カルクウォールのアレコレ
DIY塗り壁サポート・リフォーム編
~ 八幡工業・ナチュラワイズのDIY塗り壁サポート ~
東京都・江戸川区 M様邸の巻
戸建ての一階部分を リフォームしてプライベートサロンにする計画。
2018年 4月オープンをめざし、リフォーム会社さんの協力のもと短期着工中
この日、仕上げの日です。仲良しの親戚がお集まりくださいました。
おそろいの作業着姿で 「 さあ 塗るぞ~~~」
ナチュラワイズのインストラクター 斎藤が みなさんに全体の流れをご説明。
随所で作業手順をアドバイスしながらお手本をお見せして、すぐに実践。
ポイントとなる裏ワザ的なテクニックをその場で伝授していきます。
工事費用を抑えるためにも、できるだけ自分たちでできることはDIYでやる。
と決め、たくさんの作業をしてきました。
大工さんの作業がが終わり次第、まずは養生。
そしてドアや建具のカラフルなオーガニックペイント
天井の塗装はスイス漆喰のローラータイプ、
壁は既存のクロスに下地処理を施していただき
専用ミネラル下地材のローラー塗りまで完了。
玄関・廊下回り、階段室までは 漆喰塗りもあらかた完了していました。
お父様と息子さんで並んでの 漆喰塗り。
なんだか手慣れた職人さんに見えてきます。
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さて、
DIYサポートの当日は、残りの材料と鏝道具をお持ちしました。
だから、みなさんは作業着だけご用意いただけたら大丈夫なのです。
これって、楽ちんでしょ。
工事費のコストは抑えても
妥協しなかったのは「体に心にやさしい自然素材の材料」。
仕上げには『スイス漆喰・カルクウォール』を使うことで
お客様ににはナチュラルクリーンなお部屋でおくつろぎいただきたいという思い。
そして、その気持ちをみんなで心を込めて塗るという喜びと絆。
これがなによりも、だいじなのです。
こちらのお部屋は、お母さまの美容室になります。
すでに、お部屋の真ん中には大きな鏡が取り付け済みです。
オーナーのマダム 自ら 一生懸命塗っていただきました。
壁をはさんで、お向かいの部屋は
お嬢様がエステティシャンをつとめる完全予約制のスパになります。
午前中だけ参加の義理のお姉さんが塗ってくださっているところです。
ご覧のように、作業はひとつの壁を二人一組で仕上げていきます。
下塗りのひとと、仕上げ担当のひと 二人の息が大事です。
そして、隣り合う壁は 翌日やるというのがDIYのルール。
なぜかというとそのほうが、入り角で壁を傷つけることなく都合がよいのです。
また、DIYで塗る場合は、規則的なパターンや平滑な壁にするより
ラフでランダムなパターン仕上げにすることで、手作りの温もりが感じられ
リラックス効果があがります。
さらに、もしも傷がついた時にも部分補修ができるというメリットがあります。
というアドバイスをご理解いただき、今回の仕上げ方法は以下の様にしました。
①、しっくいを鏝で塗り付け後に、②、わざとローラーで模様をおこし、
③、最後に 鏝で さっとやさしく波を押さえる、いわゆる「ヘッドカット」方式。
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*完成時のイメージ
セラピスト1人、ベッド1つの個室で、深く心身を休めていただくサロンです。
メルタサリ 瑞江店
http://mertasari-bali.com/blog/6510
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実は、
このお客様は以前にも漆喰仕上げをDIYで経験済み。
ナチュラワイズの施工例でもご紹介しています。
下の二枚が その時の 記念写真です。
ブログ☞ 塗り壁DIYサポートで安心リフォーム
あのときは、猫ちゃんが工事を見守ってました。
前回は従姉さまとおふたりだけの施工でしたが、
今回は頼れる仲間たちといっしょに施工したので
およそ50㎡の仕上げ塗りが
朝9時から 夕方5時には余裕で完了!!!
オリジナル模様がついた真っ白くて、
すてきな漆喰壁の前で完成バンザーイ!
シロート5.5人(内 経験者3名)+ プロ1人で
クタクタにならない程度の 労力(笑)で楽しくできました~~
「やっぱり プロの人が現場に来てくれてよかったです。」
と、最後に、感謝のお言葉をいただきました。
みなさん、お疲れ様でした。
そして塗り壁のリピートをありがとうございました。
ナチュラワイズのDIYサポート 詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.naturalwall.jp/calkwall/ca_support
レトロなお家をおしゃれにリノベーション
今回ご紹介するのは 築 50年になる 葛飾区の T 様邸
施主さまのおばあ様が住まわれていた木造二階建ての一軒家
こちらのリノベーション工事をお手伝いさせていただきました。
※ 完成したリビングの様子
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この、お話しの始まりは、2015年の12月
そし今回の第一期工事が2017年の暮れに完了!!
というわけで、すこ~し長いストーリーになります。
おちゃめな奥様とほがらかなご主人様
T様夫妻がナチュエラワイズのショールームにいらっしゃって
塗り壁ワークショップを体験していただいたときの写真です。
そして、その後 2年間 コツコツと お二人で
少しずつ 壁を塗っているご報告をいただいていました。
お買い求めいただいた商品は
・スイス漆喰 カルクウォール
・アク止めシーラー
・専用のミネラル下地材
https://www.naturalwall.jp/item
そして2年後のある日 、ご連絡がきました。
「もう DIYは十分楽しみました。
あとはプロにおまかせしようと思うので
いちど見に来て相談にのってください」
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施工範囲は一階の玄関・廊下・リビング・書斎・洗面所
まず、キッチンの模様替えから
☝ 工事前のキッチンです。
プリント合板の壁 このまま塗装でなおせないか?
提案:ペイントできれいに・かわいくなります。
壁・天井塗り終わった様子。
使ったのは オールドビレッジ社の 「バターミルクペイント 」
水性の塗料で吸着性も良く塗りやすい塗料。
左が下塗り用のプライマー、右がペイント仕上げ材
ミルクで作られているので環境に優しい自然塗料でどの色も色合いが良いです。
色は「ウィンザーチェアーピンク」をお選びいただきました。
このように、ベニヤ板の壁、木の柱、プラスチックとなんでも塗れます。
ドアや家具にも塗れるので、もう楽しくなっちゃいます。
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そして、リビングと書斎の壁 塗り替え
お客様の悩みは、各室の砂壁 がボロボロ落ちて困るということ
また、色もくすんで薄暗いので明るくしたい。
この壁の悩み ほんとよく聞きます。
提案:スイス漆喰 カルクウォールで明るく・さわやかになります。
漆喰を塗って、みちがえるような真っ白いお部屋にうまれかわりました。
先にも書きましたが、お客様の手で ところどころ塗ってありました。
こんな感じで、やりやすいところからDIYしたようですね。
日本家屋の柱が露出している真壁(しんかべ)だからえきる
ちょこっとDIY。
さあ、ここからはプロにおまかせください。
きっちり養生して施工するのが 八幡の職人。
アク止め処理、下地材塗り、そして仕上げの工程です。
漆喰の仕上げ担当は 亜沙子さん
うろこ状のパターンのリクエストにお答えしました。
これが、脱衣場のビフォアーです。
スイス漆喰を塗り終わりました。
明るくなって 奥様も大満足のこの笑顔。パチパチ拍手
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最後に、完成したリビングで
愛犬の2匹と記念写真撮らせていただきました。
とにかく、漆喰を塗ってみたい人は
まずは、塗り壁ワークショップにご参加ください。
https://www.naturalwall.jp/workshop
そして自分で塗る喜び、自然素材で囲まれた暮らしを実感してください。
もしも、途中で疲れちゃったら 後はおまかせください。
こんな幸せそうな笑顔が見れるのでしたら
喜んでDIYの応援させていただきます。
このように、八幡工業・ナチュラワイズは
お客様のリクエストに可能な限りお答えします。
住まいの耐震博覧会 2018
建材卸売や住宅供給を手掛ける会社ナイスさん(横浜市鶴見区)が主催する
「住まいの耐震博覧会」が2月16日、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で始まりました。
八幡工業は同時開催の「木と住まいの大博覧会」のブース設営のお手伝いをさせていただきました。
100を超える企業や団体が出展して例年7万人の来場があるというこのイベント。
2月18日まで開催で、入場無料です。
茨城県のひのき材を紹介するブース
丸川木材さんからの依頼で、
一か所 スイス漆喰 カルクウォールの壁を塗っています。
ここが、3日間スクリーンとなって
茨城の材木の魅力を伝える展示空間になるのです。
中央は 映像が投影されるので、押さえ仕上げ
上下はスイス漆喰のパターン仕上げにさせていただきました。
すばらしくいい香りの木に包まれての施工でした。
この木材は、あっとおどろく形で展示スペースの中に
レイアウトされるようで楽しみです。
ぜひ、見に行ってくださいませ!
こちらは、近くにある
イケダコーポレーションさんのブースです。
スイス漆喰の塗り壁体験をはじめ
天然塗料リボス、ウッドチップの壁紙オガファーザー
おしゃれな塗料 ディブロンのペイント体験もできる
楽しいコーナーになっています。
スイス漆喰と左官造形による作品!
八幡工業・ナチュラワイズによる
スイス漆喰と左官造形による作品! のブログ 後編です。
葛飾のヨシウダ建築さんからのご依頼で
葛飾区内の住宅の内装工事を務めさせていただきました。
いつもあかるい現場監督の池端さん http://www.yoshiuda.co.jp/
池端さんと設計担当の五十嵐さんのご提案のおかげで、
ふたたび漆喰と造形による作品が実現しました。
玄関ホールに施した
スイス漆喰とモルタル造形のマリアージュ
白壁、木、レンガ
もともと別々だった素材があたかもひとつの存在のように調和した状態。
新築なのにもかかわらず、もうず~っと昔からここに、こうしているような
歴史感すら思わせる空間になっています。
手前の天板はモルタル造形+エイジング塗装による擬木
上部二段の棚板は天然木です。
*前回ブログ 施工の様子はこちら
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=15581
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階段室の漆喰のアップ いい表情しています。
絶妙なボケ味と塗り壁ならではのテクスチャーをお見せしたくて
導入した iPhoneに取り付けるワイドカメラ
国産カメラメーカー 「ヤシカ」さんがつくった素晴らしいレンズです。
階段室の天井もスイス漆喰左官仕上げ
これが仕上げ施工前の大工さんの作ってくれた下地
職人さんは「うわ~ ここも塗りなの? 役物だらけだ~ 」 といいますが
実は ここぞ 左官屋の腕のみせどころ!
漆喰で塗り包めて仕上げると こんなにもあかるくて重厚になります。
手をかけて、丁寧に鏝で塗った漆喰の壁は 強くて丈夫。
そして、照明の灯りがやさしくひろがります。
呼吸する壁は冬は暖かく、夏は涼しいロハスな空間を作り出してくれます。
昼と夜で雰囲気の変わるしっくい壁
何度でも 見たくなる階段室
こんな、昇り降りが 楽しみな
木と漆喰の吹き抜けのあるお家 いいですね。
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2階へご案内します。
ゆったりとした リビングダイニング
こちらの壁・天井も スイス漆喰 カルクウォールの鏝塗り仕上げです。
池畑さんの素材使いのアイデア
集成材の断面がおもしろい キッチンの見せる収納棚です。
「見せ梁」も同じパイン集成材をいれることで
メリハリとリズムが生まれます。
コーナーは丸くおさめることで ちいさなお子様にもやさしい配慮
小上がりの 畳の空間。 ちょっと横になりたい気分を誘います。
下は便利な収納になっています。
和室スペースから見た キッチン
耐熱ガラスの レンジの背面 と フード
使い易そうで いいですね。
最後に、 「壁と灯り」ベストショット。
ちょっとマニアックな「左官屋目線」でお送りした(いつものことですが 笑)
完成した すてきなお家のご紹介でした。
ショールーム併設のカフェサンワイズが取材されました!
「葛飾元気野菜」を使用したメニューを提供するお店との事で
ショールーム併設のカフェ・サンワイズが情報誌の取材を受けました!
地元の新鮮な小松菜
店舗自体もショールームとしての機能を持っており、
スイス漆喰の内装、
モルタル造形の飾り棚、
天井までまわる大きな壁画等、
空間全体をデザインしております。
少しでも多くのお客様に漆喰の塗り壁の良さや造形の面白さをご覧頂きたい、
との思いからスタートしたカフェでしたが、
メニューは手抜きなし!
オリジナルブレンドのコーヒー、
ランチは地元の新鮮野菜を使ったオードブル付きの週替り生パスタのセットや
彩り鮮やかでボリューミィなカフェ丼などなど…
本気のイタリアンで地元のお客様に愛され、
本日も元気に営業しております!
お近くにいらした際はぜひ!お立寄りください♪
CAFÉ Sun Y’s カフェサンワイズ
https://www.facebook.com/cafesunys
営業時間|8:30〜16:00(15:30 Lo)
定休|月曜・日曜・祝日
TEL|03-5876-3268
沖縄紅型(びんがた)調の造形デザインの壁
今回は、特殊な壁の制作を営業:斎藤がレポートします。
沖縄の美しい海と空が好きな施主からのリクエストに答え
クリスマスまでに完成をめざした葛飾区の住宅エントランスの造形壁。
*デザイナー:谷が担当した、紅型調のデザインスケッチ
琉球びんがたは、14~15世紀頃に始まったといわれています。
紅型は琉球王府、首里、浦添を中心に、婦人の礼装として、
また神事に関する古式の服装として摺込みの手法で染められたのが、
琉球紅型のおこりだといわれています。
※ 完成した作品
下地はブロック塀、周囲は外壁と同じ赤いブリックレンガタイル
真っ白い塗り壁には、家族でビーチコーミング採取した貝殻
そして、大小さまざまなサイズの砂利が埋め込まれています。
今回は初めての施工でしたので、
事前に会社の倉庫作業場にてテスト制作をしました。
手順や乾き具合、模様の出来栄えを確認してOK!
これはちょっとケルトの文様にも見えるデザインですね。
・・・・
そして、本番!
植え込みをマスカーで養生
あらかじめ下地までは出来ていています。
造形用セメントの白に寒水石を混ぜて捏ねます。
鏝でたっぷり塗ります。
ポイントは「フラットではなく、わざとでこぼこに塗る」のです。
モルタルが乾くまですぐにフリーハンドで
貝殻、石を張り付けて模様を作っていきます。
花、波模様、風 、植物 ・・・
リズムのある配置でいろんなものが表現されます。
全体のバランスを確認しながらノンストップの業です。
締まり具合をみて 一気に「搔き落とし仕上げ」です。
全体像見ていただきます。
『たねあかし』です。
実は、八幡工業の吉彦専務の自宅でした。
工事は施主自ら行いました。
・・・・
おまけ(壁の裏側)
アワビ貝は、キラキラの螺鈿にかかせないアイテム
酸に数時間漬け ブラシで苔や汚れを取り除きます。
そして洗った後、ハンマーで細かく砕きます。
壁の裏側は、貝と砂を伏せ込み、押さえた後
洗い出し仕上げとしました。
日々、斬新なデザインをプラスした、
あらたな施工法に挑戦し続ける左官。
イメージを伝えたら 『すすっと』デザイン
デザイン決まったら 『ぱぱっと』施工
素早い対応でみなさまのご希望にお答えします。
それが、八幡工業・ナチュラワイズです。
年末年始のリフォームにも対応
葛飾区の中古マンションのリフォーム工事の事例です。
(*最初に、弊社 年末年始は通常は暦通りお休みをいただいています。
ですのでスケジュール調整が可能な範囲で対応させていただきます。)
ちょうど物件が見つかり、12月に引き渡しがあるので
なんとか年末に工事をして、年明けの引っ越しに間に合わせてほしいという
かなりいそがしいスケジュールの工事でした。
近くで塗り壁工事をしてくれるリフォーム業者を探して
お客様からご相談が入ったのが11月末
12月に入って、鍵のお引き渡し日に現場でお打ちあわせ。
風通り、日当たりよく、カビや結露などによるトラブルの形跡もなく
わりときれいな状態ではありましたが、
今後のこともあるのですべてきれい壁紙を剥がしたのち、下地処理を施し
カルクウォールで仕上げさせていただくお話で方針が決まりました。
洗面所の床のクッションフロアー張り替え
和室の畳の表替えもお引き受けしました。
床はけっこう傷ついた箇所があり、
お客様と一緒に確認してシールをはりました。
こうすることで工事の際に付いた傷と判別できるよう 目印になります。
工事中養生シートで隠れてしまうので、工事のあとで揉めないようにという配慮なのです。
これで、職人さんも安心して工事に臨めます。
床養生してクロスを剥がした状態
裏紙をしっかり剥がし、
アク止めのシーラー処理を念入りに2回塗ります。
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*奥様のリクエストの参考画像より
寝室の一面だけ色壁にしてほしいとのこと
↓↓↓↓↓↓↓↓↓ こうなりました。
完成:天然顔料のウラを入れた着色仕上げ。
和室はわら入りのスイス漆喰を現場調合してつくりました。
あたらしい畳もはいりました。
ふすまや畳のイメージにあわせた和モダンなデザインです。
玄関からみた廊下と突き当りのリビング
キッチンと洗面、トイレ内の床は、
内装屋さんにタラコッタ調の長尺シートを貼ってもらいました。
お引渡し前にワックスでトップコートをかけます。
これで汚れの防止になります。
トイレの一面だけ アクセントに
ペルシャンレッドのデザインウォール
奥様が購入したお洒落なタオルかけとペーパーホルダー
「自分でやると壁に傷がついきそうで怖い」とおっしゃるので
こちらで、取り付けさせていただきました。
漆喰に合う調度品をナイスチョイス
【 まとめ 】
*お断り:弊社 年末年始は通常は暦通りお休みをいただいています。
ですのでスケジュール調整が可能な範囲で対応させていただきます。
あらかじめご了承ください
冬場の漆喰工事は 、乾きに時間がかかるため
夏場に比べ乾燥期間を長く設定する必要があります。
K様邸は、お部屋の環境条件が良かったので 10日間で完了できましたが
条件によっては各工程で乾燥を待っての工事になることがあります。
その際は、少し工期が延びることもありますので予めご了承ください。
また、電機のスイッチやコンセントプレートなど器具付けは
壁の漆喰が十分に乾燥していないと行えません。
今回は、年末年始の間、お客様には日中窓の開け
そして、夜間の窓閉めと 徹底した換気を心掛けていただいたおかげで
乾き具合による色むらや艶むらの発生を防ぐことができました。
ご協力ありがとうございました。
お客様のコメントは
https://www.naturalwall.jp/build/3732.html
こちらをご覧ください。
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施工範囲:玄関・廊下・LDK・寝室・和室・洗面・トイレの壁と天井
スイス漆喰カルクウォール
鏝パターン仕上げ 一部色壁あり およそ200㎡
これぞ「塗り壁リフォームの正しい在り方」後編
ナチュラワイズでマンションのリフォーム工事 数あれど
これぞ「塗り壁リフォームの正しい在り方」といえるであろう
江東区 リバーサイドマンションのA様邸の施工例をご紹介します。
これからリフォームをお考えの皆様にはとても参考になるはずです。
さて、前編はお客様との出会いを書かせていただきました。
https://www.naturalwall.jp/?p=3
今回は、実際の作業を振り返ります。
塗り壁の前のクロス剥がし、養生からはじまって、
電気屋さん、タイル屋さん、畳屋さんのことなど
左官以外のこまかい工事の細部までを解説していきます。
塗り壁作業の流れは 上記のまとめを参考にしてください。
***********
ここから本題です。
事前調査の際には、お客様といっしょに床の傷チェックをします。
工事の後、もめることのないように確認しておくことで
両者が気持ち良く工事に臨めるようにという配慮です。
ナチュラワイズの工事では 床部フローリングの上に
プラべニアを敷き、さらには、ブルーシートを敷きます。
クッション性のプラべニアで脚立などからの傷つきを防止、
水たれや塗料汚れにはブルーシートと、2重に保護します。
その後、巾木、建具、窓、家具などをマスキングします。
洗面所のマスキング養生、完璧です。
基本的にビニールクロスは剥がします。
状況によってはタッカー留めでクロスの上から施工する方法もありますが、
塗り壁は水を使うので 水を吸ったクロスは浮いてくるし、
材料の重さで剥がれる危険性もあるので、極力剥がすことをお勧めします。
特に天井は、剥がさないで施工することは避けた方が良いです。
クロスを剥がす際にやっかいなのが「裏紙」の残り。
裏紙までしっかり剥がすのに有効なのがアク止めシーラー
ローラー、刷毛で塗ることでがんこな裏紙が浮いてきます。
そこをすかさずスクレイパーで すくい取るのです。
アク止めにはカチオン系の浸透性シーラーがおすすめ、
2日にわけて 2~3回 しっかり塗布しましょう。
ここで塗りムラや塗り残しがあると、漆喰を塗った際にアクが発生します。
でも、もしもアクが出ても安心してください。
カルクファルベという漆喰補修塗料を上から塗れば しっかり消えます。
ドアや引き戸など、作業過程で行き来の邪魔になったり
効率のわるくなりそうな部位は最初の時点で外します。
これも傷つかないようにクッションで包んで保管します。
吊り戸の扉など、隅っこの仕上げが難しそうなので外しました。
内側には、どこの扉かわかるようにシールに記入しておきます。
電気屋さんに、スイッチ、コンセントボックスなど
各種器具を壁から緩めてもらいます。
塗り終わって乾燥期間を経てから ふたたび取り付けてもらいます。
トイレの手洗い場、水はねがある部分にはタイルが良いです。
漆喰は水を吸う特性があるので、お掃除しやすいタイルがお勧め。
タイル屋さんにエコカラットを貼ってもらいました。
タイル貼り終わりました。タオルかけの根元に注目。
しっかり穴をあけて取り付けてあります。
さて、意外と面倒なのが カーテンボックス
ここも塗り仕上げるまえに一旦レールを外しておきます。
この日は、出勤前のお施主様に立ち会っていただき
しっくい塗りの仕上げパターン確認をしていただきました。
石膏ボードをご用意して仕上げ担当の亜沙子さんが
実際に鏝で塗って その場で見て、選んでいただきます。
仕上がりは、鏝ラフの引きずり仕上げに決定しました。
自然な風合いで評判のパターンです。
コンセント周りは、少し押さえ気味にしておきます。
左官工事が仕上がって2日ほど乾燥したころ
畳屋さんが、表替えした畳をおさめに来てくれました。
今回は 熊本の西田さん栽培のイグサを使用しました。
農林水産大臣賞にかがやくエコファーマーの作品
とてもきめがそろっていて、新品の良い香りがします。
出来上がったばかりの畳に座って、畳屋さんと施主様。
よい機会なので、お手入れの方法をレクチャーしていただきました。
作業の最終段階
ちょっとした心遣い
戸当たり部分にシリコンを貼っています。
これで扉も壁も傷つかない。
そして なんとサプライス!
イケダコーポレーションの今村さんが応援に来てくれました。
玄関 シューズクロークの棚板もどし作業を担当してくれました。
自分が 築地のショールームで対応して八幡さんにお願いしたのだから
クロージングはぜひいっしょにと、 営業の鑑です。
よりよい材料は、素材力+提案力+技術力+人間力で完成ですね。
今村さん 、実は翌日からスイスに海外研修だったそうで
いそがしい中、取り付けありがとうございました。
たくさんの靴が入る大容量の棚。
ここはスイス漆喰の消臭機能と調湿効果が大いに発揮されることでしょう。
完成した室内。
お掃除ロボットがせっせと働いています(笑)。
洗面所もきれいに仕上がりました。
寝室 ダウンライトの明かりが灯ると、
カルクウォールのテクスチャーが浮かび上がってきます。
ダインイングルーム
明かりがさんさんと降り注ぎ、カルクウォールの白い壁が明るく拡散します。
窓からみえるスカイツリーが素敵。
どうぞ、末永くお部屋とA様ファミリーを見守ってください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後にお施主様からメッセージを頂戴しました。
これからリフォームをお考えの方達にアドバイスがあればお願いし
今回は日がない中でのご相談だったため、
でも、
顔のみえる関係でより一層
ただし、
しっかりとしたまとめ役
(*施主A様 ご夫妻 )
**********************
ご丁寧なメッセージをありがとうございました。
お褒めにあずかり恐縮です。
スタッフ一同、今後の励みにさせていただきます。
以上、少々長くなりましたが、本当にこの度はお世話になりました。
すごく楽しみにされていた「塗り壁体験」ぜひ来てくださいね !!
営業 斎藤 記す
**********************
特別付録 :今回の作業工程のおさらいです。
これぞ「塗り壁リフォームの正しい在り方」前編
今回は、ナチュラワイズでマンションのリフォーム数ある中でも
これぞ「塗り壁リフォームの正しい在り方」といえるであろう!
幸運なる出会い、わすれられない事例となりました。
江東区 リバーサイドマンションのA様邸リフォームのご紹介です。
施主様は、お引越しの準備もありお忙しい中にもかかわらず
非常に協力的な方で 、打合せや確認もスムーズにしていただき感謝しています。
なにより奥様自ら工事前には各所のお掃除に励んでいただき
さらには、お引き渡し時にはクリーニング作業を
ご家族みんなでテキパキと楽しそうに行ってくださり驚かされました。
(*工事初日、奥さまを囲んで)
お仕事でご不在時にも 毎朝早くに 奥様かご主人様が
お茶とお菓子を現場にこっそり置いて行ってくださる・・
(いまどきはお茶のサービスはなくても大丈夫ですとお伝えしたのに)
まさに、施主様のお手本ともいえるお客さまでした。
しかしながら、お引越し日が決まっていたため、
工事の完成お引き渡し日程はというと、ケツカッチン!!
左官の前後には、水道設備工事の業者さんが入りトイレとお風呂交換
さらには一部タイル工事、和室畳の手配、電気屋さんの作業も含めると
スケジュールはかなりタイトでしたが、
職人さんたちはチームワークでがんばってくれました。
たとえば、半日で終わったひとが応援で駆けつけてくれたり・・・
みんなに感謝。
(*スイス漆喰 仕上げパターンの打合せの日
左:施主様 /右 仕上げ担当:亜沙子さん)
では、振り返ってみましょう。
8月のお盆直前にお問合せフォームでご連絡いただき やりとりがスタート
電話・メールでご相談、話し合いを詰めながら
実は、リフォーム会社とも相談していることを正直に明かしていただきました。
それでもお客様が本気で塗り壁を求めていらっしゃる。
こちらもできること、できないことをはっきりとお伝えしたうえでご提案。
それでも、ぜひ八幡さんにまるごと(水回り以外)お願いしたいと言っていただけ
最速でお受けした左官塗り壁工事でした。
(*工事前の室内 築12年 / ワンオーナーの物件)
不動産会社からお引き渡しの関係で内覧下見できたのが8月21日
帰ったら速攻でお見積りを作成し、仕様:「スイス漆喰仕上げ」。
ともかくお盆明けの8月25日に工事開始で先行(仮)予約。
当初は部分施工というのが、いつのまにか全部になり、
最終的に施工範囲は全室の壁・天井 およそ350㎡が決定!
この規模だと新築でも最短10日はかかります。
リフォームだと様々な工程がふえるため2倍の期間がほしいのですが、
実質の工事にかけられる期間は二週間ほど でした。
無事、9月中ごろのお引越しに間に合い
お引き渡しが済んだところで、ほっとひと安心しました。
(*完成したリビング)
お客様からのメッセージを いただきましたので
ご紹介させていただきます。
・・・・・・・・・・・
この度はお世話になりました。
実はオガファーザーの検討から始まったイケダコーポレーションさん
たまたまタイミングが合い、築地のショールームで実物を見て、
担当の
ほかの塗り壁材と比較検討し、カルクウォールを選んだ理由は
話をしてくれた方たちが本当にスイス漆喰がいいと
営業抜きでおス
もともと漆喰も好きで、
経年劣化ではなく、
そして、イケダコーポレーションのHPの施工業者紹介から、
ただの情報だけでなく、
そして、自分の希望内容を限られた期間で実現してくれそうな道筋を
素早く
(*八幡オリジナル 「工事のスケジュールと工程の説明表」)
実は、当初 他の工務店に相談したところ、
スイス漆喰のリフォームは、
壁だけの施工なら可能と聞いていたのです。
クロスを剥がして施工するので、
お値段は決して安くはありませんが (笑)、
実際に カルクウォールを塗ったお部屋の実感は、
まだ引っ越しして間がないのですが
全体施工したおかげでしょうか、以前のビニールクロスのお部屋と比較して
なにより、子どもが 仕上がりの模様を見て「いいねー!いいねー!」
日中の自然光の明るい状態もいいけど、
畳のある和室とも相性がよく、すごく快適。
来年の梅雨時の体感が今から楽しみです ♡
さらに、塗り壁にすることをきっかけに、「家ドック」
スイッチやレール、
と全体的にリフレッシュできました。
大切な家だからこそ、手をかけてあげたいですものね。
(*施主A様 ご夫妻 お引き渡しの日 )
・・・・・・・・・・・
ご丁寧なメッセージをありがとうございました。
スタッフ一同、今後の励みになります。
次回は、A様邸 リフォーム施工の様子をレポートします。
営業 斎藤 記す
後編ブログもぜひご覧ください。
https://www.naturalwall.jp/?p=3699
**********************
特別付録 :スイス漆喰が選ばれる理由
プロセミナー第24回【スイス漆喰外壁経年変化ツアー】開催されました
イケダコーポレーション様との共催企画
建築に関わるプロ向けのセミナー第24回
特別編【スイス漆喰外壁経年変化ツアー】
2017年9月7日(木)に開催されました!
2社2名様のご参加をいただきました。
生憎の雨模様…ご参加、誠にありがとうございました。
遠方からもいらしていただき大変感激です。
なんと!兵庫県からのお客様も。
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-第1部-
スイス漆喰施工の実例を直接ご覧頂き、
経年変化と具体的なメンテナンス方法を説明させて頂きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
移動前にショールームにて、
施工模型をご覧いただきながら
スイス漆喰の外壁工事について最適な工法をご説明。
軽く予習をしていただき、出発となりました。
1件目の物件へ到着(新築3年目 )
こちらは、しっくい塗り壁とモルタル造形もあわせてご紹介いたしました。
また、ピューラックス(塩素系殺菌漂白剤)を使用し
漆喰の汚れのお手入れ方法を実演いたしました。
スイス漆喰は純度の高い消石灰を主成分としている為、
PH13以上の強アルカリ性の性質を持ち、
その殺菌作用で、カビに強い素材ではありますが、
風通しなどの条件により漆喰表面についたホコリ等にカビが発生する可能性があります。
今回の方法は初期段階の有機系の汚れに関して
有効なお手入れ方法となります。
そして、2件目の物件へ(築6年 )
今年6月にした塗り替えリフォーム施工前のパネル写真と
施工後をじっくり比較してご覧いただき、
リスクの回避、対策方法を八幡専務が具体的に説明いたしました。
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-第2部-
①イケダコーポレーション様より
「スイス漆喰のお話」
資料をご確認いただきながら詳しくご説明。
②八幡工業より
「おススメする工法・下地紹介・見学物件のおさらい」
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質疑応答も活発に交わされ、密度の濃いお時間となりました。
今回は外壁メインのツアー企画でしたが、
ぜひ!スイス漆喰の内装もご覧いただきたく!
.ショール-ムとカフェへご案内いたしました。
漆喰の、着色や様々な技法による装飾的な壁や、
モルタル造形による擬木や擬石を紹介させていただました。
お客様の施工の幅を広げるお手伝いが出来たら嬉しく思います。
盛りだくさんの内容で、
少々ハードスケジュールとなってしまいましたが、
スイス漆喰「カルクォール」の魅力をよりお感じいただき、
今回のセミナーを是非リスクヘッジとしてお役立ていただけましたら嬉しく思います。
次回は11月22日(水)の開催予定です。
次回は通常バージョン
自然素材の知識を知っていただく座学の講習のほか、
実際に漆喰に触れて、塗っていただくDIY体験会の
ランチ付き セミナー企画になる予定です。
お申込み、お問い合わせは、
メール:info@iskcorp.com
FAX:03-3544-4450
(ご担当:今村様)
※ナチュラワイズの紹介とお伝えください。
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