スイス漆喰メンテナンス
スイス漆喰DIYサポート in 江戸川(後編)
スイス漆喰カルクウォール (骨材0.5ミリタイプ 無着色:白)
左官のプロ立ち合い指導の下、自分たちで鏝塗り仕上げをしたリビングダイニングの壁
家族 みんなで がんばって塗った 世界で一枚の「しっくい」のデザイン壁。
安全で安心な塗り壁材料に 包まれた 居心地の良い空間が出来上がりました。
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というわけで、
前回に引き続き、DIYサポートでお伺いした江戸川区のK様 ファミリーのご紹介です。
スイス漆喰DIYサポート in 江戸川(前編)
施工した壁面積は 30㎡。
以下の流れで施工サポートさせていただきました。
1. クロスを剥がさない
➡ タッカーで留める
2. アク止めシーラーは使いたくない(匂いが気になるので)
➡ あらかじめ洗剤でクロスの汚れを洗浄しておいていただく
3. アクが出た場合は 漆喰塗料 ファルベで塗る
4. DIYサポートは 初日の下処理までと、翌週の仕上げ塗りの都合2回
*前の週、ミネラル下地材をみんなで塗っている様子です。
本日は、スイス漆喰カルクウォールの仕上げ塗り。
25キログラム缶を4缶 ご用意しました。
まずは、材料の撹拌です。
マゼラーで5分程度混ぜたら ちょうどよい感じの柔らかさになります。
DIYサポートでは、必要な材料・道具・養生材など すべてご用意して
ご自宅までお持ちしますので お客様はとっても楽です。
準備が出来たら、鏝塗りを始めましょう。
最初は ガリガリと音がする程度に全体を下塗りします。
脚立にのらないと届かない高いところはご主人様
下の方は 奥様に担当していただきます。
下塗りが乾かないうちに二回目を塗っていきます。
2.5ミリの厚みになるように材料を均等に伸ばすように心がけてください。
ちょうどいい厚みになると ガリガリという砂をこするような音がなくなり
鏝が気持ちよくス~~~イっと滑るようになります。
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途中、一か所タイルを貼り込みました。
定規をはかってテープでラインを出し、速乾ボンドで接着。
これは、ある目的があるのです。
下の方まで お読みいただくと この謎がわかります。
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さあ、いよいよ仕上げ工程。
上塗りを済ませた壁に ローラーで模様をつけていきます。
漆喰をつけたローラーをランダムに転がして、絵を描くように デザインした壁。
30分ほど乾かすと 漆喰の水分が空気中に放出され、壁全体が適度に締まってきます。
ポイントは、指で押したときにキュッと締まった感じがわかります。
そのタイミングを待って、最後に鏝でやさしくおさえていきます。
全部平らにしないように、ローラー模様のギザギザした部分だけをつぶす感じ。
これを「ヘッドカット」といいます。
ローラーで荒れた感じが なくなり 優しい肌触りの上品な仕上がりとなりました。
完了時 : 養生を撤去したばかりの状態です。
カーテンの取り付けは二日ほど経過してからになります。
漆喰を塗った壁 : 乾くまで、一晩はさわらないように気をつけてください
こうして 二週にわたって行われたDIYサポートは完了致しました。
お貸出しの道具と、養生ごみは こちらで回収および処分いたします。
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ここで、さきほどの種明かし・・・
* 記念に家族みんなのサインを彫り込みました。
実は、かわいいタイルで見切りを作っていたのです。
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*後日、奥様が撮影して送ってくださいました。
漆喰の壁をバックに、なんだか誇らしげな 猫ちゃんたち。
奥様より
「猫のツメとぎでボロボロだった壁が生まれ変わり、漆喰の見た目の美しさや感触に満足感でいっぱいです。」
「おかげさまで、漆喰の壁にしてから 爪とぎの被害はなくなりました。」
ソファーとライトで映える漆喰の白い壁。
*最後に、お客様からいただいたDIYサポートの感想をご紹介します。
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「今回作業の工程がきちんと決まっていることもあり、短期間で終了することができてよかったです。
(ふたりで作業した時は、廊下のみに3週間位かかった上、作業の効率が悪く喧嘩ばかりで…。)
また、職人の方の塗り方を間近で拝見できたのは貴重な体験でした。」
「自分たちが作業している時もアドバイスをいただけたり、失敗した時はすぐに手直していただけたので、
無理なく楽しみながら安心して行うことができました。」
「また落ち着いたら他の部屋も!と思っています。
今回は本当にありがとうございました。」
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ご満足いただけてこちらもうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
以上 ナチュラワイズ 斎藤のレポートでした。
DIYサポートのお問い合わせは コチラ 👇 まで。
https://www.naturalwall.jp/form/
スイス漆喰DIYサポート in 江戸川(前編)
ナチュラワイズの斎藤です。
この日、DIYサポートでお伺いしたのは江戸川区のK様 ご夫妻のマンションのお部屋。
スイス漆喰カルクウォール (骨材0.5ミリタイプ 無着色:白)
左官のプロ立ち合い指導の下、自分たちで鏝塗り仕上げをした壁
家族 みんなで がんばって塗った 世界で一枚の「しっくい」のデザイン壁。
安全で安心な塗り壁材料に 包まれた 居心地の良い空間が出来上がりました。
さて、このお話しは 半年前にさかのぼります。
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施行前の様子
*お客様から送っていただいた写真です。
新築から10年経って、ビニールクロスの汚れと傷が目立ってきたので
漆喰できれいに塗りかえたいというご要望です。
実は、2匹の飼い猫ちゃんたちが、ひっかいた傷のダメージがけっこうあるようです。
*のちほど、被害状況(笑)の写真でてきます。
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DIY という選択肢も含め、ご夫婦で話し合った結果
「面白そう。自分たちで やってみようかな」
と、 ナチュラワイズの塗り壁ワークショップに 昨年秋ご参加いただきました。
漆喰塗りワークショップでは、プロの左官職人がインストラクターとしてご指導します。
「養生」「下塗り」「仕上げ塗り」そして「パターン付け」までを
およそ2時間の中でひととおり実践していただきます。
「鏝返し(こてがえし)」がかっこよく決まりまったところ!
*20分くらい練習してコツをつかんでいただきます。
コテ板(塗り板)の上に載せた 材料を鏝でサクッとすくいとる、これが左官の第一歩です。
この日は、「楽しかったね~~」と言ってお帰りになりました。
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後日、ご連絡があり
「いきなり リビングはハードルが高いので
まずは、練習がてら玄関前の壁で腕試ししてみます! 」
ということで、材料購入&レンタル用の道具一式をお届けしました。
そこから数週間の後・・・・・
施主「やっと、できました~」
斎藤「お~やりきりましたね。よくがんばりましたね。」
クロスは全部剥がしていただきました。
シーラーを塗ってからミネラル下地材をローラー塗布
しっかり下塗りして からの丁寧な上塗り。
カルクウォールの骨材がうまい具合にランダムな模様となって、
ライトが当たると、手作りのいい味わいがひろがっています。
(天井はクロスのままです)
ここまで2021年の年末のご報告でした。
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そして、年が明けて 2022年 春 3月
コロナの蔓延防止措置が解除されたのを受け、
第2弾、リビングの塗り替え計画のご相談メールをいただきました。
あらためて、今回は施工のサポートをお願いしたいです。
過去のブログも拝見しながら、難しい箇所以外を自分たちでやろうかと検討中です。
壁紙を剥がさず、壁の破損処理等、養生、下塗り、本塗りの難しい箇所を
サポートしていただけるとうれしいです。
お見積りは、以下の条件でお作りしました。
壁面積は 30㎡。
1. クロスを剥がさない (前回 めちゃくちゃ大変だったから)
➡ タッカーで留める
2. アク止めシーラーは使いたくない(匂いが気になるので)
➡ あらかじめ洗剤でクロスの汚れを洗浄しておいていただく
3. アクが出た場合は 漆喰塗料 ファルベで塗る
4. DIYサポートは 初日の下処理までと、翌週の仕上げ塗りの都合2回
了承していただけたので、日程を調整して 斎藤がお伺いしました。
*施工前
「(ぱっと見は)きれいじゃないですか。」
前日に 洗剤でビニールクロスの汚れをゴシゴシ拭き掃除してくださったようで
これなら 漆喰を塗ったあと「アク」が出ないかもしれません。
つぎに、目に飛び込んできたのは 壁の傷!!!!
*噂の猫ちゃんによる「引っ搔き傷」!
あらあら・・・、あちらこちら腰から下あたりの壁がボロボロ・・・
建具の木枠も ガッツリ被害にあっていました(泣)
犯人は、おぬしか。(逃げられました・・・)
爪とぎ用具を おいていて試したけど ダメだったようです。
どうやら、壁でガリガリやるほうが気持ち良いみたいですね。
あんまりひどいところは 部分的にカッターを入れて 剥がしちゃいましょう。
それ以外の 壁は タッカーで留めます。
ステンレスの針を使います。
漆喰はアルカリ成分が強いので 鉄の針だと錆が出て 赤くなってしまいます。
最初、お手本をお見せして 奥様にもやっていただきます。
ご主人様には高いところを担当してもらいました。
ハンマータッカーという道具で針を打ち込んでから、出っ張った部分を トンカチで叩いておきます。
あとで、鏝で塗るときに 針が飛び出していると 引っかかってうまく塗れないからです。
順番が前後しますが、
まず みんなで床の養生をしています。
プラベニヤを敷いたのち ブルーシート養生を重ね貼りしています。
それから、ドア、木枠、エアコンなど汚れて困る部分はマスカーで覆います。
養生・タッカー留めが終わったら、ミネラル下地材を塗っていきます。
塗料のようにローラーでスイスイ塗れます。
15㎏入りでおよそ50㎡分塗ることが出来ます。
奥様が、刷毛で細かいところや、ドア枠際を先行して塗っていただき、
ご主人様がローラーで全体を塗ります。とても 良い連携です。
お部屋全体が塗り終わったところで、今日はここまで。
下地材が乾くまで半日は壁に触らないように気を付けてください。
次回も、おなじくDIYサポート付きで
「スイス漆喰の仕上げ塗り」を行います。
DIYサポートのお問い合わせは コチラ 👇 まで。
https://www.naturalwall.jp/form/
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* 完成後のいい感じの写真をチラッと予告。
では、また来週。
スイス漆喰DIYサポート in 葛飾(後編)👇
https://www.naturalwall.jp/blog/other/4691.html
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