリの厚みになるように材料を均等に伸ばすように心がけてください。

ちょうどいい厚みになると ガリガリという砂をこするような音がなくなり

鏝が気持ちよくス~~~イっと滑るようになります。

 

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途中、一か所タイルを貼り込みました。

 

 

定規をはかってテープでラインを出し、速乾ボンドで接着。

 

 

これは、ある目的があるのです。

下の方まで お読みいただくと この謎がわかります。

 

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さあ、いよいよ仕上げ工程。

上塗りを済ませた壁に ローラーで模様をつけていきます。

 

 

漆喰をつけたローラーをランダムに転がして、絵を描くように デザインした壁。

30分ほど乾かすと 漆喰の水分が空気中に放出され、壁全体が適度に締まってきます。

 



ポイントは、指で押したときにキュッと締まった感じがわかります。

そのタイミングを待って、最後に鏝でやさしくおさえていきます。

全部平らにしないように、ローラー模様のギザギザした部分だけをつぶす感じ。

これを「ヘッドカット」といいます。

 

 

ローラーで荒れた感じが なくなり 優しい肌触りの上品な仕上がりとなりました。

 

 

完了時 : 養生を撤去したばかりの状態です。

カーテンの取り付けは二日ほど経過してからになります。

 

 

漆喰を塗った壁 : 乾くまで、一晩はさわらないように気をつけてください

こうして 二週にわたって行われたDIYサポートは完了致しました。

お貸出しの道具と、養生ごみは こちらで回収および処分いたします。

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ここで、さきほどの種明かし・・・

 

* 記念に家族みんなのサインを彫り込みました。

 

実は、かわいいタイルで見切りを作っていたのです。

 

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*後日、奥様が撮影して送ってくださいました。

漆喰の壁をバックに、なんだか誇らしげな 猫ちゃんたち。

 

  

 

奥様より

「猫のツメとぎでボロボロだった壁が生まれ変わり、漆喰の見た目の美しさや感触に満足感でいっぱいです。」

「おかげさまで、漆喰の壁にしてから 爪とぎの被害はなくなりました。」

 

 

 

ソファーとライトで映える漆喰の白い壁。

 

*最後に、お客様からいただいたDIYサポートの感想をご紹介します。

 

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「今回作業の工程がきちんと決まっていることもあり、短期間で終了することができてよかったです。

 (ふたりで作業した時は、廊下のみに3週間位かかった上、作業の効率が悪く喧嘩ばかりで…。)

 また、職人の方の塗り方を間近で拝見できたのは貴重な体験でした。」

 

「自分たちが作業している時もアドバイスをいただけたり、失敗した時はすぐに手直していただけたので、

 無理なく楽しみながら安心して行うことができました。」

 

「また落ち着いたら他の部屋も!と思っています。

 今回は本当にありがとうございました。」

 

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ご満足いただけてこちらもうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

以上  ナチュラワイズ 斎藤のレポートでした。

 

DIYサポートのお問い合わせは コチラ 👇 まで。

https://www.naturalwall.jp/form/


スイス漆喰DIYサポート in 江戸川(前編)

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ナチュラワイズの斎藤です。

この日、DIYサポートでお伺いしたのは江戸川区のK様 ご夫妻のマンションのお部屋。

 

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スイス漆喰カルクウォール (骨材0.5ミリタイプ 無着色:白)

左官のプロ立ち合い指導の下、自分たちで鏝塗り仕上げをした壁

 

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家族 みんなで がんばって塗った 世界で一枚の「しっくい」のデザイン壁。

安全で安心な塗り壁材料に 包まれた 居心地の良い空間が出来上がりました。

さて、このお話しは 半年前にさかのぼります。

 

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施行前の様子

*お客様から送っていただいた写真です。

 

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新築から10年経って、ビニールクロスの汚れと傷が目立ってきたので

漆喰できれいに塗りかえたいというご要望です。

 

実は、2匹の飼い猫ちゃんたちが、ひっかいた傷のダメージがけっこうあるようです。

*のちほど、被害状況(笑)の写真でてきます。

 

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DIY という選択肢も含め、ご夫婦で話し合った結果

「面白そう。自分たちで やってみようかな」

と、 ナチュラワイズの塗り壁ワークショップに 昨年秋ご参加いただきました。

 

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漆喰塗りワークショップでは、プロの左官職人がインストラクターとしてご指導します。

 

「養生」「下塗り」「仕上げ塗り」そして「パターン付け」までを

およそ2時間の中でひととおり実践していただきます。

 

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「鏝返し(こてがえし)」がかっこよく決まりまったところ!

*20分くらい練習してコツをつかんでいただきます。

コテ板(塗り板)の上に載せた 材料を鏝でサクッとすくいとる、これが左官の第一歩です。

この日は、「楽しかったね~~」と言ってお帰りになりました。

 

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後日、ご連絡があり

「いきなり リビングはハードルが高いので

まずは、練習がてら玄関前の壁で腕試ししてみます! 」

 

ということで、材料購入&レンタル用の道具一式をお届けしました。

そこから数週間の後・・・・・

 

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施主「やっと、できました~」

斎藤「お~やりきりましたね。よくがんばりましたね。」

 

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クロスは全部剥がしていただきました。

 

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シーラーを塗ってからミネラル下地材をローラー塗布

 

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しっかり下塗りして からの丁寧な上塗り。

カルクウォールの骨材がうまい具合にランダムな模様となって、

ライトが当たると、手作りのいい味わいがひろがっています。

(天井はクロスのままです)

 

ここまで2021年の年末のご報告でした。

 

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そして、年が明けて 2022年 春 3月

コロナの蔓延防止措置が解除されたのを受け、

第2弾、リビングの塗り替え計画のご相談メールをいただきました。

 

 

あらためて、今回は施工のサポートをお願いしたいです。
過去のブログも拝見しながら、難しい箇所以外を自分たちでやろうかと検討中です。
壁紙を剥がさず、壁の破損処理等、養生、下塗り、本塗りの難しい箇所を
サポートしていただけるとうれしいです。


お見積りは、以下の条件でお作りしました。

壁面積は 30㎡。

 

1. クロスを剥がさない (前回 めちゃくちゃ大変だったから)
➡ タッカーで留める

2. アク止めシーラーは使いたくない(匂いが気になるので)

➡ あらかじめ洗剤でクロスの汚れを洗浄しておいていただく

3. アクが出た場合は 漆喰塗料 ファルベで塗る

4. DIYサポートは 初日の下処理までと、翌週の仕上げ塗りの都合2回

了承していただけたので、日程を調整して 斎藤がお伺いしました。

 

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*施工前

 

「(ぱっと見は)きれいじゃないですか。」

 

前日に 洗剤でビニールクロスの汚れをゴシゴシ拭き掃除してくださったようで

これなら 漆喰を塗ったあと「アク」が出ないかもしれません。

 

つぎに、目に飛び込んできたのは 壁の傷!!!!

 

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*噂の猫ちゃんによる「引っ搔き傷」!

 

あらあら・・・、あちらこちら腰から下あたりの壁がボロボロ・・・

建具の木枠も ガッツリ被害にあっていました(泣)

 

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犯人は、おぬしか。(逃げられました・・・)

 

爪とぎ用具を おいていて試したけど ダメだったようです。
どうやら、壁でガリガリやるほうが気持ち良いみたいですね。

 

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あんまりひどいところは 部分的にカッターを入れて 剥がしちゃいましょう。

 

それ以外の 壁は タッカーで留めます。

 

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ステンレスの針を使います。

漆喰はアルカリ成分が強いので 鉄の針だと錆が出て 赤くなってしまいます。

 

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最初、お手本をお見せして 奥様にもやっていただきます。

 

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ご主人様には高いところを担当してもらいました。

 

ハンマータッカーという道具で針を打ち込んでから、出っ張った部分を トンカチで叩いておきます。

あとで、鏝で塗るときに 針が飛び出していると 引っかかってうまく塗れないからです。

 

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順番が前後しますが、

まず  みんなで床の養生をしています。

プラベニヤを敷いたのち ブルーシート養生を重ね貼りしています。

 

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それから、ドア、木枠、エアコンなど汚れて困る部分はマスカーで覆います。

 

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養生・タッカー留めが終わったら、ミネラル下地材を塗っていきます。

 

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塗料のようにローラーでスイスイ塗れます。

15㎏入りでおよそ50㎡分塗ることが出来ます。

 

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奥様が、刷毛で細かいところや、ドア枠際を先行して塗っていただき、

ご主人様がローラーで全体を塗ります。とても 良い連携です。

お部屋全体が塗り終わったところで、今日はここまで。

下地材が乾くまで半日は壁に触らないように気を付けてください。

次回も、おなじくDIYサポート付きで

「スイス漆喰の仕上げ塗り」を行います。

 

DIYサポートのお問い合わせは コチラ 👇 まで。

https://www.naturalwall.jp/form/

 

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* 完成後のいい感じの写真をチラッと予告。

 

 

では、また来週。

 

スイス漆喰DIYサポート in 葛飾(後編)👇

https://www.naturalwall.jp/blog/other/4691.html


南仏の風が吹く 漆喰塗りの我が家(10年経過)

今回ご紹介するのは世田谷の閑静な場所に立つ、戸建住宅

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壁・天井とも 「スイス漆喰カルクウォール」で仕上がった真っ白な内装

10年前に八幡工業で施工させていただいたということで、特別に撮影許可をいただきました。

 

おひさまが燦燦と降り注ぐ ドーム状の吹き抜けのある大空間が特徴です。

壁は 傷・汚れもなく、とても良いコンディションのままで維持されています。

 

何か所か、入隅(お部屋の角部分)に 隙間があり、漆喰を埋めて補修させていただきましたが

大きなひび割れもなく、大工さんの木の取り扱いや下地の作り方が良かったのだなと感心しました。

 

お部屋の中央には薪ストーブ 床は温かい肌触りのタイル

 

ヴィンテージの輸入ドア

そして、壁にしつらえたレコードコレクションの棚

 

キッチンとの間仕切りは古材の柱と漆喰壁

アンティークの収納がピッタリ調和しています

 

キッチン側からみた リビングダイニング

施主が思い描いたのは、南フランスにいるような気分になれる空間デザイン

 

2階につながる階段室

ここも曲線をいかしたのびやかなデザインになっています。

 

ゆったりとした寝室

漆喰の壁のおかげで調湿・消臭・除菌効果が働いて、いつでも気もちいの良い眠りにいざなってくれます。

 

クローゼットのシャビーな折れ戸が 、いい味わいを醸し出しています。

 

階段室のアイアン手すり、奥の壁にさりげなく置かれたギター

どこを切り取ってもリゾートホテルのような絵になる写真が撮れます。

 

2階のテラスを臨む 解放感あふれるバスルーム

浴槽につかるとパーゴラから青空、夜には月見が出来そうです。

 

玄関に戻りました。

左側の石は沖縄のもの、シューズクロークの木製ドアなど、

自然素材をふんだんに取り入れた温もりのある空間。

 

漆喰もふくめて、お手入れをしていれば使えば使うほど

味わいが増してくるのが自然素材を使った家の魅力です。

とても大切に使ってくださっていて、うれしいかぎりです。

 

 

というわけで今回は、なかなか見せていただくチャンスの少ない、

築10年 経過の 「スイス漆喰カルクウォール」のお宅訪問でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

八幡左官・営業の斎藤のレポートでした。


コロナ禍の『塗り壁DIY』施工サポートします!

プロ用の左官材なのに初めての方にも塗りやすい

それが スイス漆喰カルクウォール です。

 

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このたびパッケージのデザインが一新されました!!

雄大なスイスアルプスの山並みイラストがぱっと目をひきます!!

 

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この日は、材料と レンタル用のお道具を直接  Y様のご自宅へお届けしました。

新築戸建ての、ひと部屋 およそ40㎡の壁と天井に使う量のセットです。

 

今回は  プロの左官インストラクターが、お宅にお伺いさせていただくサービスをご紹介します。

https://www.naturalwall.jp/calkwall/ca_support

 

 

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施工前 before です。

 

新築で、ビニールクロスが貼られた きれいなお部屋 (お引っ越し前)

あらかじめ お客様が床養生、窓やドア部のマスキングをバッチリ済ませた状態です。

というのも、このひと月前に「ナチュラワイズの塗り壁体験ワークショップ」にご参加して

スイス漆喰カルクウォールを使っての塗り壁レッスンを事前に受講されています。

 

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エアコンは先に取り付けられているので しっかりカバーしました。

 

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スイッチや コンセントの周りもマスキング。

 

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お客様の承諾を頂きましたので、 ここから施主様施工の写真を掲載させていただきます。

まず、タッカーという工事用のステープラーで針を打ち込み、クロスをしっかり留めます。

 

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漆喰のアルカリで錆が発生するのを防ぐため

ステープルの針には ステンレスを使います。

下は、ハンマータッカー 天井の打ち込みに使いました。

 

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10センチ程度の細かい間隔でバシバシ打ち込んでいきます。

あまり隙間があくとあとで漆喰を塗った際に水を吸ったクロスが膨らんだり

重みで剥がれたりするので、ここはひたすら打つべし打つべし!!

この日だけで 1000本入りを3箱 = 3000本は打ち込んでいます。

けっこう手が疲れました。

 

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お次は ミネラル下地材のローラー塗り。

 

従来のしっくいの塗り壁では、砂漆喰や 石膏系の下塗り材を全面鏝塗りが必要でした。

この作業は、なかなか年季のいる作業で 素人さんにはハードルが高かったのです。

スイス漆喰は、この専用下地材があるおかげで 、鏝塗りの工程は仕上げのみになり、

女性や初心者のDIYに 「おかげでらくちんになった~~」 と、好評なのです。

 

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窓の枠周りや、ローラーでは塗りにくい細かい場所は刷毛を使って塗ります。

 

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下塗り材が乾いたころ、撹拌機で スイス漆喰を こねます。

25キロ入り を ちょうどいい柔らかさにするコツ

1. 上澄みの水を ひしゃくなどで すくって いったん別の容器に移します。

  ・・・・  柔らかくなりすぎるのを防ぐのと、攪拌時にあふれ出るのを避ける目的。

2. 耳たぶ くらいの硬さというか柔らかさにします。

  ・・・・ 今回は天井用は、だれやすいので少し固めにしています。

3. 塗っている途中で 硬くなってきたら とっておいた上澄みの水を加えて調整しましょう。

 

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レンタル用の 鏝板とステンレスの鏝です。

 

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さあ、いよいよ しっくいの塗り壁です。

 

 

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お客様には 練習の意味もふくめて、壁の一部を塗っていただきました。

 

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奥様と、お子様がパパの仕事をみにきました。

 

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記念に 家族みんなで 手形をぺったん!

赤ちゃんの足型がかわいい~~

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この日は、お客様とインストラクターとで午前中に下地材の塗布を終わらせて

お昼休みに、送風機で風を送ってしっかり乾燥したのを確認。

 

そのあと、ひとりでは難しい天井だけは 一緒に塗り仕上げました。

 

ですので、残るは壁だけ。

ここからは、お休みの日にゆっくりひとりで頑張ってみます! とお客様。

困ったことがあったらいつでもリモートでサポートしますからね!!

 

インストラクターによる施工サポート

当店でカルクウォールをお買い求めいただいた方を対象に、

プロの左官インストラクターが、お宅にお伺いさせていただくサービスです。

お客様によるDIY・セルフリメイクを基本として、塗り壁施工のアドバイス、

サポートをさせていただきます。塗り壁がはじめての方には、おすすめです!

ぜひご活用ください。

 

こんな方におすすめです

  • 自分で塗り壁をやってみたいけど、初めてで少し不安
  • 簡単な場所はDIYで、難しいところだけ施工をサポートして欲しい
  • 途中までやってみたけど、挫折しかかっている
  • カルクウォールの購入から相談にのってほしい
  • プロの左官に指導してもらいたい

詳しい内容はこちらをご覧ください

https://www.naturalwall.jp/calkwall/ca_support

 

 

 

 

 

 


世界に一つだけの「極上リゾート」な我が家

白亜のリビングダイニング

スイス漆喰カルクウォールの塗り模様が印象的な壁・天井

ご夫婦ともに大好きな海外のリゾートホテルのインテリアがメインイメージです。

 

 

東京・江東区    川を臨む中古マンションを購入して終の住処としてフルリノベーションされました。

今回はミサワリフォーム株式会社様からご依頼いただいたお宅の漆喰塗り壁施工のご紹介です。

 

 

リビングの壁と天井はスイス漆喰を塗ってコテ跡の印影が美しいオリジナルな仕上げとなりました。

アーチ型の下り壁に仕込んだ間接照明やダウンライトは調光だけでなく調色も可能です。

 

 

床や家具・建具は柔らかな木目が暖かみを醸し出すアメリカン・ブラックチェリー

選りすぐった自然素材をふんだんに使った家具はオリジナルデザイン。

 

 

収納がついたベンチソファやサイドテーブル、

そしてリビング兼ダイニング用にメインのテーブルは可変式です。

 

 

キッチン側からのながめ

 

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つぎはベッドルーム

 

 

モルディブのヴィラのインテリアを再現した純白の寝室

 

 

スイス漆喰を塗ってコテ跡の印影が美しい仕上げとなりました。

 

LED調光・調色によるブルーの灯りはまるで「青の洞窟」。

シーンに合わせた効果的な演出を楽しんでいらっしゃいます。

 

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魚に、亀、ヒトデ ・・・

 

この海洋生物たちは

お客様のリクエストでwoodカービングで作成したすべて一点もの

漆喰壁の随所にアクセントとして取り付けさせていただきました。

 

  

  

 

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玄関ホール

 

 

天井高をめいっぱい生かした解放感あふれる玄関ホール

マーブル模様の大理石を美しく照らす間接照明の浮遊感が、非日常的な空間をドラマチックに演出します。

そして、玄関収納の扉にミラーを用いることでホールに視覚的な広がりが生まれました。

 

さらにドアをあけると 奥のリビングルームまで連続した白い壁が広がります。

壁と天井は境目がないようホリゾンタルに下地成形を施し

スイス漆喰の やわらかな仕上げによるコテの模様が連続した流れを生み出しました。

 

 

 

トイレもスイス漆喰による清潔でやわらかな白い空間となりました。

 

紙巻の上には タツノオトシゴのwoodカービング。

 

こうして世界に一つだけのホテルライクな「極上リゾート」の我が家が完成しました。

ミサワリフォーム株式会社様からご依頼いただいたリフォームのお宅のご紹介でした。

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スイス漆喰カルクウォールの特性であるオンリーワンのデザイン仕上げ。

これは原料に含まれる、大理石紛や砂利など骨材による造形性によるもの

そして、カルクウォールの特徴を知り尽くした 八幡工業の卓越した技術が生み出します。

 

壁の施工中

天井の施工中

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塗り壁施工のご相談・お問い合わせは、

https://www.yawata-sakan.com/contact/

フォームに必要事項をご入力の上、ご送信ください。

追って担当者より回答させていただきます。

 

お電話でのお問い合わせは、 03-5876-3375

受付時間 9:00 ~ 18:00(日祝は除く)


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