
施工例
— 塗り壁の小道 — 漆喰壁画
綜合住宅展示場ハウスクエア横浜にある
ミサワホームイング株式会社様 横浜ショールーム内に
「森の木立」をモチーフにした漆喰の壁を施工させていただきました。
Rの入隅で天井と側面の境目をなくし、
柔らかなトンネルに。
スイス漆喰の趣のある素材感と塗りパターンで、
静かに主張します。
その白く涼やかなトンネルに、
抑え目の柿渋色で水彩風に木立の壁画を描きました。
側面から天井、向かいの面へと流れる風を感じていただけるようなデザインにしました。
スイス漆喰カルクウォールならでは
自然素材の調湿・消臭の機能性と
鏝塗り壁による手仕事のぬくもり
さらにオリジナルデザインのペインティング
今回は新人左官女子・鈴木も一緒に施工。
壁画初仕事!
足元の装飾を仕上げます。
先輩が仕上げた塗り壁に緊張の面持ちで筆をのせていました。
他にはない、お客様だけの特別な空間作りをお手伝いさせていただきます。
ぜひ ナチュラワイズのデザインスタッフにご相談ください。
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実物をご覧いただく際には 下記にお問合せご予約ください。
ミサワホームイング 株式会社 様
神奈川県横浜市都筑区中川1-4-1 ハウスクエア横浜
0120-468-330
営業時間:9:30〜18:00
休館日:月曜日(祝日を除く)
http://www.misawa-homeing.co.jp/showroom/yokohama.html
スイス漆喰と左官造形による作品!
八幡工業・ナチュラワイズによる
スイス漆喰と左官造形による作品! のブログ 後編です。
葛飾のヨシウダ建築さんからのご依頼で
葛飾区内の住宅の内装工事を務めさせていただきました。
いつもあかるい現場監督の池端さん http://www.yoshiuda.co.jp/
池端さんと設計担当の五十嵐さんのご提案のおかげで、
ふたたび漆喰と造形による作品が実現しました。
玄関ホールに施した
スイス漆喰とモルタル造形のマリアージュ
白壁、木、レンガ
もともと別々だった素材があたかもひとつの存在のように調和した状態。
新築なのにもかかわらず、もうず~っと昔からここに、こうしているような
歴史感すら思わせる空間になっています。
手前の天板はモルタル造形+エイジング塗装による擬木
上部二段の棚板は天然木です。
*前回ブログ 施工の様子はこちら
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=15581
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階段室の漆喰のアップ いい表情しています。
絶妙なボケ味と塗り壁ならではのテクスチャーをお見せしたくて
導入した iPhoneに取り付けるワイドカメラ
国産カメラメーカー 「ヤシカ」さんがつくった素晴らしいレンズです。
階段室の天井もスイス漆喰左官仕上げ
これが仕上げ施工前の大工さんの作ってくれた下地
職人さんは「うわ~ ここも塗りなの? 役物だらけだ~ 」 といいますが
実は ここぞ 左官屋の腕のみせどころ!
漆喰で塗り包めて仕上げると こんなにもあかるくて重厚になります。
手をかけて、丁寧に鏝で塗った漆喰の壁は 強くて丈夫。
そして、照明の灯りがやさしくひろがります。
呼吸する壁は冬は暖かく、夏は涼しいロハスな空間を作り出してくれます。
昼と夜で雰囲気の変わるしっくい壁
何度でも 見たくなる階段室
こんな、昇り降りが 楽しみな
木と漆喰の吹き抜けのあるお家 いいですね。
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2階へご案内します。
ゆったりとした リビングダイニング
こちらの壁・天井も スイス漆喰 カルクウォールの鏝塗り仕上げです。
池畑さんの素材使いのアイデア
集成材の断面がおもしろい キッチンの見せる収納棚です。
「見せ梁」も同じパイン集成材をいれることで
メリハリとリズムが生まれます。
コーナーは丸くおさめることで ちいさなお子様にもやさしい配慮
小上がりの 畳の空間。 ちょっと横になりたい気分を誘います。
下は便利な収納になっています。
和室スペースから見た キッチン
耐熱ガラスの レンジの背面 と フード
使い易そうで いいですね。
最後に、 「壁と灯り」ベストショット。
ちょっとマニアックな「左官屋目線」でお送りした(いつものことですが 笑)
完成した すてきなお家のご紹介でした。
沖縄紅型(びんがた)調の造形デザインの壁
今回は、特殊な壁の制作を営業:斎藤がレポートします。
沖縄の美しい海と空が好きな施主からのリクエストに答え
クリスマスまでに完成をめざした葛飾区の住宅エントランスの造形壁。
*デザイナー:谷が担当した、紅型調のデザインスケッチ
琉球びんがたは、14~15世紀頃に始まったといわれています。
紅型は琉球王府、首里、浦添を中心に、婦人の礼装として、
また神事に関する古式の服装として摺込みの手法で染められたのが、
琉球紅型のおこりだといわれています。
※ 完成した作品
下地はブロック塀、周囲は外壁と同じ赤いブリックレンガタイル
真っ白い塗り壁には、家族でビーチコーミング採取した貝殻
そして、大小さまざまなサイズの砂利が埋め込まれています。
今回は初めての施工でしたので、
事前に会社の倉庫作業場にてテスト制作をしました。
手順や乾き具合、模様の出来栄えを確認してOK!
これはちょっとケルトの文様にも見えるデザインですね。
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そして、本番!
植え込みをマスカーで養生
あらかじめ下地までは出来ていています。
造形用セメントの白に寒水石を混ぜて捏ねます。
鏝でたっぷり塗ります。
ポイントは「フラットではなく、わざとでこぼこに塗る」のです。
モルタルが乾くまですぐにフリーハンドで
貝殻、石を張り付けて模様を作っていきます。
花、波模様、風 、植物 ・・・
リズムのある配置でいろんなものが表現されます。
全体のバランスを確認しながらノンストップの業です。
締まり具合をみて 一気に「搔き落とし仕上げ」です。
全体像見ていただきます。
『たねあかし』です。
実は、八幡工業の吉彦専務の自宅でした。
工事は施主自ら行いました。
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おまけ(壁の裏側)
アワビ貝は、キラキラの螺鈿にかかせないアイテム
酸に数時間漬け ブラシで苔や汚れを取り除きます。
そして洗った後、ハンマーで細かく砕きます。
壁の裏側は、貝と砂を伏せ込み、押さえた後
洗い出し仕上げとしました。
日々、斬新なデザインをプラスした、
あらたな施工法に挑戦し続ける左官。
イメージを伝えたら 『すすっと』デザイン
デザイン決まったら 『ぱぱっと』施工
素早い対応でみなさまのご希望にお答えします。
それが、八幡工業・ナチュラワイズです。
年末年始のリフォームにも対応
葛飾区の中古マンションのリフォーム工事の事例です。
(*最初に、弊社 年末年始は通常は暦通りお休みをいただいています。
ですのでスケジュール調整が可能な範囲で対応させていただきます。)
ちょうど物件が見つかり、12月に引き渡しがあるので
なんとか年末に工事をして、年明けの引っ越しに間に合わせてほしいという
かなりいそがしいスケジュールの工事でした。
近くで塗り壁工事をしてくれるリフォーム業者を探して
お客様からご相談が入ったのが11月末
12月に入って、鍵のお引き渡し日に現場でお打ちあわせ。
風通り、日当たりよく、カビや結露などによるトラブルの形跡もなく
わりときれいな状態ではありましたが、
今後のこともあるのですべてきれい壁紙を剥がしたのち、下地処理を施し
カルクウォールで仕上げさせていただくお話で方針が決まりました。
洗面所の床のクッションフロアー張り替え
和室の畳の表替えもお引き受けしました。
床はけっこう傷ついた箇所があり、
お客様と一緒に確認してシールをはりました。
こうすることで工事の際に付いた傷と判別できるよう 目印になります。
工事中養生シートで隠れてしまうので、工事のあとで揉めないようにという配慮なのです。
これで、職人さんも安心して工事に臨めます。
床養生してクロスを剥がした状態
裏紙をしっかり剥がし、
アク止めのシーラー処理を念入りに2回塗ります。
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*奥様のリクエストの参考画像より
寝室の一面だけ色壁にしてほしいとのこと
↓↓↓↓↓↓↓↓↓ こうなりました。
完成:天然顔料のウラを入れた着色仕上げ。
和室はわら入りのスイス漆喰を現場調合してつくりました。
あたらしい畳もはいりました。
ふすまや畳のイメージにあわせた和モダンなデザインです。
玄関からみた廊下と突き当りのリビング
キッチンと洗面、トイレ内の床は、
内装屋さんにタラコッタ調の長尺シートを貼ってもらいました。
お引渡し前にワックスでトップコートをかけます。
これで汚れの防止になります。
トイレの一面だけ アクセントに
ペルシャンレッドのデザインウォール
奥様が購入したお洒落なタオルかけとペーパーホルダー
「自分でやると壁に傷がついきそうで怖い」とおっしゃるので
こちらで、取り付けさせていただきました。
漆喰に合う調度品をナイスチョイス
【 まとめ 】
*お断り:弊社 年末年始は通常は暦通りお休みをいただいています。
ですのでスケジュール調整が可能な範囲で対応させていただきます。
あらかじめご了承ください
冬場の漆喰工事は 、乾きに時間がかかるため
夏場に比べ乾燥期間を長く設定する必要があります。
K様邸は、お部屋の環境条件が良かったので 10日間で完了できましたが
条件によっては各工程で乾燥を待っての工事になることがあります。
その際は、少し工期が延びることもありますので予めご了承ください。
また、電機のスイッチやコンセントプレートなど器具付けは
壁の漆喰が十分に乾燥していないと行えません。
今回は、年末年始の間、お客様には日中窓の開け
そして、夜間の窓閉めと 徹底した換気を心掛けていただいたおかげで
乾き具合による色むらや艶むらの発生を防ぐことができました。
ご協力ありがとうございました。
お客様のコメントは
https://www.naturalwall.jp/build/3732.html
こちらをご覧ください。
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施工範囲:玄関・廊下・LDK・寝室・和室・洗面・トイレの壁と天井
スイス漆喰カルクウォール
鏝パターン仕上げ 一部色壁あり およそ200㎡
これぞ「塗り壁リフォームの正しい在り方」後編
ナチュラワイズでマンションのリフォーム工事 数あれど
これぞ「塗り壁リフォームの正しい在り方」といえるであろう
江東区 リバーサイドマンションのA様邸の施工例をご紹介します。
これからリフォームをお考えの皆様にはとても参考になるはずです。
さて、前編はお客様との出会いを書かせていただきました。
https://www.naturalwall.jp/?p=3
今回は、実際の作業を振り返ります。
塗り壁の前のクロス剥がし、養生からはじまって、
電気屋さん、タイル屋さん、畳屋さんのことなど
左官以外のこまかい工事の細部までを解説していきます。
塗り壁作業の流れは 上記のまとめを参考にしてください。
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ここから本題です。
事前調査の際には、お客様といっしょに床の傷チェックをします。
工事の後、もめることのないように確認しておくことで
両者が気持ち良く工事に臨めるようにという配慮です。
ナチュラワイズの工事では 床部フローリングの上に
プラべニアを敷き、さらには、ブルーシートを敷きます。
クッション性のプラべニアで脚立などからの傷つきを防止、
水たれや塗料汚れにはブルーシートと、2重に保護します。
その後、巾木、建具、窓、家具などをマスキングします。
洗面所のマスキング養生、完璧です。
基本的にビニールクロスは剥がします。
状況によってはタッカー留めでクロスの上から施工する方法もありますが、
塗り壁は水を使うので 水を吸ったクロスは浮いてくるし、
材料の重さで剥がれる危険性もあるので、極力剥がすことをお勧めします。
特に天井は、剥がさないで施工することは避けた方が良いです。
クロスを剥がす際にやっかいなのが「裏紙」の残り。
裏紙までしっかり剥がすのに有効なのがアク止めシーラー
ローラー、刷毛で塗ることでがんこな裏紙が浮いてきます。
そこをすかさずスクレイパーで すくい取るのです。
アク止めにはカチオン系の浸透性シーラーがおすすめ、
2日にわけて 2~3回 しっかり塗布しましょう。
ここで塗りムラや塗り残しがあると、漆喰を塗った際にアクが発生します。
でも、もしもアクが出ても安心してください。
カルクファルベという漆喰補修塗料を上から塗れば しっかり消えます。
ドアや引き戸など、作業過程で行き来の邪魔になったり
効率のわるくなりそうな部位は最初の時点で外します。
これも傷つかないようにクッションで包んで保管します。
吊り戸の扉など、隅っこの仕上げが難しそうなので外しました。
内側には、どこの扉かわかるようにシールに記入しておきます。
電気屋さんに、スイッチ、コンセントボックスなど
各種器具を壁から緩めてもらいます。
塗り終わって乾燥期間を経てから ふたたび取り付けてもらいます。
トイレの手洗い場、水はねがある部分にはタイルが良いです。
漆喰は水を吸う特性があるので、お掃除しやすいタイルがお勧め。
タイル屋さんにエコカラットを貼ってもらいました。
タイル貼り終わりました。タオルかけの根元に注目。
しっかり穴をあけて取り付けてあります。
さて、意外と面倒なのが カーテンボックス
ここも塗り仕上げるまえに一旦レールを外しておきます。
この日は、出勤前のお施主様に立ち会っていただき
しっくい塗りの仕上げパターン確認をしていただきました。
石膏ボードをご用意して仕上げ担当の亜沙子さんが
実際に鏝で塗って その場で見て、選んでいただきます。
仕上がりは、鏝ラフの引きずり仕上げに決定しました。
自然な風合いで評判のパターンです。
コンセント周りは、少し押さえ気味にしておきます。
左官工事が仕上がって2日ほど乾燥したころ
畳屋さんが、表替えした畳をおさめに来てくれました。
今回は 熊本の西田さん栽培のイグサを使用しました。
農林水産大臣賞にかがやくエコファーマーの作品
とてもきめがそろっていて、新品の良い香りがします。
出来上がったばかりの畳に座って、畳屋さんと施主様。
よい機会なので、お手入れの方法をレクチャーしていただきました。
作業の最終段階
ちょっとした心遣い
戸当たり部分にシリコンを貼っています。
これで扉も壁も傷つかない。
そして なんとサプライス!
イケダコーポレーションの今村さんが応援に来てくれました。
玄関 シューズクロークの棚板もどし作業を担当してくれました。
自分が 築地のショールームで対応して八幡さんにお願いしたのだから
クロージングはぜひいっしょにと、 営業の鑑です。
よりよい材料は、素材力+提案力+技術力+人間力で完成ですね。
今村さん 、実は翌日からスイスに海外研修だったそうで
いそがしい中、取り付けありがとうございました。
たくさんの靴が入る大容量の棚。
ここはスイス漆喰の消臭機能と調湿効果が大いに発揮されることでしょう。
完成した室内。
お掃除ロボットがせっせと働いています(笑)。
洗面所もきれいに仕上がりました。
寝室 ダウンライトの明かりが灯ると、
カルクウォールのテクスチャーが浮かび上がってきます。
ダインイングルーム
明かりがさんさんと降り注ぎ、カルクウォールの白い壁が明るく拡散します。
窓からみえるスカイツリーが素敵。
どうぞ、末永くお部屋とA様ファミリーを見守ってください。
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最後にお施主様からメッセージを頂戴しました。
これからリフォームをお考えの方達にアドバイスがあればお願いし
今回は日がない中でのご相談だったため、
でも、
顔のみえる関係でより一層
ただし、
しっかりとしたまとめ役
(*施主A様 ご夫妻 )
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ご丁寧なメッセージをありがとうございました。
お褒めにあずかり恐縮です。
スタッフ一同、今後の励みにさせていただきます。
以上、少々長くなりましたが、本当にこの度はお世話になりました。
すごく楽しみにされていた「塗り壁体験」ぜひ来てくださいね !!
営業 斎藤 記す
**********************
特別付録 :今回の作業工程のおさらいです。
これぞ「塗り壁リフォームの正しい在り方」前編
今回は、ナチュラワイズでマンションのリフォーム数ある中でも
これぞ「塗り壁リフォームの正しい在り方」といえるであろう!
幸運なる出会い、わすれられない事例となりました。
江東区 リバーサイドマンションのA様邸リフォームのご紹介です。
施主様は、お引越しの準備もありお忙しい中にもかかわらず
非常に協力的な方で 、打合せや確認もスムーズにしていただき感謝しています。
なにより奥様自ら工事前には各所のお掃除に励んでいただき
さらには、お引き渡し時にはクリーニング作業を
ご家族みんなでテキパキと楽しそうに行ってくださり驚かされました。
(*工事初日、奥さまを囲んで)
お仕事でご不在時にも 毎朝早くに 奥様かご主人様が
お茶とお菓子を現場にこっそり置いて行ってくださる・・
(いまどきはお茶のサービスはなくても大丈夫ですとお伝えしたのに)
まさに、施主様のお手本ともいえるお客さまでした。
しかしながら、お引越し日が決まっていたため、
工事の完成お引き渡し日程はというと、ケツカッチン!!
左官の前後には、水道設備工事の業者さんが入りトイレとお風呂交換
さらには一部タイル工事、和室畳の手配、電気屋さんの作業も含めると
スケジュールはかなりタイトでしたが、
職人さんたちはチームワークでがんばってくれました。
たとえば、半日で終わったひとが応援で駆けつけてくれたり・・・
みんなに感謝。
(*スイス漆喰 仕上げパターンの打合せの日
左:施主様 /右 仕上げ担当:亜沙子さん)
では、振り返ってみましょう。
8月のお盆直前にお問合せフォームでご連絡いただき やりとりがスタート
電話・メールでご相談、話し合いを詰めながら
実は、リフォーム会社とも相談していることを正直に明かしていただきました。
それでもお客様が本気で塗り壁を求めていらっしゃる。
こちらもできること、できないことをはっきりとお伝えしたうえでご提案。
それでも、ぜひ八幡さんにまるごと(水回り以外)お願いしたいと言っていただけ
最速でお受けした左官塗り壁工事でした。
(*工事前の室内 築12年 / ワンオーナーの物件)
不動産会社からお引き渡しの関係で内覧下見できたのが8月21日
帰ったら速攻でお見積りを作成し、仕様:「スイス漆喰仕上げ」。
ともかくお盆明けの8月25日に工事開始で先行(仮)予約。
当初は部分施工というのが、いつのまにか全部になり、
最終的に施工範囲は全室の壁・天井 およそ350㎡が決定!
この規模だと新築でも最短10日はかかります。
リフォームだと様々な工程がふえるため2倍の期間がほしいのですが、
実質の工事にかけられる期間は二週間ほど でした。
無事、9月中ごろのお引越しに間に合い
お引き渡しが済んだところで、ほっとひと安心しました。
(*完成したリビング)
お客様からのメッセージを いただきましたので
ご紹介させていただきます。
・・・・・・・・・・・
この度はお世話になりました。
実はオガファーザーの検討から始まったイケダコーポレーションさん
たまたまタイミングが合い、築地のショールームで実物を見て、
担当の
ほかの塗り壁材と比較検討し、カルクウォールを選んだ理由は
話をしてくれた方たちが本当にスイス漆喰がいいと
営業抜きでおス
もともと漆喰も好きで、
経年劣化ではなく、
そして、イケダコーポレーションのHPの施工業者紹介から、
ただの情報だけでなく、
そして、自分の希望内容を限られた期間で実現してくれそうな道筋を
素早く
(*八幡オリジナル 「工事のスケジュールと工程の説明表」)
実は、当初 他の工務店に相談したところ、
スイス漆喰のリフォームは、
壁だけの施工なら可能と聞いていたのです。
クロスを剥がして施工するので、
お値段は決して安くはありませんが (笑)、
実際に カルクウォールを塗ったお部屋の実感は、
まだ引っ越しして間がないのですが
全体施工したおかげでしょうか、以前のビニールクロスのお部屋と比較して
なにより、子どもが 仕上がりの模様を見て「いいねー!いいねー!」
日中の自然光の明るい状態もいいけど、
畳のある和室とも相性がよく、すごく快適。
来年の梅雨時の体感が今から楽しみです ♡
さらに、塗り壁にすることをきっかけに、「家ドック」
スイッチやレール、
と全体的にリフレッシュできました。
大切な家だからこそ、手をかけてあげたいですものね。
(*施主A様 ご夫妻 お引き渡しの日 )
・・・・・・・・・・・
ご丁寧なメッセージをありがとうございました。
スタッフ一同、今後の励みになります。
次回は、A様邸 リフォーム施工の様子をレポートします。
営業 斎藤 記す
後編ブログもぜひご覧ください。
https://www.naturalwall.jp/?p=3699
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特別付録 :スイス漆喰が選ばれる理由
2017 左官技能の全国大会に挑戦する八幡の職人
『 全国左官技能競技大会 』
第一回が東京 日左連会館で開催されたのが昭和38年
今年 2017年は、第47回大会です。
四国・愛媛を会場に3日間の熱い戦いが繰り広げられます。
八幡工業からは、東京代表として長塚 勇 (いさお)が出場します。
現在、会社倉庫にて日々 猛練習しています。
しかし東京のこの夏の暑いのなんの・・、
冷房もない環境で連日 汗を流してがんばっています。
これは、天井見付などに使用する「石膏置き引き」
後ろで見守っているのは、吉彦専務
全国大会出場経験の先輩として、指導にあたっています。
これが平成23年 44回大会の練習時の専務です。
おっと~ 名人がお手本だ~~
もちろん、もと全国チャンピオン! 八幡社長も
連日 直接指導にあたっています。
みならって塗る袖壁は「土佐漆喰仕上げ」
どこもかしこも美しさの精度と寸法の正確さを求められる複雑な課題
角の仕上げは つまみ鏝を引きます。
柱は縁取りは押さえで、中は掻き落とし
場所と素材、仕上げにあわせて、たくさんの種類の鏝を使います。
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さて、7月には、会場となる松山に出場選手が集合。
数日間の合宿で勉強会をしました。
全国から選ばれた15名の腕利き職人たちが共同で臨んだ課題練習。
年齢層は30代の中堅どころと、いずれの会社でも責任ある立場のみなさん。
和気あいあいの中にも、実はバチバチとライバルの火花が飛んでいたことでしょう。
大会概要は以下の通り
会場は アイテム愛媛 大展示場 http://itemehime.com/
大会は一般公開されますのでぜひ、会場で熱い戦いをご覧ください。
八幡工業からも応援団が行きますので、会ったらお声がけください。
勇さんはお盆休み返上で がんばるそうです。
夏バテしないで万全を期して残り1か月 乗り切ってください。
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実際の大会の様子は、
2011年の東京大会の八幡ブログ(専務出場)
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=6199
2013年の京都大会の八幡ブログ(専務出場)
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=9630
2013年の専務練習中
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さらに、2015年の福岡大会の模様は 日左連青年部 本部長の中屋敷さん、 原田左官 社長のブログにレポートがありますので合わせてご覧下さい。 中屋敷左官さんのブログへ 原田左官さんのブログへ → http://urx.red/FflH
漆喰と特殊左官工事で住宅が華かに!
葛飾区のw様邸
住宅新築工事で外壁のスイス漆喰塗り壁と
玄関ポーチの特殊左官工事を担当しました。
外壁は、通気ラス~下地軽量モルタル塗り
そして、仕上げはスイス漆喰・カルクファサード
お施主様、工務店様 どちらにもとても満足して頂きました。^_^
元請けは、同郷 葛飾の ヨシウダ建築さん
社長、奥様 、スタッフのみなさん、とても優しくあたたかいお人柄の会社さんです。
ヨシウダ建築さんの売りは 体にやさしい住まい
「WB HOUSE」 というお家の作り方で、
WBとは「W:二重の通気層」「B:ブレス(呼吸)」
シックハウス対策として全国初の「建築基準法施行令20条の7」の
規定に適合した工法です。
通りに面した2面は漆喰仕上げ、隣家と接する2面は
サイディングの仕上げになります。
見切り材を取り付けて、違和感なく異素材がコラボしています。
*施工途中の様子
通常のモルタルの下地と並行して
特殊造形部分には専用のモルタルでレンガ調に彫刻
窓枠部分には、擬木仕上げを希望されていましたので
こちらも造形用モルタルで彫刻しています。
そして、エイジング塗装スタッフがひとつひとつ
丁寧にレンガの色を入れて仕上げます。
そして、最後に漆喰をかぶせて自然に風化したように
演出を加え完成。この塩梅がセンスのなせる業です。
どうです、漆喰とレンガ造形の絶妙なコンビネーション
そして擬木の手作りの窓枠と 既製品の木調ドア
こちらもブラウン系で調和していますね。
実は、この工事が始まる前
お客様はヨシウダ建築さんの設計担当者さんとともに
ナチュラワイズのショールームにいらして
塗り壁の雰囲気を確認していただきました。
漆喰と造形の組合せが気に入っていただけたそうで
後日、プランイメージを提出、採用していただいたのです。
玄関ポーチも、いくつかのデザイン案をご覧いただいたなかで
「赤と黒の市松模様のタイル調仕上げ」が採用になりました。
完成写真です!
仕上げ材は、フランス漆喰セニデコ社セニピエールです。
http://senidecofrance.co.jp/collection/senipierres/index.html
厚さ10mmなのに、重厚感のあるアクセントを作りだせます。
アイアン調の手すりが付き、格調高くなりました。
*施工途中の様子
最初に墨をだして、バッカ―材を貼り付けます。
黒のますを先に塗り仕上げます。
タイルに見えますが鏝塗り左官仕事です。
このように下準備は大変ですが、
デザインフリーなのが最大の特徴の材料。
黒が乾いたら、養生テープで目張りして
今度は赤色の材料を塗ります。
乾燥後にサンダーを当てて研ぎながら焼きムラを付けることで
独特な質感がうまれます。
完成です。
こっちからの角度もgood!!
ライトとアイアンの飾りも付いておしゃれです。
通りを行き交う人たちからも
注目のお家が特殊左官工事で華かにうまれました!
これからも、お客様には我々のできる左官の最高の技術を惜しみなくご提供し、
デザイン力をもっともっとあげ、
あらゆる建物等に対して「左官ならではの表現の面白さ」
ご提案していくことで、想像以上の物を作り上げ感動して頂く。
そんな 自分たち左官でなければできない『作品』を提供していきたいです。
エクステリア工事は安心の左官屋へ(後編)
八幡工業・ナチュラワイズではお家の外構工事のご依頼も承っています。
前回は、葛飾区で行った 事例をご紹介
① 竹の生垣
② サイクルポートの施工例をレポートしました。
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=15196
今回は、玄関ポーチの「手すり設置工事」のお話しです。
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③、玄関ポーチの手すり設置工事
施工は八幡工業のベテラン職人の平野さん。
左官の技能はもちろん、エクステリア経験も豊富な多能工の
スペシャリスト。
階段2段あがるところに安全対策+老後にそなえて
手すりをつけてほしいというリクエストにお答えしました。
完成イメージプラン
まずは、柱をたてなければならないので
所定の位置にあわせてディスクサンダーでタイル面に切り込みをいれます。
コアドリルで支柱埋め込み用の穴をあけます。
穴が開いたら、柱をたて モルタルで固めます。
きちんと水平・垂直になっているか慎重に確認中。
地面の芝生にも穴をあけて柱をうめます。
モルタルが乾いたら芝を敷きます。
ポーチの上は柱周りをタイルで仕上げます。
こまかく切り込みを入れたタイルをモルタルで貼ります。
目地材を入れたら完成です。
完成直後
きれいにお掃除してお引き渡し
そして一週間後 来てみると きれいな花畑がお出迎えしてくれました。
そして、作業中 なんどもパトロールにきてくれた飼いネコちゃん。
なんでも施主様の膝の上に載って、このお庭をみるのがお気に入りなんだとか。
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使用した手すり製品:
四国化成 セイフティビームSJ型 マロンブラウン色
お家周りのエクステリア工事は安心の左官屋へご相談ください。
八幡工業・ナチュラワイズ
お問い合わせ電話 : 03-5876-3375
メール : info@yawata-sakan.com
エクステリア工事は安心の左官屋へ(前編)
八幡工業ではお家の外構工事のご依頼も承っています。
今回は、葛飾区で行った 事例をご紹介します。
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①、竹の生垣を駐車場に設置した例
もともとのブロック塀とその上のアルミフェンスを残したまま
手前に遮蔽(しゃへい)垣を設置し、純和風の景観を作り出しました。
完成した写真
建仁寺垣(けんにんじがき)Lixil社の製品をご提案しました。
割り竹を縦に使い、押し縁、笠をつけた最もポピュラーな竹垣です。
腐りにくく長持ちする、アルミと樹脂製の人工竹垣がおすすめです。
↓ 施工前の写真
工事の工程です。まずコンクリートブロックに沿って
地面に穴を開けます。
高さを合わせ、慎重に柱を建てます。
垂直を確認したらクランプでしっかり固定し
モルタルを流し込み 固めます。
セメントのあつかいは左官屋の得意技です。
竹垣のユニットを嵌め込んでいきます。
翌日、アスファルト舗装をして完成です。
竹の色、柱のタイプは様々なバリエーションからお選びいただけます。
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②、サイクルポートの施工例
この手書きの黒い部分にプロパンガス置き場を確保し
もともとガスタンクがあったスペースには
あらたにサイクルポートを設置してほしいというご依頼です。
ど~~ん完成!! ガスタンク置き場できました。
既存ブロック塀を一部壊して、
ひかえの壁を両脇にブロックで作り直し、土間はコンクリートで固めました。
天端は定規をあてて補修材で仕上げます。
さあ、おつぎはサイクルポートの工事です。
↑ 工事前です。まずは、植木を抜いて移動。
スッキリしたところで
建て物の境界の基礎部分は板で囲みました。
そして、支柱用の穴を開け、土間コン打設用に土を10㎝掘り起こします。
それほど広くはない 奥行 2メートル 幅1メートル なのに
え~~どんだけ~~!!
なんと、ダンプ一杯の残土が出るのです。
柱を立てました。
隣に背の高い車が入ることがあるということで
高さ 2500㎜ 特注のロング柱を発注しました。
枠の中は花鉢や野菜のプランターを置く台になります。
モルタルを流して、鏝で天端を押さえています。
翌日、柱が固定されているのを確認したら
屋根を取り付けます。
製品は、Lixil社 の 「フーゴRミニ」
電子カタログページ https://goo.gl/V9WjGR

細かい柱まわりも丁寧に。
こういうところはやっぱり左官屋に頼んでよかった!
といっていただける部分なので念入りに鏝でおさえます。
土間は奥から水勾配をつけて生コン仕上げ
木枠をはずした 花台も きれいに仕上がっていますね。
既存との境にはインターロッキングブロックを埋め込み
ひび割れを誘発するのにも一役買うおしゃれな目地にします。
【インターロッキングの特徴】
・ブロックの隙間から、下に雨水が浸透していくため水はけが良い
・道路・歩道にも使われるように、車の重量にも強く駐車場として利用できる
・色・素材ともにバリエーションに富み、美しい景観を演出
完成しました。
プロパンガスも専用スペースに収まっていますね。
車と自転車置き場、そして奥様のグリーンプランター
ミニトマト いきいきと実ってました。
お家周りのエクステリア工事は安心の左官屋へご相談ください。
お問い合わせ電話 : 03-5876-3375
メール : info@yawata-sakan.com
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その2 では 「玄関ポーチの手すり設置工事」をご紹介しています。
こちらも、あわせてご覧ください。
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=15248
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