
2015年 8月
イベントレポート:子ども霞ヶ関見学デー
ちょっとUPが遅くなってしまいましたが、
今回は7月29日(水)・30日(木)に行われた
「子ども霞ヶ関見学デー」のレポートをお届けします。
「子ども霞が関見学デー」とは、文部科学省をはじめとした霞ヶ関の各府省庁が連携して
業務説明や省内見学などを行う夏休み恒例の人気イベント。親子のふれあいを深め、
子どもたちが体験活動などを通して広く社会を知り、府省庁等の施策への理解を深める機会として
平成12年度から実施されています。
日本左官業組合連合会(日左連)では、国土交通省の18あるブースのひとつ、
「職人さんになってみよう!」にて、ぬりかべ体験、鏝絵体験のコーナーを担当。
弊社からも社長と2人の女性職人が参加しました。
職人1年目の砂山さんは、実はこの日に向けて
ぬりかべの特訓をしてきたのですが…鏝絵コーナーの担当に。
「私も鏝絵、やったことないんですけど…大丈夫かな」と言いながらも
やさしい物腰と笑顔がすてきな、なかなかの先生っぷりでした。
職人4年目の田原さんは、去年に引き続き、ぬりかべコーナーの先生です。
鏝絵、ぬりかべ、どちらのコーナーも
元気な子どもたちで大盛況。
本当は予約券を取れた子しか参加できないシステムだったのですが、
お友達や兄弟の片方が抽選で外れて泣き出してしまうと
やさしい職人さんたちは「一人くらい、増えてもいいや」と
ついついやらせてあげてしまうので
1日目が終わると次の日の分の材料が足りなくなって
買い足しに走るという一幕も。
結局、予定の1.5倍、2日間で300人ほどの子どもたちが
左官を体験した計算でしょうか。
去年も鏝絵を体験したという4年生の男の子は
左官がすっかり気に入ったようで
今年も真っ先に左官ブースに来てくれました。
去年の作品は夏休みの自由研究に出した後、額装して
おばあちゃんにプレゼントしたら、大変喜ばれたそう。
「ぬりかべの職人さんのことを
“左官”っていうんだね!」と話していた親子は、
はじめて触れる左官の世界に興味津々のようす。
子ども向けのイベントでしたが、
付き添いでいらしていた保護者の方々も
自分がやってみたくてウズウズしてきて…
特に鏝絵のコーナーでは、ついつい手出し口出しする場面が
多くみられました。
わかります。
見てるより、やった方が断然、楽しいですから。
職人さんたちも、ほら。
片付けまでのちょっとの時間を使って
楽しそうに作品を作っていましたよ。
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多くの子どもたちが左官を体験して、大盛況だった2日間のイベント。
参加された職人のみなさん、お疲れさまでした。
第12回「左官」と「漆喰」を学ぶ集い、 開催しました。
建築に関わるプロ向けのセミナーとして
イケダコーポレーション様との共催で
行ってきたこの企画。
7月29日、12回目の今回は6名様の参加で開催されました。
まずはプロジェクターを使った座学からスタート。
会場は、先日のブログでもご紹介した、新装の社長室です。
第一部は、「昔の家」と「今の家」 というタイトルで
自然素材を使った持続可能な家づくりをテーマにした講義。
第二部は、「自然素材による内外装の湿式施工について」。
実際に設計・施工を手がける方々だけに、施工サンプルなども
熱心にご覧になっていました。
昼食に弊社ショールーム前のCAFÉ SunY’sで
パスタランチをお楽しみいただいた後は、
10分ほどショールームの見学ツアー。
さまざまなしっくいの仕上げやモルタル造形など
直接実物を見ていただけることも、このセミナーならではの魅力です。
その後は、いよいよ第三部の塗り壁体験。
この日は、体感温度39度。
2台の扇風機をご用意したものの、
半室外の練習場は大変な暑さ。
それにも関わらず
みなさん、珠のような汗をかきながら、
笑顔でしっくいの感触、コテを動かすたびに変化する
その表情豊かなテクスチャーなどを楽しんでいました。
* 次回、セミナーは9月8日(火)の予定です。
募集開始の際には、またお知らせいたしますので
ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
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