
2015年 7月
自分でつくった、自分の壁。
八幡工業の営業センター&ショールームの2F部分は、
社長室と社員寮(3室)になっています。
元は講習会などに使用する「セミナールーム」と
社員寮が2室あったのですが
老朽化に伴い、この春から大改装がスタート。
先日のブログでは、社長室をご紹介しましたので
今回は社員寮の方をレポートいたします。
廊下など、共益部分は手の空いた職人さんがみんなで協力しながら施工。
入社4年目になる我が社初の女性職人、田原亜沙子さんは
同性の後輩ができて嬉しそうです。
(▲先輩の田原さんからアドバイスを受ける砂山さん)
新人の砂山さんは、自分が入る部屋の一部に
アクセントとして大好きなブルーに染めたしっくいを塗りました。
彼女はカラーコーディネーターの資格を持っているので
ただ好きな色というだけでなく、
休日や仕事から帰ったときに
心が休まる色彩になるように
その効果も考えて色を調合していました。
(▲緑とブルー。2つの色を試してみて、ブルーに決めました)
自分でつくった、自分の壁。
この壁を眺めるたび、次の日の仕事の鋭気も
しっかり養えそうです。
タラソミックスの夏色コースター
7月6日、八幡工業の塗り壁ショールームNatur
WorkCafe(ワークカフェ)は、「いつもよりちょ
モノづくり
今回も、女性限定で、左官に興味がある方、DIYが大好きな方、
インテリアや建築のお仕事に携わっている方、10名のみなさんに御参加いただきました。
Vol.5となる今回のワークショップのテーマは、「夏色コースターづくり!」
吸水性のあるこのコースターは、結露したグラスとくっつきません。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
材料には、日本初上陸のバリ島の伝統的左官材料タラソミックスを使いました。 ![]()
「タラソ」は海洋性のエネルギーを持つ珊瑚や貝殻とトラバーチン系の素材。
今回は「白セメント」と「タラソ」を1:1の割合で調合。水を加えて練ります。
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用意した型に流し込みます。 ポイント!!底が仕上がり面となるので、事前にガラスビーズなどを散りばめておきます。
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両面使いもできます。反対の面にはブラックライトをあてると
涼しげにブルーに光る「蛍石」を散りばめました。コテで伏せこんでいきます。 そして完全に固まるまで一晩おきます。
これが「蛍石」 フローライトとも呼ばれます。 高純度の蛍石結晶は、紫外線から可視光線、赤外線まで 幅広い波長の光(130nm~8μm)を透過することから、 光学材料としてレンズや窓板等、多様な用途に使用されています。
今回はお持ち帰り用の自分で型に流すオリジナル作品とは別に 固まった状態のものを事前にお作りしておきましたので、 これをペーパーで研いで完成品をひとつ作っていただきました。
左官ならではの「研ぎ出し」という手法を使って水研ぎで磨いて仕上げます。 ペーパーの荒め 260番 から 仕上げ目 1000番 まで 4段階で磨いていくとこのようにキラキラな宝石が浮かび上がってきます。
コップを置くと、結露を吸い取って しかも、あら不思議~~~宝石が濡れて輝きだす
オシャレで機能的なコースター、これからの季節の必須アイテムです!手作りで楽しんでいただいたあとは・・・
おなじみ マムさんの ベジご飯。 みなさん心も、体も大満足の1日でしたね。 ライフオーガナイザー 田村美奈子さん(右)と お料理の マムさん (左)おつかれさまでした。
おかげさまでこちらもみなさんの笑顔で元気パワーを注入させていただきました~。 御参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
社長室を、DIYで仕上げたら。
八幡工業の営業センター&ショールームの2F部分は、
社長室と社員寮(3室)になっています。
元は講習会などに使用する「セミナールーム」と
社員寮が2室あったのですが
老朽化に伴い、この春から大改装がスタート。
今回は、出来上がったばかりの社長室の
施工の様子をお届けいたします。
本社 八幡工業のブログでは、
材料や仕上げについてのご説明が中心でしたが
ショールーム NaturaY’sのブログでは
DIYの参考にしていただけるように
作業手順を解説していきたいと思います。
①下地は石膏ボード。
今回は腰板部分に「デザインストーンシート」を貼っています。
天然石を厚み2mm程度にスライスしたもので、自然な凹凸と質感、下地に負担をかけない軽量さ、カッターでも切れる施工性の良さが特長です。http://www.dss-iskcorp.com/salespoint.html
(八幡工業NaturaY’sでもお取り扱いをしています)
② 下地の石膏ボードの継ぎ目にファイバーテープを貼り、パテ処理。
腰板や廻り縁などをマスキングテープやマスカー※で養生します。
※ガムテープと折りたたんだポリエチレンシートが一緒になっているもので、汚したくない部分を広範囲で効率良く保護することができます。
職人さんの世界でも「段取り八分の仕事二分」といわれ
養生などの下準備は、仕事の良し悪しを左右する大事な作業です。
地味な作業ですが、ていねいに養生をすることで、
仕上がりの美しさが違ってきます。
職人さんはパテ処理を含め、半日もかからずにやってしまいますが
DIYなら1日くらいかけるくらいのつもりで
じっくり取り組むのが正解かもしれません。
② カルクウォールを塗る部分にミネラル下地材を塗ります。
1回塗りでも十分なのですが、
今回は社長室なので、ていねいに2回塗りで仕上げました。
塗り重ねると、よりムラなく塗布できますので
DIYで施工するときも時間と材料に余裕があれば
2度塗りすることをおすすめします。
職人さんが1人で作業して、2時間くらい。
DIYなら半日くらいでしょうか。
このあと、24時間以上しっかり乾燥させます。
④いよいよカルクウォールを塗っていきます。
今回は押さえ(スーパーフラット)仕上げ。
腰板(デザインストーンシート)が貼ってある分、
塗り面積が小さいので約12畳ほどの部屋を
職人2人で一気に半日で塗り上げました。
もし、私が1人でDIYで塗るなら
1日で一面ずつ、ゆっくり仕上げる感じでしょうか。
疲れず、楽しく塗るには「焦らず、のんびり」も大事。
またはご家族やお友達を応援に呼んでワイワイ楽しく仕上げるのもいいですね。
DIYでしっくいを塗ってみたくなったら、まずはNaturaY’sへ。
ショールームで随時開催の「塗り壁体験」は、「家で実際に塗るまえに練習したい」という方はもちろん「ちょっとおもしろそうだからやってみたいな」という方まで大歓迎!内容は2時間程度・1組4名様まで・1グループにつき3000円です。ご予約はこちらから→ www.naturalwall.jp/workshop
押入れにしっくい
梅雨明けが待ち遠しいような、
ムシムシしたお天気が続きます。
部屋干しの洗濯物、浴室、押入れなど
湿気が気になる季節ですね。
今はあまり見かけませんが、私が子どもの頃は
押入れの中にしっくいが塗ってあるおうちも時々見かけたものです。
調湿・消臭効果があるしっくいは、押入れの中の
コンディションを整えるのにも、もってこい。
ふだん人目につかない場所なので、
昔のベテラン職人さんは「おい、押入れでも塗っとけ!」
などと言って、下っ端の若い職人に担当させていたそうです。
しっくいって、どんなものだか興味があるわ。
お部屋をしっくいで塗ってみたいな。
そんなふうにお考えの方は、
まずは、練習がてらに押入れを塗ってみる、
というのもいいかもしれません。
塗り壁DIY 初挑戦の場所として
「まずは狭いスペースから」とのお考えで
トイレを選ぶ方も案外いらっしゃるのですが
便器や棚などが設置してある状態では
身動きが取りづらく、実は職人さんでも難儀する場所なんです。
そういう意味でも、シンプルな構造の押入れはおすすめ。
さあ、思い立ったが吉日!
でも道具や材料はどう準備すればいいのかしら?
…そんなときは、ぜひナチュラワイズにご相談ください。
しっくいのことや準備、道具についてなど
ちいさな疑問・質問にも、ていねいにお答えいたします。
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